ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

町で見つけたオモシロごはん…豊洲市場 『鳥藤』の、親子丼

2019年01月28日 | ◆町で見つけたオモシロごはん
豊洲市場の魚がし横丁、12時を過ぎると店による混雑度の差が如実になってくる。行列が折り返す寿司店に対し、「じゃない店」は数名待てば座れるレベル。にもかかわらず、並ぼうとして「せっかく豊洲に来て○○ではもったいない」と躊躇する客も少なくない。「鳥藤」もそんな一軒で、魚河岸に来て親子丼もどうよ、な気持ちも分からんでもない。そんな客が多くを占めるから、この超絶絶品の親子丼に、土曜昼時に大して待たずにありつけるのだから、真逆の意味でもったいない。

魚河岸に店を構える鶏専門店はここだけで、産地から直接仕入れる質と鮮度の良さが自慢とある。鳥料理専門店も御用達というだけあり、具は鶏肉と卵だけのシンプルな丼に、その実力が如何なく表れている。ベースが鶏ガラの割り下は、甘さとしょっぱさそれぞれが強く立った、攻めの濃い味。歯ごたえがプツッと心地よい鶏肉、トロトロで絶妙に絡んでくる卵の、火加減が芸術的な頃合い。ひとまとめにしてかき込み、咀嚼するごとに痺れるような幸福感に浸れるような、実に包容力あふれる一丼である。

鳥の旨味が出切った白湯スープも、これだけで白いごはんが食べられる濃厚さ。ひさびさに言葉にならない食後感で、豊洲市場の魚がし横丁で実食した中で、かなり上位に入ってきた。喫茶、軽食、洋食と、当たりが続いている以上、ここでお魚を味わうのはまだまだ先になりそうな。

ジョナサンのサーモンとアボカドのポキプレート雑穀米@神楽坂

2019年01月28日 | 町で見つけた食メモ
神楽坂のランチ、アペタイザーとメインディッシュとスープが選べる。ミネストローネに始まり、寄せ豆腐としらすの和風サラダから、サーモンとアボカドのポキプレート雑穀米。最近の炭水化物祭りから脱却、食の意識高い系でいきましょう。撮り方も、それっぽいオサレ媒体風だ。

まあ、ジョナサンですが。