goo blog サービス終了のお知らせ 

EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

KEITH EMERSON BAND FEATURING MARC BONILLA - 180g VINYL アナログ盤

2012-04-12 17:44:07 | Keith Emerson関連
KEITH EMERSON BAND FEATURING MARC BONILLA
- 180g VINYL アナログ盤


アナログ盤で2枚組という事でとても気になっていたのです。

国内盤CD+DVDのDVD音源をそのままアナログ盤にしたのか等、
想像していたのですが、
百聞は一見にしかず。


裏ジャケットの曲目部分

これを見ると、2枚組のLPにCD音源を振り分けしたという事のようです。

これにて一件落着。

1枚に入れるには無理だったのかは調べてみないと解りません。

まだ、開封していないので、内ジャケットの絵がどんな感じなのか、これも解りかねます。

マークと立っている写真か?
燃えているピアノの前に座っている写真か?

いずれにしましても、あくまでも、コレクターズアイテム的な感じですね。

ビクターエンタテイメントによると、この作品は、
実質的ファースト・ソロ・アルバムという記述がありますので、

この記述通りに受け取った場合、
キース・エマーソンのアナログソロアルバムは、これが初めてという事になりますよね。

単純にキース・エマーソン名義という事であれば、サントラを除いたアナログ盤の場合、
「ホンキー」というのがあります。

しかし、ビクターエンタテイメントの解釈では、「ホンキー」はソロアルバムと見ていないという事になるのでしょうね。

いずれにしましても、サントラを除いたキース・エマーソン名義の国内アナログLP盤は、一つもリリースされていなかった事は確かであります。
CDがメインになってからリリースされたアルバムも、折々に作曲された作品の寄せ集め的な感じですし。

キースはロック界の伝説と称される事もある割には、ソロ作品がとても少ないという事ですね。

しかし、それで良かったのかも知れません。
ホンキーのような緩い感じの作品群を何枚もリリースされるよりはね。

キースの場合、バンドとしてのEL&Pはもちろんの事、有能なミュージシャンと組んだ方が良質な作品に恵まれるような感じです。

この「FEATURING MARC BONILLA」もそんな作品の一つであると思えますね。

本ブログはエマーソン、レイク&パーマーにまつわる諸々の品物を紹介する事により、
若い世代にEL&Pの偉大さを語り継ぐ一助になればと思い、綴られております。
クイック応援よろしくね。(^ ^)
にほんブログ村 音楽ブログ プログレッシブへ
にほんブログ村


Keith Emersonの人生の5枚その① サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド ザ・ビートルズ

2012-04-02 12:58:58 | Keith Emerson関連
Keith Emersonの人生の5枚その① 
サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド 
ザ・ビートルズ


先日取り上げた雑誌、「ゲーテ」に関するブログで、
人生の5枚というのがありましたが、
キースにとっての5枚に含まれていたもので、私が所持しているアルバムです。


画像 帯とジャケット

ザ・ビートルズの名高いアルバムです。
私はこのアナログ盤を1976年に購入しました。
このアルバムの帯に関してですが、
ちょうどこの年に、それ以前の地の色が緑色の帯と入れ替えられました。
価格も1枚ものは¥2,200から¥2,500にアップしたような記憶があります。
ちなみにCDでも1枚所持しています。

いろいろ検索していくと、
それまでのポップスのアルバムに関しては、コンセプトを持ったアルバムというのが存在していなかったようです。
よい作品の寄せ集めとか、そんな感じでアルバムが制作されていたようです。
その中でこのアルバムがジャケットアートも含めて、登場したわけですね。

プログレアルバムというのは、たいていは、コンセプトアルバムなので、
よくビートルズの実質のラストアルバムと言われている「アビー・ロード」がプログレの走りだと言う記述を見かけたりしますが、
アルバム全体を一つの作品にしたのは、この「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」が最初という事なのかも知れません。

キースはどこかのインタビューで、ビートルズがあまり好きではなかったと述懐していましたが、ロックシーンで活躍するにつれて、あるいは年月が経つにつれて、変化が起きてきたのだと思います。

とは言っても、すべてのビートルズのアルバムを礼賛するというのではなく、
コンセプトアルバムとしての「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」が気に入っているという事なのかも知れませんね。

キースが1990年にザ・ベストで来日した時に、「ツイスト・アンド・シャウト」をバンドで演奏していました。
この「ツイスト・アンド・シャウト」はビートルズのオリジナルではなく、ビートルズが有名にした曲らしいですね。

