今日は疲れました。
捨てることで。
部屋中本に埋もれていたのですが、片づけなければ足の踏み場も無くなると思い、片づけることにしました。
時折気まぐれに人が行う、あれです。
もう二度と読まないであろう本をビニール紐でしばり、古紙回収に出す算段。
幸い私が住むマンションのゴミ集積場は屋根付きで鍵がかかるため、必ずしも指定された日に出さなくても大丈夫です。
マンションの住人のほとんどが、可燃物の日だろうと不燃物の日だろうと気ままにゴミを出しています。
マンションに越してきた頃はそれが許せなかったのですが、なんだかどうでも良くなってしまいました。
ある程度まとまった本を手放すというのは誠に寂しいものです。
今日はとりあえず、重くて場所を取る美術書に手を付けました。
美術展の図録や、有名画家の画集、仏教美術の写真集などです。
大好きなモローの画集や解説書は5冊あり、これを残してほとんどの美術書を処分しました。
これも流行りの断捨離というやつでしょうか。
美術書はなにしろ重いので、それをしばってゴミの集積場まで何往復もするのはずいぶん疲れます。
本は重いですから。
他の蔵書もいらないものを分別して出そうと思っていたのですが、体力的に無理です。
少しづつ、要らない本を処分していこうと思っています。
嘘か誠か、太宰治は亡くなった時、国語辞典と聖書しか持っていなかったと聞いたことがあります。
あれだけの作家が、いっそ潔い気がします。
美術書を少々処分したところで高が知れていて、学生の頃から何度も読み返し、マーカーやら書き込みをした愛読書たちも、もう手に取ることは無いので、少しづつ処分していって、本など一冊も無い、さわやかな部屋にしたいと考えています。
読書という悪癖からも逃れて、精神の自由を取り戻したいと思います。
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