EL&P図書室3号

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ダイアリー / DIARY 国府弘子 1998年リリース

2012-03-01 13:13:09 | 他のミュージシャンによるタルカス演奏関連
ダイアリー / DIARY 国府弘子 1998年リリース
VICJ-60210/3,045円(税込)/1998年10月7日発売


画像 ジャケットと曲目を記した帯

この作品は、キーボードマガジン誌上で、
国府弘子さん本人のインタビュー付きで紹介されていたので、
ご存知の方も多い事と思います。

最近は、大河ドラマの関係もあって、
吉松隆氏編曲のオーケストラタルカスが多く取り上げられていますが、
この国府弘子さんのアルバム「ダイアリー」においては、

5曲目に「組曲タルカス」の一部が収録されています。

タルカスの始めから、ストーンズ・オブ・イヤーズのあたりまでですね。
シンセの類は用いておらず、ヴォーカルは入っておりませんが、
とてもエキサイティングな演奏をしています。

ちなみに4曲目がビートルズナンバーなので、
ビートルズナンバーの次にEL&Pの曲が来てしまう展開は、
グレッグのカテゴリーに入れた、
リンゴ・スターバンドのライヴアルバムと似ている感じはあります。
(リンゴ・スターバンドのライヴの展開はそれぞれ本人歌唱なので、
比較するのもどうかなとは思いますが、一応付記しておきます。)

プログレ関連ミュージシャンで、
タルカスを演奏したものが、
いくつかリリースされていると思いますが、

分野がやや異なる、割と知られているミュージシャンで、
タルカスを演奏して自らのアルバムに収録した方は、
この国府弘子さんが最初ではないかと思われます。

このアルバムがリリースされた頃も、
国府さんの作曲した音楽は、
ニュースのオープニングテーマに使用されたりしていましたね。

オフィシャルホームページをざっと見た限りでは、
国内においては、メジャーなジャズミュージシャンだと推定されます。
(ファンから見たらかなり失礼な表現だと思いますが、
特に、国府弘子さんの情報を追っているわけではないので、ごめんなさい。)

ただ、他のミュージシャンと異なるのは、
国府さんは、ロサンゼルスに行くまで、EL&Pの音楽を聞いた事がなく、
キースの事も名前だけしか知らなかったそうです。(キーボードマガジン立ち読み記憶より)
従いまして、
EL&Pに関しても、国府弘子さんが、
青春時代から影響を受けていた音楽という範疇に入るものではないようですね。
そうであるにも関わらず、自分のアルバムに演奏して収録したいと思ったのは、
それだけ、インパクトのあった音楽という事なのでしょう。
自らのブログに、「ふるえるほど感動した。」と記されています。

ジャケットを見開くと、
「プログレ王」(?)という事で、キースと国府弘子さんの遠目のツーショット写真が掲載されています。

キースはこの頃、
ウィル・アレクサンダーの家にまだ居候していたと思われますね。

2012年3月1日 yaplog!