本ブログは若い方々にEL&Pを伝えていく事を目的の一つとしています。
クイック応援よろしくお願いします。

2012年4月2日 yaplog!
にほんブログ村 音楽ブログ プログレッシブへ
にほんブログ村


Steinway To Heaven: Keyboard Hall Of Fame Various Artists  1996年リリース

2012-03-29 13:03:53 | Keith Emerson関連
Steinway To Heaven: Keyboard Hall Of Fame
Various Artists  1996年リリース



画像① ジャケット


画像② 帯

収録曲
1.Creole Dance Suite, for piano, Op. 15
- Keith Emerson
2.Piano Sonata No. 8 in C minor ("Pathetique"), Op. 13: 2nd Movement [Adagio Cantabile]
- Rick Wakeman
3.Etude for piano No. 12 in C minor ("Revolutionary"), Op. 10/12, CT. 25
- Jordan Rudess
4.Prelude for piano No. 4 in E minor, Op. 28/4, CT. 169
- Chuck Leavell
5.Variations (28) on a Theme of Paganini, for piano, in A minor, Op. 35: Two Variations (unspecified)
- Chris Ingles
6.Piano Sonata No. 14 in C sharp minor ("Moonlight"), Op. 27/2: Ist Movt.
- David Bryan
7.Polonaise for piano No. 3 in A major ("Military"), Op. 40/1, CT. 152
- Patrick Moraz
8.Pavane, for orchestra & chorus ad lib in F sharp minor, Op. 50
- Brian Auger
9.Sonetto del Petrarca No. 104 (Pace non trovo; II) for piano (Annees II/5), S. 161/5 (LW A55/5): Sonnet No 104
- Mark Robertson
10.Pieces (4) for piano, Op. 4: No 04, Suggestion Diabolique
- Tony Hymas
11.Prelude for piano No. 15 in D flat major, Op. 28/15, CT. 180
- Dizzy Reed
12. Pavane pour une infante defunte, for piano (or orchestra)
- Steve Porcaro

このCDはキーボードマガジンで紹介されていたので、求める事ができました。
現在では、輸入盤も廃盤扱いになっているようですね。

キースの「クレオールダンス」が一曲目に収録されています。
このアルバムが発売された時点においては、
「クレオールダンス」のスタジオテイクと言うのは、このアルバムでしか聞くことができませんでした。

このテイクそのものは、後の「エマーソン・プレイズ・エマーソン」や、マグナカルタレーベルのその他のオムニバスアルバムにも収録されていますね。

このアルバムが出た時点では、キースとリックの演奏が1枚のアルバムに収録されているというだけで、70年代には考えられない気分を持つことができましたね。
今ならレーベルを越えた企画も多くあるので、あまり珍しいものではないのでしょうけど。

この時点で、知っていたミュージシャン、知らなかったミュージシャン、両方が含まれているわけですが、いずれも鍵盤楽器を弾かれる人達です。

ブライアン・オーガーとかは、この時点では全く知らなかったのですが、
ラジオの音楽番組で、かなり後になって知る機会がありました。
今ではアルバム10枚ほど所持しています。
ブライアン・オーガーなんて、ウィキで検索しても出て来ないので、日本にはコアなファンがいないのかも知れません。
ただ、キースのホームページでキースとブライアン・オーガーが談笑している写真がありましたね。

今でも名前と音楽を存じ上げていないミュージシャンが何人かいますが、
ブライアン・オーガーのように、縁があれば聞く機会も出てくる事でしょう。

本ブログはEL&P関連の物品を紹介する事により、
遅れてくるファンの方々にEL&Pの偉大さをお伝えする一助になれば幸いと思い、
綴られております。
クイック応援してくださると有難いです。

2012年3月29日 yaplog!
にほんブログ村 音楽ブログ プログレッシブへ
にほんブログ村


キース・エマーソン 2004年 大阪ブルーノートコンサート中止チケットのコピー

2012-03-23 13:15:20 | Keith Emerson関連
キース・エマーソン 2004年 
大阪ブルーノートコンサート中止チケットのコピー



画像 中止は残念でしたが、お金も大事でしたので、
チケットは払い戻す事にして、カラーコピーをとっておいたのです。


先日、ブログにアップした、
キース・エマーソンバンド2005年の来日コンサートを遡る事一年前になります。
キース・エマーソンは大阪ブルーノートと、
記憶に間違いがなければ、名古屋ブルーノートでコンサートを開くために、
夏に来日をする予定でした。

