ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

紹介患者

2006-05-29 21:17:34 | Weblog
 紹介患者さんに聞く。「こっちに紹介される時、なんて言われてきたの?」
 患者さんは「病院で精密検査を受けて下さい」と、こう言われると患者さんは病院に来るとすべて分かるのかと期待してくる。
 実際はそんなことはありません。病院に来ても分かることは検査機器が多かったり、医師が多くて色んな見方が出来るという程度です。
 私からのこれへの回答、「精検(精密検査)、それは正しいお答えですね」と言う。
 これで患者さんは病院へ来ても完璧ではないという雰囲気を感じ取ってくれる。
(どうしても感じてくれない方も、勿論いますけど)
 “このボケ具合を出すには年期がいるよ。”

 研修医は先週は来たのに、今週は遅い。仕方ないので所見のはっきりした患者さんの身体を見せて学習。
 患者さんには「すみませんが、若い医師の為に、もう一度診察させて下さい。」とはっきり頭を下げて頼むのです(拒否し難い空気をそっとにじませて)。
 診察終了後には、頭を下げてきちんと御礼をいうのは当たり前です。
 研修医は私が頭を下げたのを見てたはずだけどね。期待しとこう。

 明日は“レントゲンTV下”での鎖骨下静脈カテーテルの位置直しの予定。

※ 昨日寝るときに思った。グアム移転費の1割でもジャワ地震へ回せよ。
コメント
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