タバコ４０本／日

　連休明け、出足は悪くラッキーかなと思ったのは最初の１時間だけ。
　休みボケで、単に出足が悪かった、つまり家を早く出なかっただけで、新しい患者さんは結構来てくださった。「ありがとさん」とでも皮肉りたい位だった。
　いくらたくさん来ても給料には関係なし。
　３５，６名かな、うち２名はしっかり病気で入院させよか、どうしようかと言う位。まあ、外来で点滴をして、明後日にまた来てとした。
　もし、明日具合が悪くて来たら、私の判断の負けですね。
　そしたら、３０代前半の方が来たのです。
　連休で「飲み過ぎてだるい、どこか悪いか、肝臓・腎臓が心配？」の訴え。
　まあ、良いですよ。一通り血液尿検査をして、肝臓も腎臓もＯＫ、貧血も無く、尿もキレイ。　
　即ち、一杯飲んだアルコールは患者さんの肝臓の許容能力以内ということ。
　結果の説明をしていたら、身内に脳腫瘍や肺ガンがいて、心配でＣＴやＭＲの検査をもして欲しいというのです。
　この方が、毎日タバコ４０本、アルコール多飲なのです。
「肺ガンが心配だったら、そのタバコやめたら」と言いました。
　本当は、３０代で肺ガンが見つかる位なら、まあ、殆ど手遅れだし、４０本も吸う方には医療資源の無駄かなとまで言いたかったけど、勿論言わない。
　節制せずに、病気があるかどうか調べてくれという考え方もあるけどね。
　どこまで自分が不摂生に耐えられるかというのもあり。
　症状もないのに検査をしまくるのは今の医療保険ではカバーされない。
　この先は、検診か人間ドックでのチェックをお勧め。

※　今日も先週に続いて新研修医は来なかった。要領が悪いのかと思っておくことにしよう。