このチケットは、オンラインか電話にて予約の申込をし、
私の家から車で3時間ぐらいかかる県南のあるところへ行って発券をしてもらうという、
極めて手間暇のかかる入手方法でした。

都内でのコンサートの予定は入っていませんでしたので、
名古屋と大阪を比較してみたと思います。
その上で、同じ日に大阪で2ステージやるようなので、

「せっかくだから、思い切って2枚購入してしまえ!」
みたいな感じで入手しましたはずですね。

しかし、
アーティストの側の意向により、
中止となりまして、

発券売場まで、
払い戻しにいくという、
これまたガソリン代のかかる事態が発生しましたね。

こんな事を体験すると、
翌年のコンサートの時も、
またまたキャンセルになりはしないかと、
心配したものですが、無事にコンサートは行われました。

数年前の「キース・エマーソン&グレッグ・レイク」は、
キースの病によって中止になったわけですが、
EL&Pのメンバーも、年齢を重ねており、
健康的な事を理由とする突然の中止が発生したとしても、
ファンとしてはただただ許すのみで、
メンバーの健康をひたすらお祈りするものであります。

本ブログは、EL&Pについてのアレコレを記述しております。
内容としては、メンバー本人達が直接的に絡んでいない音楽や雑誌・書籍類、ファンの制作したものにいたるまで、紹介いたしております。
EL&P後世に語り継ぐ一助となればと思っております。
クイック応援よろしくお願い申しあげます。

2012年3月23日 yaplog!
にほんブログ村 音楽ブログ プログレッシブへ
にほんブログ村



キース・エマーソンバンド 2005 35TH ANNIVERSARY ワールド・ツアー ポスターグラム

2012-03-19 13:01:49 | Keith Emerson関連
キース・エマーソンバンド 2005 35TH ANNIVERSARY
ワールド・ツアー ポスターグラム



画像① 表


画像② 裏

ポスターグラムを取り上げるのは2回目です。

キース・エマーソンは、
1990年に「ザ・ベスト」のメンバーの1人として来日しましたが、
その時のパンフレットは紛失してしまいました。

ピンク色で、
果物の桃の一部分を撮影したような写真が表紙に載っているパンフでしたが、
サイズが大きかった割には見つかりません。

自分自身の引っ越しの時に、
諸事情で参加できなかった経緯があり、
あの紙質は良くても、内容の薄いパンフは、
チラシの一部と妹が判断して廃棄したのだと思います。

この「ザ・ベスト」と言うバンドですが、
キースが脇役だとは思っていなかったのですが、
パンフの中身は、そのような扱いでしたね。
一頁を使用して、
顔面アップの白黒写真一枚のみでした。

その時のコンサート会場では、
大したグッズも販売しておらず、
そのパンフを購入していなければ、
何の記念品も残らない。

ただ、ロックキーボードの重鎮、
キース・エマーソンが演奏するバンドの来日と言うことで、
キーボード関係雑誌に多く取り上げられました。
また、久しぶりにロッキンオンにインタビューが掲載されましたね。

その90年代の来日から満を持して、
キースが主役としての来日。

多くのファンが待ち望んでいましたね。

このポスターグラムは、
2008年のポスターグラムに比べて、
持ち運びのしやすいサイズでした。

とは言え、
ポスターグラムというのが、
いかにショボイものであるかも実感させられました。

いや、
これでも、
EL&Pのメンバーで構成されたポスターグラムであれば、
それなりに嬉しさも増すのでしょうけどね。

完全に見開くとキース・エマーソンと片側一面の、
キース・エマーソンのポスターになりますが、
当時の写真を使用しているので、
特別にカッコイイというものではありません。
胸から上と腕とムーグの配線が写っているだけです。

