新宿三丁目のKJカルチャーサロンにて、日本の魚食紀行の話をさせてもらった。食をテーマとした旅「食紀行」のおさかな版で、漁港や市場をめぐり、地魚の料理を食べ、所以の見どころをめぐるといった、いわば魚をストーリーとしての旅や散策の提案である。
メインの3エリアについては、ストーリーの作り方も兼ねてプレゼン。函館では朝市だけでなく、電灯を備えた漁船が水揚げする函館漁港、漁火が作る「函館横夜景」との組み合わせ。ハマグリで知られる桑名は、そうそうたる出漁シーンを産業観光とする提案も交えて。高崎では白衣観音とだるまの紅白の「縁起の良い」見どころを、白身のイワナ・赤身のギンヒカリ(地産のニジマス)にフックさせたストーリーづくり。参加の皆さんが、食の旅づくりを面白がってもらえたらいいけれど。