ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

【朝カルおさんぽ講座】築地・月島・佃島編

2018年04月14日 | おさんぽ講座・介護レクの記録

朝日カルチャー「編集長と歩くおさんぽ講座」築地・月島・佃島編を開催。最多を更新する総勢16名は嬉しいが、開始早々に大混雑の築地市場をアテンドするのは大変だった。場内の水神社、波除宮の食べ物塚、築地6丁目の市場風情な路地と、穴場ネタですり抜けて勝鬨橋を渡り月島へ。ロケハンで精査した選りすぐりの路地巡りは好評で、植木による植栽や地域ネコの演出?にも助けられ、なかなか満足いただけたようだ。佃島は御三家の佃煮屋の買い物タイムで盛り上がり、駄菓子屋に集う子供達に注目。変化に富んだ昔町巡り、楽しんでもらえたのではなかろうか。

築地、勝鬨、月島、佃島とも、埋め立てで造られた共通点がある。月島は隅田川の河口に東京湾の浚渫で出た土砂で築かれ、佃島は徳川家康が大阪・摂津から呼び寄せた漁師によりつくられた。いわゆる新地ながら、月島は石川島造船所の下請け工場の従業員住宅だった長屋、佃島は漁師の作業場にもなった漁家造りと、カラーの違う古民家がそれぞれ残るのが対照的だ。それを囲むように林立するタワーマンションがつくり出す、時代を超えた景観。銀座や有楽町からの徒歩圏内ながら、おさんぽへの潜在的な魅力は相当なものだろう。