それでも、
キース単独で主役のコンサートとしては、
初来日。
記念すべき一品ではあります。

Tシャツと帽子、ストラップ等が販売されていましたが、
持ち合わせもなくて、
一部のグッズしか購入できませんでした。

帽子は、確か、キース・エマーソンバンドのロゴが入っていましたが、
EL&Pのマークに比べてどうしても見劣りがします。

それが購入意欲をそそられない原因でもありました。

次の更新の励みになります。
EL&Pがもっともっと評価されて行きますように。
クイックお願いいたしますね。

2012年3月19日 yaplog!
にほんブログ村 音楽ブログ プログレッシブへ
にほんブログ村


グレン・ヒューズ 「ザ・ウェイ・イット・イズ」 1999年リリース

2012-03-06 10:10:00 | Keith Emerson関連
グレン・ヒューズ / ザ・ウェイ・イット・イズ 1999年リリース


画像 青いプラケースに入っています
帯の表にはキース・エマーソンのカタカナ文字、帯の裏には、KEITH EMERSONの文字が見えます。


青いプラケースは確かに良いけど、
もし壊れたりしたら、取替が簡単にはいかないという難点がありますね。

1998年、西海岸において、
キース・エマーソンは、
マーク・ボニーラ、
グレン・ヒューズと共に、
ツアーを行いました。

その音源は数年前に日の目をみる事になり、国内においても、
「ライヴ・フロム・カリフォルニア」というタイトルで、
2009年にリリースされました。

このアルバムのリリースが決まった背景には、
「キース・エマーソン フューチャリング マーク・ボニーラ」のリリースによって、
マークの個性がキースファンに幅広く認知されたという事もあると思います。

このライヴアルバムは3人のミュージシャンの個性が遺憾なく発揮され、
3人のバランスがとても素晴らしく、優れたライヴアルバムの一つだと感じましたね。

私は、90年代半ば以降のEL&Pのライヴの音よりは遙かに良いと思っています。

聞かれた方のブログなどを読むと、
ほとんどの方が好意的な感想を持っていますね。

ライヴの熱さがとてもよく伝わってきており、
「キース・エマーソンまだまだやれるぞ!」
という感じを抱かせてくれます。

グレン・ヒューズのヴォーカルの良さは、
素人の耳にも解るほど際だっていました。

このプロジェクトツアーをきっかけとして、
キースは1999年リリースのグレン・ヒューズのソロアルバム2曲にゲスト参加したようです。

但し、キースは、
曲のバックでオルガンを聞こえるか聞こえないか程度に弾いているだけで、
ソロをとる箇所も特にありません。

マークは全曲に全面的に参加しており、キーボードも弾いています。

帯に謳われているグレン・ヒューズの「神の声」と称されるヴォーカルも、
曲調からそれをつかみ取る事は素人には難しい感じがしました。
それは、むしろ「ライヴ・フロム・カリフォルニア」にて、感じる事ができます。

グレン・ヒューズのファンにとっては、
よりよいサウンドに仕上がっているのかも知れませんが、
私はこのタイプのロックはあまり聴かないので、
どの程度の仕上がりになっているのかはよく解りません。

言える事は、
キースが地味に参加している曲があり、
リーフレットの中にある小さい白黒写真にチョコンと顔を出していると言ったところですね。

キース目当てに買っても、あまり楽しめないアルバムです。

EL&Pの偉大さを広めたいので、クイックお願いいたしますね。

2012年3月6日 yaplog!
にほんブログ村 音楽ブログ プログレッシブへ
にほんブログ村


The EMERSON Collection CHORD CD COll1

2012-02-28 17:32:20 | Keith Emerson関連
The EMERSON Collection CHORD CD COll1


画像① 表 プラケースが擦れている


画像② 裏側 


画像③ CD盤

版権の問題はともかくとして、
初のキース・エマーソンベストアルバムと思われます。

日本国内では未発売でしたね。

キーボードマガジンのニュースコーナーで目撃したのが最初でしたが、
入手するまでは、何年かの年数を要しました。
1991年頃に、新宿で入手したと思われます。

開封したら、
プラスチックケースのCDをはめこむところが、
最初から折れており、
運ぶたびにガタガタしました。

かなり後になってから、
ケースだけ取替しました。

CDをはめこむベースの色は黒でしたね。

アルバムの内容についてですが、

この時点での未発表音源が収録されています。

まずは、
10曲目 STAR SHIPS
(クリスマスアルバムのI Saw Three Ships)

これは、クリスマスアルバムには子供達のヴォーカル入りで収められていますが、
ヴォーカルなしの原曲と思われる曲で収録されていますね。

次に
11曲目 Chic Charni
(ナイトホークスのナイトホーキング)

ナイトホークスサントラに女性のヴォーカル入りで収められた曲ですが、
おそらく、ナイトホークスのサントラに取り組む以前に、
楽曲の原型が出来ていたのかも知れません。
こちらも、ヴォーカルなしの原曲とおぼしき曲が収録されています。

コレクションという表現がベストな選曲を指し示しているかどうかは別問題として、
サントラやクリスマスアルバムで聞くことのできないヴァージョンが含まれている事は確かですね。

それを踏まえるとこれもまた貴重盤と言えるかも知れません。

2012年2月28日 yaplog!


