昨日、大江健三郎が亡くなったというニュースが飛び込んできました。
88歳、大往生と言ってよいのでしょうね。
ノーベル文学賞を受賞した偉大な小説家でしたが、私はほんの10冊も読んでいません。
書かれている内容はともかく、文章が読みづらいのです。
悪文と言いましょうか?
同じノーベル文学賞を受賞した川端康成先生の流麗な文章とは対照的でした。
一説には英語で書いて訳させているのではないか、という噂までありました。
そんなことは無いと思いますが、翻訳調の不自然なものでした。
そこが苦手な点の一つ。
もう一つは、変に政治的な香りを纏っていること。
日本国家からの文化勲章は断っておきながら、スウェーデン王立科学アカデミーからのノーベル文学賞は嬉々としてうけるという無節操ぶりが不気味でした。
日本が嫌いだったんでしょうねぇ。
好悪の違いはあるにせよ、人生の闘いを終えた魂が安らかであることを祈ります。