ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

ナゴヤドームてくてくさんぽ

2016年04月06日 | てくてくさんぽ・取材紀行
今年は取材先に合わせてDeのカードが入り、早くも二度目の遠征に。にしても、驚くほど人が入ってない。内野にしたらどうしようもなく見づらく、レフトもセンターも見えない席とは。

しかも3塁側なのに、左右ともにドラファンが。今日は点とって勝ってもらいたいのだが。

旅で出会ったローカルごはん…桑名 『ちゃーみーすーぷ』の、台湾ラーメン

2016年04月06日 | ◆旅で出会ったローカルごはん
地雷臭が漂うたたずまいの店を、あえて攻める。ダマされたつもりで行ってみたら、やっぱりダマされた結果が多い中、たまにお宝を掘り当てた時の征服感こそ、無目的散歩の真骨頂だ。定番や人気店を回避しての「勝利的発掘」、これはたまらない。

桑名の昭和な駅ビルと昭和な飲食店街にひっそり挟まれたこの店、鄙び過ぎてしまっている見た目からして危険な香りが漂う。しかもラーメン専門店にして、「ちゃーみーすーぷ」なる屋号。店内の雑然具合も大概な感じで、雑誌を棚にしまいダンボールを奥に片して差し上げたい衝動に駆られる。き◯なシュランの世界観ながら、そこそこお客の入れ替わりがあるのに、期待感がギリギリ維持される感じである。

中華なのにコック帽姿の親父さんオススメの台湾ラーメンにしたら、これがなかなかやる。たっぷりのニラともやしは、生から加熱に至るギリギリ絶妙な炒め加減で、これだけで料理として成り立つ見事さ。輪切りの赤唐辛子もたっぷり混ざり、ザクザク火を吹くかの旨辛だ。スープも店名の如く、牛骨のコクがあり穏やか。極細麺の軽さもあり、どんどん飲みすすれる。

ちなみに台湾ラーメン、名古屋名物としてカテゴライズされているが、本場にはこんなラーメンはないらしい。なぜかおまけについてくる小皿のチャーハンも、油っぽさのなくパラパラな軽さで、あっと言う間に食べ終えられた。バツグンの当たりを引いた嬉しさに、店を後に店頭を振り返れば、実は味があり年季を重ねた店構えに見えてきた気も。

桑名すみずみてくてくさんぽ8

2016年04月06日 | てくてくさんぽ・取材紀行
桑名さんぽの番外編でぜひ紹介したかったのが、とびだし坊やである。桑名はやたら多いことが「マニア」の方には有名で、バリエーションも豊か。ゆるキャラ、落書き、ラーメン屋に営業、家政婦風など、どれも見ていて楽しい。

街並みの要所にも溶け込み、桑名の風景の一部と化している。

桑名すみずみてくてくさんぽ7

2016年04月06日 | てくてくさんぽ・取材紀行
桑名さんぽ、市街の隠れ見どころ編。ローカル風情あふれる庶民派商店街・寺町通り商店街は、ぜひ歩いてみたい通りの一つ。朝とれの活けハマグリを売る鮮魚店、時雨煮を売る総菜屋、地元御用達のだんごや草餅の和菓子屋など、土地に根付いた掘り出し物にあふれている。アーケードの切れ目からは、寺町の土塀や山門もチラリ。

桑名の伝統工芸である「連鶴」は、城下町通りのメガネ店・ごうじで見られる。ショーケースには、1枚の紙で織り込まれる複数の鶴の組み合わせが、艶やかかつ繊細な美しさである。変わったところでは、松阪牛やしゃぶしゃぶ、惣菜で知られる「柿安」、発祥は桑名で市街にも数店構えている。九華公園のそばには立派な柿安ビルがそびえるのを眺めつつ、京町本店はごく普通の町の肉屋的な素朴さ。

オマケで、伊勢志摩サミットの流れでジュニアサミットが桑名で開催されるが、そのPR幟に笑った。乳牛の背の模様で、こんなの見たことあるような。

桑名すみずみてくてくさんぽ6

2016年04月06日 | てくてくさんぽ・取材紀行
桑名さんぽ、駅から徒歩20分ほどの七里の渡し跡は、市街でいちばんの見どころの史跡である。かつて東海道は、名古屋・熱田の宮の渡しからここまで伊勢湾を海路で渡っており、船着場は桑名の玄関口的な場所だった。鳥居は伊勢神宮の遷宮の際に、内宮宇治橋のがここへ遷移されることからも、要衝であったことが伺える。

現在は渡し舟は運行しておらず、揖斐川から引かれた濠の付近には蟠竜櫓を模したポンプ施設が建ち、往時を偲ばせる。あたりは園地が整備され、治水や伊勢湾台風水害にまつわる案内板やモニュメントも。堤防から木曽三川の大河を臨みつつ、江戸の当時の旅人気分に浸るのもいいかも。