キース・エマーソン / ベスト・ワークス・コレクション JIMCO

2012-02-23 12:58:44 | Keith Emerson関連
キース・エマーソン / ベスト・ワークス・コレクション
ジムコレコード 1992年リリース 販売 (株)バップ



画像① 帯とジャケット
ベスト・ワークスシリーズの1枚のようですね。



画像② ジャケットブックレットを開くと曲目が載っています。

ジムコレコードでは、どういうわけか、
それまでのキース・エマーソン関連のサントラと、
ホンキーをリリースする事ができたようです。
その中には先般紹介したクリスマスアルバムも含まれていました。

ほどなくして、
それらの音源を元にして、このベストアルバムをリリースしました。

アーティスト側との版権の問題に関しては、
詳細は解りかねますので、そちらの方は詳しいブログに譲ります。

それを抜きにして考えた場合、
大キース・エマーソンの国内では初めてのベストアルバムという事になりますね。

いわずと知れた天才プレイヤーと称される割には、
本人のベストアルバムが、日本では1枚もリリースされていなかったのですから、
画期的と言えば画期的ではあります。

だからと言って、売れるわけでもないのですけどね。

結局、サントラを含めてキースのソロ仕事としては、
最も売れたと思われる、
ナイトホークスに収録した音源は抜けていますので、
ベスト・ワークスとタイトルをつけるのは、
収録内容からすれば無理があるというものです。

(後日注:最も売れたのは幻魔大戦のサントラかも知れません。)

それでも、キース個人のベストアルバムが、
このコレクションが発売されるまでは、
国内ではリリースされていない事を踏まえると、
このタイトルで済まされるわけです。

「キースはEL&Pでなくちゃ!」

とは難波弘之氏が、
キーボードマガジンで言われた言葉ですが、
現時点において、
伝説のキーボードプレイヤーと称されるにも関わらず、
現時点ですべてのサントラ盤も廃盤であるという商業的事実が、
その言葉の背景に見えるようです。

2012年2月23日 yaplog!


REFUGEE / LIVE IN CONCERT NEWCASTLE CITY HALL 1974

2012-01-13 13:22:31 | Keith Emerson関連
REFUGEE /
LIVE IN CONCERT NEWCASTLE CITY HALL 1974

レフュジー/ライヴ・イン・コンサート 
ニューキャッスル・シティ・ホール1974

輸入盤国内仕様 ディスクユニオン 2007年4月


画像① ジャケット ジャケットデザインを邪魔しない細い帯。


画像② CD盤、CD盤を取り外すとメンバーの無数の白黒写真があります。

ご存知、キース・エマーソンが所属していたバンドである、
ザ・ナイスの同僚2人が、
後にイエスに加入するキーボードプレイヤー、
パトリック・モラーツと組んだバンド「レフュジー」のライヴアルバムです。

レフュジーはパトリック・モラーツがイエスに引き抜かれてしまった事もあり、
アルバム「レフュジー」を1枚残して空中分解をしてしまいました。

当初、
リー・ジャクソンと故ブライアン・ディビスンは、
キースにザ・ナイスの再結成を持ちかけたようですが、
エマーソン、レイク&パーマー絶好調のキースが、その話に乗るわけもなく、
探し当てたキーボードプレイヤーがパトリック・モラーツだったようです。

このライヴアルバムは2007年に発売されるまで、
アナログ盤は存在しておりませんでした。

レフュジーはバンドとしての曲が少ない事もあり、
ザ・ナイス時代の楽曲も演奏されていますね。

国内仕様盤の良い点は、
このアルバムを作った時の、キース・エマーソン絡みのエピソードを日本語で読む事ができる点ですね。

キース・エマーソンは、
「EL&Pのメンバーとはプライベートでの交流は一切ないけど、ナイスのメンバーは友人なんだ。」
と言っていましたが、
本当にそうなのであるなと思われるエピソードが載っています。

