今日は一日曇天でしたが、春分の日を楽しまなければなりません。
千葉市では中心部に通称千葉城というのがあって、桜の名所になっており、毎年桜祭りを開催しています。
3月25日からお祭りですが、今年は桜の開花が早いと言うことで、花見というのではなく、どのくらい咲いているか偵察に出かけました。
千葉城までは車で15分ほど。
近くの時間貸し駐車場に車を停めて、結構きつい坂を登って、千葉城の天守閣前の広場へ向かいました。
桜というのは難しいもので、満開に近い桜からほとんど蕾のものもありました。
的屋の準備をしている人々が大勢いましたが、まだ開店している店はありませんでした。
それでも満開に近い桜の下で、早くも花見を楽しんでいる主に若者のグループがいて、気分を盛り上げててくれます。
今週末にはきっとどれも見頃を迎えていると思いますが、生憎週末は雨の予報。
今日観に行って良かったと思います。
千葉城の桜の下をしばし散策して、そのまま千葉大学医学部に向かいました。
千葉大学医学部から千葉大学医学部附属病院にかけて多くの桜があり、こちらも目を楽しませてくれました。
桜の季節は最も忙しい季節で、わが業界の者にとって、桜は憂鬱の象徴でもあるのですが、それはそれ。
見事な桜を観るのは良いものです。
少々歩き疲れて、そごう千葉店に立ち寄り、濃い珈琲でリフレッシュ。
デパ地下で夕飯の中華弁当を購入して帰宅の途につきました。
昨日は人事異動の内示がありましたが、今の部署に移ってまだ1年しか経っていない私には関係の無いことです。
というか、私の部署では誰も異動しませんでした。
来年度は慣れた部下達ばかりで、少し楽が出来そうです。
4月から就職して32年目を迎えます。
ずいぶん長く勤めました。
それでもまだ定年には程遠い。
60歳で定年のはずが、来年度から一年づづ伸びて、私の定年は65歳になる予定です。
懲役38年のはずだったのに、43年になってしまいます。
65歳まで働かなければならないわけではなく、早期退職すれば良いのですが、年金をもらえるのは65歳から。
それまで食いつなぐには今の職場にしがみつかなければなりません。
早期退職したところで、雇ってくれるのは、おそらく清掃員とか警備員とかマンションの管理人くらいで、どこへ行っても肉体的にしんどくて給料は激減するでしょう。
わが国は30年もの間給料はわずかしか上がらず、しかし物価は上昇し、生活が楽になるということはありません。
わが家は経済的に困っているわけではありませんが、わが国を覆う灰色の雰囲気は、なんとなく、気分を沈ませます。
豊かな国であったわが国、この30年で貧乏な国になってしまいました。
バブルの狂乱を知る者にとっては、隔世の感があります。
バブル再びとは思いませんが、もう少し景気が良くなってほしいものです。
まして今時の若手職員はどんどん給料が上がっていった時代を知りません。
それが良いことなのか悪いことなのかは分かりませんが、わが国の人々の自尊心を低下させているのは確かだと思います。
桜の季節、はるか昔の景気の良かった時代が思い出されて、憂愁の気にあてられざるを得ません。