ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

上司のご御尊父様の死

2015年01月13日 | 仕事

 上司のお父上が亡くなられた、との報に接しました。
 亨年85歳。
 ここ数年は、闘病生活だったようです。

 一般的に言えば、85歳まで生きれば長寿の部類でしょうねぇ。

 上司も長い看病に疲れていたようで、電話の声はむしろほっとしたご様子でした。

 一口に死ぬと言っても、色々な死にざまがあるものです。

 ぴんぴんころりで呆気なく逝く人、長く苦しむ人、認知症を患ってこの世とあの世の境を行きつ戻りつしながらあの世へと旅立っていく人、じつにさまざまです。


 亡くなる年も、100歳を超える人、現職で亡くなる人、成人を迎えられずに逝ってしまう人、色々です。

 おぎゃあと生まれて、誰もが健やかに長生きすることを願いますが、現実はそううまくはいきません。

 私は上司のお父上と直接の面識はありませんが、人の死にあたって、厳粛な気分になることは確かです。

 上司のお父上がどういう人生を歩んだのか、私には知るよしもありません。
 しかし、終戦時で15歳。
 多感な青春時代を時代の激変の中で生き、高度成長期にはモーレツ社員として働き、バブルで踊り、晩年は長い不況に見舞われたものと推察します。

 その激しい時代のうねりの中で悪戦苦闘したのだとすれば、お疲れさまでしたとしか、かける言葉はありません。

 会ったことの無い上司のお父様のご冥福を祈らずにはいられません。

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尊属殺人

2015年01月13日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 昨夜は19世紀末の米国で起こった実際の殺人事件に取材したサスペンス「モンスター」を鑑賞しました。

 リジー・ボーデン事件とよばれるもので、夫婦が何者かによって惨殺され、次女のリジー・ボーデンが逮捕されますが無罪となり、結局迷宮入りした事件です。

 この映画では、無罪となったリジー・ボーデンこそ真犯人として描いています。

 主演の女優の妖しい演技はじつに魅力的です。

 彼は教会で子供たちの教師をやったり、ボランティアに精を出したりする模範的少女の顔と、虚言癖があり、盗みも働く、悪な面を持っています。

 映画は一見法廷劇のようですが、圧巻は、彼女が無罪放免となった後、自宅に帰り、ただ一人の家族となった姉の耳元で、真実をささやくシーンです。

 すなわち、凶行の詳細をひそひそ声でささやくのです。

 姉は手が震え、涙を流し、荷物をまとめて出て行ってしまいます。

 それを冷笑をうかべて見送るリジー・ボーデンの歪んだ表情が、じつに心に残ります。

 実話を基にしているので、やや退屈のそしりは免れません。

 また、なぜ彼女が父親と継母を斧で10回以上切りつけるという残虐な方法で殺害に及んだのか、その動機がもう一つ伝わってきません。

 もしサイコ・キラーなら、その後も犯行を重ねたとおもうのですが、尊属殺人のみということは、親への憎しみなのでしょうか。

 いずれにしろ、後味の悪い映画ではありました。

MONSTERモンスター [DVD]
クリスティーナ・リッチ,クレア・デュヴァル,グレッグ・ヘンリー,スティーヴン・マクハティ,ショーン・ドイル
アメイジングD.C.

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