リー・ジャクソンは、アルバム「レフュジー」の音が出来上がった時点で、
「良いものが出来た!」と、
キースの家に音源を持って遊びに行ったようですね。
ザ・ナイスの再結成をキースに蹴られたにも関わらず、
キースの家にパトリック・モラーツと作った音源を持って行くとは、
リー・ジャクソンもキースに負けず劣らないお人好しと言えますかね。

しかも、
「誰よりもキースに評価してもらえる事が最も嬉しい事なのだ!」
という感じも見受けられる記述でした。

リー・ジャクソンにとってのキースは、
友人でもあり、敬愛すべきミュージシャンなのでしょう。

(キースの事ですから、EL&Pから抜けられない理由を上手に説明したのかも知れませんね。友人達を傷つけるわけにはいかないですからね。)

蛇足です。

私は、レフュジーのアナログ廉価盤を高校の時に買ったのですが、
パトリック・モラーツのキーボードプレイがけっこう気に入りましたね。

楽曲も、
グレッグ・レイクとかジョン・ウェットンが歌ったなら、
今度、再集結する事が決定した3人「U.K.」(ウェットン、ジョブソン、ボジオ)の紡ぎ出す音楽に匹敵していたと思いますね。

2012年1月13日 yaplog!


キーボード・マガジン 1979年8月号 (創刊第2号)

2011-12-12 15:55:06 | Keith Emerson関連
キーボード・マガジン 1979年8月号 (創刊第2号)



キーボード・マガジンの創刊第2号になります。

ワークス以後に創刊されているので、田舎の書店にてリアルタイムで購入できました。
その書店はスーパーの一部にテナントのような感じで入っていたのですが、
今は、そのスーパー自体も存在しません。
自分で求めたものは、父上様に捨てられてしまったようなので、
取りあえず、別ルートで入手しました。

既にEL&Pの人気は急激に下降しており、音楽誌で記事やカラーグラビアを目撃する事は、全くといってよいほど、ありませんでした。

私の記憶によると、「音楽専科」誌に掲載された、ワークスオーケストラーツアーの借金回収ツアーのカラーグラビアが最後ですね。
そのカラーグラビアは、確かに演奏している写真でしたが、借金回収ツアーの時の写真であるかさえ、疑わしいものがありました。

「がんばれよ!エマーソン」なんて言葉も添えられていましたね。

そんな中で、登場したキーボード・マガジン誌。

カラー表紙のエマーソンは、ややアゴに肉がついてきていたとはいえ、
EL&Pファンにとっての福音でありました。
(ちなみにカラーグラビアは載っていません。念のため)

早熟な人はともかくとして、
洋楽を聞き始めるのは、
両親や兄姉の影響でもない限りは、
通常中学生になってからです。

そのため、洋楽に目覚めた時が、EL&P休止状態だった世代というのがあります。

これを「70年代不完全燃焼組」とか称する場合もあるようですね。

私もその1人です。

不思議な事に1981年に市ヶ谷を集合場所にした、
ファンクラブのミーティングに集まった人達の8割が同い年でしたね。

そんな人達にとっては、買わざる得ない雑誌でありました。

目次を記しておきますね。

当時の状況も少しは見えてきますね。

3 カラー・グラフ
U.K.(エディ・ジョブソン)/DEVO/渡辺貞夫“モーニング・アイランド”

7 モノクロ・グラフ
佐藤允彦/鈴木宏昌/金子マリ&バックスバニー/松岡直也&ウイシング/スクエアwithフィル・アップチャーチ/カリオカ/この夏,注目のニュー・サウンド(24thストリート・バンド他)/カシオペア/羽田健太郎

23 スーパー・キーボーディスト徹底研究
キース・エマーソンSPECIAL
キース・エマーソンの歩み

エマーソンはロック・キーボードの変革者だね 伊藤幸毅
恐怖のお化けサウンド!!エマーソン 明田川荘之
エマーソンは真夏の太陽 霧生トシ子
シンセサイザーとエマーソン 松武秀樹
エマーソンの手のうちをのぞき,エマーソンに迫れ 安西史孝

