ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

【朝カルおさんぽ講座】吉原編

2019年10月26日 | おさんぽ講座・介護レクの記録
朝日カルチャー「東京ぐるっとさんぽ」吉原・三ノ輪編は、総勢17名で開催。浅草六区から、ひさご通り→千束通りの商店街を経て、吉原遊郭の名残を訪ね歩く花街散歩となった。両商店街はかつての吉原通い道で、当時を伝えるような老舗や昭和風情の飲食店街が点在。唐破風宮造の銭湯「曙湯」など、奥浅草らしい生活感も漂っていた。吉原が北枕を避け区画をずらした影響で、五叉路や六叉路が相次ぐ千束の迷宮から、遊女ゆかりの弁財天・吉原神社を経て、いよいよ核心部へと入り込む。

かつて引き手茶屋が並んだ仲之町通りを中心に、揚屋町や江戸町などの遊郭が路地に並んだ吉原の区画は、今も基本構造はさほど変わっていない。周囲を「お歯黒どぶ」という堀と塀に囲まれていた、城郭並みの閉塞感は今はなく、行灯をモチーフにした赤い街頭と柳の並木は、歩いていて当時の風雅さを感じさせる。色々な意味で?明るく華やかな建物が並ぶ街並みを歩き、中が見えないようにした門前のSカーブ、1箇所だけ残るお歯黒どぶの石垣などの痕跡も観察し、見返り柳に送られて三ノ輪駅にて終了となった。

ロケハンしたときには、核心部分を引率して歩くのはどうか心配したが、行ってみたら結構盛り上がりひと安心。今回はテーマで来たという一見さんも多く、花街遊郭観光の注目度の高さを実感した。次回は11月16日、がらりと趣が変わり早稲田にて文京エリアと大名庭園巡りです。