ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

抗生剤投与の誘惑

2022-10-25 20:49:44 | Weblog
 今朝は冷えたが、衣類は冬物の少し手前で間に合わせられた。
 
 この所の外来は、午前そこそこ、午後閑散で、まあ、ずうっと続いている。
 面倒は午前中に済ませてしまおうとは、一般的な思考過程で、それなり。
 ヒドメの方は、いなかったが、朝は平熱、午後38℃という方が来られて、まず、コロナ迅速検査をして、陰性を確認。
 これで、100%コロナ否定は出来ないが、患者さんの状況より、その可能性は低い。
 血液尿検査では、白血球が増えている以外は、これといった異常はなく、白血球増多が細菌感染の存在を疑わせる辺りで、抗生剤投与となった。
 感冒などのウイルス感染に抗生剤は無効だが、“毒”にはならないと、迷った時やビビった時は、抗生剤投与の誘惑に押されてしまう。
 “毒にはならない”、これが免罪符。

※ 「勝ちっ放しはないでしょう」、私は『負けっ放しです』となる。

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