キーボード・マガジン・インタビュー
14 エディ・ジョブソン
18 松任谷由実
34 深町純
36 ジャン・ミッシェル・ジャール

クローズアップ・ミュージシャン
40 サザン・オールスターズ/ツイスト 信田かずお
42 TOTO 難波弘之
43 ハービー・ハンコック 岩崎工

ピアノ・アレンジ譜
44 ウォーターメロン・マン/ハービー・ハンコック
46 きみの朝/岸田智史
48 バック・イン・ザ・U.S.A./リンダ・ロンシュタット
52 はるなか旅へ/ゴダイゴ
55 夏休み特集
キミのキーボード・プレイを決めるワン・ポイント
その(1) アドリブ・チャレンジ:フィル・イン
明田川荘之/笹路正徳/沢井原児/信田かずお/林知行/向谷実/美野春樹/吉田賢一

電子オルガン・アレンジ譜
63 ビューティフル・ミー/大橋純子
66 サマー・ナイト・シティ/ABBA
69 我が心のジョージア〈ジャズ・オルガン〉

72 スコア
銀河鉄道999/ゴダイゴ

セミナー
76 チック・コリアの音楽セミナー チック・コリア
78 ロック・キーボード 大浜和史
80 クロスオーバー・キーボード 笹路正徳
82 やさしいピアノ・アレンジ 林知行
84 電子オルガン・セミナー 道志郎

87 新譜レコード紹介
伊藤幸毅/岩崎工/神尾明朗/久米大作/小林泉美/林千秋/深沢在人/吉田賢一

連載コラム
86 坂田明のキーボード料理(3) 坂田明
92 近田春夫のロックン・ロール・キーボード講座(1) 近田春夫
94 テルさんのジャズ・ピアノ教室(3) 坂元輝
112 エンジョイ・キーボード(1) バッハ・リヴォリューション
116 レコーディング&オーディオ(3) 安西史孝

情報
96 KMインフォメイション
100 KMメッセージ・コーナー
102 夏休み特別プレゼント/アンケート

キーボード・スペシャル
103 エレクトリック・ピアノ
104 エレクトリック・ピアノと音楽の色彩感 上田力
106 エレクトリック・ピアノの構造に大接近 林千秋

118 新製品紹介
電子オルガン/シンセサイザー/他

2011年12月12日 yaplog!


KEITH EMERSON BAND 2008 ポスターグラム

2011-12-02 11:35:07 | Keith Emerson関連
KEITH EMERSON BAND 2008 ポスターグラム



昨夜は帰宅が遅かったので、アップする品物を物色する暇がありませんでした。

なので、とりあえず、目についたこの商品をアップします。

先日、アップしたストラップと同時に買い求めた品物です。

これが昔であれば、「コンサートプログラム」という事になって、
音楽評論家等数名が、あれこれと書き綴っているのでしょうが、
70年代から第一線で活躍しているミュージシャンに関しては、
ファンの方が深く掘り進めて情報を収集したりしている場合もあるので、
あまり無駄な事はしたくないというウドーさんの考えもあるのではないかと推定いたします。

エマーソン、レイク&パーマーの90年代初来日の時のパンフレットは、
ワールドツアーのパンフレットをそのまま販売しており、
日本語の記述は全く見られませんでした。

それで、次の来日ですが、
これは、ある意味、ポスターグラムの前身とも言える内容で、
最終頁のビクターさんの広告を除いては、何の解説もありませんでした。
それでも、ビクターさんのアルバムのカラー広告は、アルバム最高位を記してあるので、
若い人が見るには、ちょうどよい資料だったと思います。
(これ、3人のサイン入りなのに、私の父が捨ててしまった可能性が高いです。)

そして、2005年のキース・エマーソンバンドとしての初来日に、
初めて、「ポスターグラム」なるものが登場するわけです。

「ポスター」+「プログラム」で、「ポスターグラム」

これをどのように見るかですが、

価格。
コンサートプログラムに比して、制作費は割安だと思います。
けれども、価格は、80年代のコンサートプログラムと同様ですね。

紙質。
ポスターグラムを覆っている透明なセロファンのような素材が破れやすく、
一度見た後にきちんと保存する時に、一工夫必要になります。

内容。
ミュージシャンが年齢を経ているので、
写し出されているフォトは、若い頃よりは、サマにならないのは確かですね。

大きさ。(特に2008年のもの)
このポスターグラム、横幅がLPレコードより大きくて、
地方からコンサートを見に行ったものにとっては、
帰宅まで、折り目なく持ち帰るために、余計な神経を使わなければなりません。

現段階で、未だ開封しておりません。

もう一部入手したら、その時にじっくり見たいと思っています。

2011年12月2日 yaplog!



