ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

タミフル、どうする?

2007-03-22 22:39:55 | Weblog
 早速、新患患者さんの第一号は10代、昨日からの急な発熱、39度。
 話を聞いていくとかなり“インフルエンザ”が怪しい。
 しかし、朝刊の第一面やTVニュースで厚生労働省からの言葉巧みな実質“使用禁止”と読める通達が出ては、表向きは使えなくなってしまった。
 「あなたはインフルエンザが非常に疑わしいが、厚生労働省からタミフルは使うなとの指令が出てしまい、通常の方には処方出来ません。インフルエンザの検査をしても、タミフルを使わないのなら、後やることはその昔と同じですから、検査することは無駄になります。弱めの解熱剤などで水分補給して辛抱だけ。」
 次に20代前半の方が親と一緒に来た。この方も臨床的にインフルエンザが疑わしく、「迅速検査をしましょうか?でも陽性の場合、タミフルを飲まれますか?」と聞くと、ためらった後「飲みません」と言われた。
 「それでは検査をしても、余り役には立ちませんから御自宅で休んでください。」とやはり弱めの解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン:患者希望)を出してお帰り。
 その後、三人のインフルエンザ(三人とも検査陽性で今日の検査陽性率は100%)患者さんが来た。
 しかし、高齢者、喘息持ち、自ら飲みたいと言う方達で、お三方とも処方。

 今日の新患は春分の日明けのためか、多くて40人近かった。
 午後には今月二人目の鎖骨下静脈穿刺予定。この方は以前から私が診ていて、まあ、自分でやった方がよさそうと考えた人。
 やや緊張こいたけど、まずまずに終了。
 今月は久しぶりに鎖骨下静脈穿刺を二回、胸腔穿刺を二回自分でやった。
 いずれも、プレッシャーかかったけど、乗り切れた、経験だね。
 研修医にはもっと見本を見せて、イメージさせて、やらせるべきだろうと反省。

※ タミフルに代わるリレンザは在庫僅少と言われた。無くなったら実力しかない。
コメント
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