ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

日々是好食…肉屋のコロッケに笑み浮かぶ

2013年02月24日 | ◆日々是好食

 「コロッケはオレを裏切らない。5個も買うとこんな顔(注・満面の笑顔)になってしまう」とは、前川つかさ先生の食マンガ「大東京ビンボー生活マニュアル」の一節。肉屋の店先で、油染みの紙袋からホクホクの湯気が立ち昇る画は、眺めるだけでも「そんな顔」になってしまう。

 最寄り駅前のバス停は肉屋の真横にあり、バス待ち中に香ばしい揚げ物の匂いについ、誘惑されてしまう。嗅ぐだけで衣がカリッ、中が甘くホクホクな食感がリアルに浮かぶのは、目の前でラードで揚げている肉屋ならでは。ガラスケースに揚げたててんこ盛りも、スーパーや惣菜チェーンのパック詰めでは及ばない、魅了されるビジュアルである。

 たまらず、バス待ち列を離れてケースを覗くと、カボチャコロッケが残りひとつ。これは娘のおやつにして、晩御飯のおかずには隣で揚げたてのメンチカツを4つ、購入した。冷めないようにコートの内側に覆ったら、胸元からクリスピーな香りが挑発。我慢我慢ながらもきっと、「あんな顔」になってしまっているんだろうな。


ブッチーネの宇部食材@築地

2013年02月24日 | 町で見つけた食メモ
昨日は久しぶりに築地へ。場外にあるアンテナショップの物販イベントを覗きに行った。ショップ名はその名も、Bucch-ine(ブッチーネ)。山口の方言で「ぶち(すごく)イイネ!」というわけで、宇部市と萩市の魚介をメインに扱っている。この日は「宇部イイねフェア」と題し、宇部元気ブランドに指定された魚介などのPRも兼ねたイベントを展開していた。

宇部は昨秋に訪れており、コンビナートのイメージが強いが、沿岸や周防灘・豊予海峡などで水揚げされる魚介に恵まれた魚どころだ。この日も特産の宇部かまぼこなど加工品をはじめ、宇部市内の漁港で水揚げされた鮮魚が直販されていた。カサゴやレンコダイ、赤貝にトリガイなど、底引きの獲物が中心で、淡泊ながら旨みの濃いレンチョウ(舌ビラメ)は試食してひかれたが、あいにく完売御礼。

鮮魚のほか、地場産の野菜も併売していて、チシャのサラダも試食したら爽やかな草うまさが炸裂。これと、ローカル魚のナルトビエイの唐揚げを買ったら、おまけにお魚クッキーやこれまた名物のひと口饅頭・利休饅頭までサービスしていただいた。

この日は宇部市の職員の方もお手伝いでいらっしゃったそうで、おまけのお礼も兼ねて記念撮影とともにPR。また宇部にも食べに行きますよ。