キース・エマーソンバンド2008携帯ストラップ

2011-11-25 08:43:31 | Keith Emerson関連
キース・エマーソンバンド2008携帯ストラップ



C.C.レモンホールでのコンサート開始前に、
グッズの先行販売で求めたものの一つです。

キース・エマーソンバンドは、2005年にも来日しておりますが、
その時はニューアルバムもない中での来日でした。

それでも、コンサートグッズのクォリティ自体は、
2005年の来日時のグッズの方が若干良かったように思いますね。

そのうちアップする事もあるかと思いますが、
ストラップの品物自体の良さは、
「KEITH EMERSON」の文字だけしか入っていないとはいえ、
2005年のものに味わいがあって良かったように思います。
(写真をアップして比較したかったのですが、我が家の事情で、簡単には見つからないところに収納されてしまっております。)

こちらの方は、

① 写真入りの台紙。
② 写真入りの丸型携帯クリーナー。(脱着可能)

これが2005年のストラップよりは退屈しない感じです。

写真入りの台紙という事で、
ストラップを使用するというより、
台紙も含めて、コンサート参加記念品の意味合いが強調されている感じです。

ネット上はともかくとして、
キースの画像を雑誌等の印刷物で目にする事も少なくなりましたので、
その意味では価値ある一品と言えます。

2011年11月25日 yaplog!


MUSIC FOR THE 3RD MILLENIUM

2011-10-05 10:34:15 | Keith Emerson関連


MUSIC FOR THE 3RD MILLENIUM

ディスクユニオンの説明です。

「英国のkey/electronics奏者にして各種音楽雑誌記者としても活動するMark Jenkinsの選曲/編纂による'99年1,000枚限定Electro Musicコンピ盤が登場。keith Emerson/Patrick Moraz/Rick Wakeman等の御馴染みのミュージシャンを筆頭にKarl Bartos/Steve JolliffeのGerman系、WHITE NOISE/Neil ArdleyのAvant/現代音楽系からSteve Baltes/MC Russell/ALQUIMIA等German Rock/Experimental系と共演する近年の若手まで幅広く編纂。冨田勲氏やSYNERGY等世界的著名人の音源も収録されている上、本コンピでしか聴けないオリジナル楽曲/ver.(Karl Bartos'Tour de France'/Rick Wakeman'Catherine Of Aragon'等も本コンピ用Re-recording ver.を収録)で構成されており、マニアはもとより各アーティストのファンも要注目の一枚です!」

1. Patrick Moraz / Modular Symphony 4th Movement
2. Karl Bartos:ELECTRIC MUSIC / Tour de France
3. Rick Wakeman / Catherine Of Aragon
4. Richard Pinhas / SCHIZOTROPE/marie Zorn
5. Mark Jenkisn / Overture To Dante's Inferno
6. Steve Jolliffe / New Millennium
7. WHITE NOISE / I Need Space
8. MC Russell / Into The Future
9. Isao Tomita / Pacific
10. Keith Emerson / katoh-San
11. SYNERGY / Moon Caves
12. Neil Ardley / Europe
13. ALQUIMIA / Floralia



Keith Emerson 「 katoh-San 」

こんな曲が存在する事を初めて知りました。

検索したら、その説明が記してあるブログを見つけました。

その方の説明によると、
 
'91年に発表されたKorgのシンセサイザー、01/Wの購入者にプレゼントされた販促FDの1枚に収録されていた曲だそうです。 
「Katoh-san」というタイトルはKorgの創業者、加藤孟氏に捧げたものだと思われるとの事。

入手してみましたが、とてもキースらしい曲でした。
91年の曲という事もあって、「Emerson Band featuring Marc Bonila」の楽曲群より遙かに勢いがあります。
キースは、キースが表紙の70年代のプレイヤー誌で、冨田勲を尊敬しているとインタビューで答えていましたが、その冨田勲氏の曲の次にキースの曲が収録されているのは、意義深いですね。

なお、1,000枚限定でシリアルナンバー入りとの話ですが、このメーカーのCDの紙ってペラペラ薄くて、印刷も不鮮明で今ひとつです。
プリンターとかを使用して作っているのかも知れません。
ちなみに自分が入手したものに関するシリアルナンバーは、確認しておりません。
なので、シリアルナンバー入りの商品を売り尽くした後に、再度、製造しているとも考えられますね。

でままた。

2011年10月5日 yaplog