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ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

寝落ち

2021年09月28日 | 精神障害

 最近、ソファーで寝落ちすることが多くなりました。
 きちんと床につく前に寝てしまうのです。
 飲んでしまった場合、それは酒のせいですが、素面でも寝落ちしてしまうのです。
 明け方、4時くらいに目を覚まし、やっと床につくという有様です。

 これ、理由があります。
 ずばり、歯磨きが面倒くさいのです。

 寝る前に歯を磨かないと気色わるいので、必ず磨くようにしていますが、面倒くさいがゆえに後回しにして、結果ソファーでの寝落ちということになります。
 で、深夜か早朝に目を覚まし。歯を磨いてベッドに行く、ということになります。

 悪い習慣です。
 ですが、これ、結構気持ちが良いのです。
 寝てはいかん、寝てはいかんと思いながら眠ってしまうのは、ある種背徳的な快感があるように思います。

 しかし、ベッドで寝るのとソファーで寝るのとでは、疲労の取れ具合が全然違うようで、朝、そのことを痛感します。
 起きるのが断然辛いのですよ。

 睡眠導入剤でも飲んでしまえば早々にベッドに行くものだと思います。

 この寝落ち、しばらく続くような気がします。
 寝落ちが気持ちよいのであれば、仕方ないでしょうね。

 


精神障害者差別

2021年09月25日 | 精神障害

 昨夜、0時に床についたのはよいのですが、なぜかあまり眠れず、深夜2時には起きてしまい、その後、ネット・サーフィンなんかして、明るくなってしまいました。
 やむを得ず5時半に朝飯を食ったら、2時間くらい眠れました。

 こういうこと、稀にあります。
 あんまり気にしないことにしています。
 続くようなら睡眠障害なのでしょうが、続いたことはありませんから。

 午前中はダラダラ過ごし、昼食は中華屋でタンメンを食いました。

 腹が膨れたところで、だいぶ涼しくなってきたので、近所を1時間ほど散歩しました。
 コロナ前はよく、都内の色々な所へ車で行って、歩き回ることを楽しみにしていましたが、今は外出するなの大合唱ですから、ご近所を歩くしかありません。
 久しぶりに歩いたら、疲れたのか、あるいは寝不足からか、14時から15時半まで昼寝してしまいました。

 今日は17時から精神科の診察。
 30年ちかくも働いて、未だに日々の仕事がしんどくて慣れないということを訴えることになるんでしょうね。

 私が働く学術行政の世界は、行政がみなそうであるように、30年前からは考えられないほど人が減らされました。
 しかも仕事は増えています。

  心身に異常をきたす職員が増えるのは当然で、私もその一人だということでしょう。
  でも私はマシなほうだと思います。
  ちゃんと服薬治療していますから。

 もし自分自身を差別するような、精神障害者差別意識を持っていて、精神科を受診することを拒んでいたのなら、とっくに自殺していたのではないかと思います。

 そのような差別意識を持っていなくて良かったと、心の底から思います。
 今はただ、しんどくても、日々の仕事をこなし、それを続けていくしか、やり様はないでしょう。

 生きていれば、必ず定年退職の日を迎えられるはずですから。 


怠惰

2021年09月20日 | 精神障害

 近頃、あんなに好きだったホラー映画を観なくなりました。
 小説を読まなくなりました。
 小説を書かなくなりました。
    散歩をしなくなりました。 

 風呂が大好きだったのに、平日は億劫で、シャワーで済ませるようになりました。
   平日は朝飯を抜くことが多くなりました。
 休日は寝てばかりいるようになりました。

 仕事が億劫で、部下に丸投げするようになりました。
 自分でやらなければならないことは、先延ばしするようになりました。
 自分以外のサラリーマン全員が、私よりはるかに優秀だと思うようになりました。
 仕事に誇りが持てなくなりました。
 辞めたいという思いが非常に強くなりました。

 朝、起きるのが辛くなりました。
 昼休み、寝てばかり。
 夕方、目がかすんで車の運転が困難になりました。
 晩、酒が過ぎるようになりました。
 深夜、咳き込んで目が覚め、眠れなくなりました。
 早朝、咳を抑えるため、咳止めを乱用するようになりました。

 肉体の衰えか、精神の怠惰か?
 
 私はかつて、傲慢で限りなく高い誇りを抱いていました。

 私の傲慢と誇りは、少しづつ、壊れていくようです。


壊れていく

2021年08月17日 | 精神障害

 最近、記憶力が低下しているように感じます。
 最近まで、記憶力には自信があったのですが、なんだか壊れてきているような気がします。
 連日の飲酒のせいか、大量の精神病薬のせいか、単に年のせいか分かりません。
 記憶力の低下が起きていることは間違いないように思います。
 1年前に作った書類の中身をすっかり忘れていたり、そもそもそんな書類を作ったことさえ忘れていたり。

 嫌になります。
 私の脳が壊れていく音が聞こえるかのごとくです。


怖い

2021年08月16日 | 精神障害

 夏休み明けの月曜日。
 勤労意欲がわきません。

 そのうえ朝から頭がぼうっとして足がふらふらするので、車の運転は危険だと判断し、電車で出勤しました。

 こういうことは初めてです。

 電車通勤でも、駅の階段を上っている時に足がふらついて前にこけてしまいました。
 幸い、前に両手をついたので、事なきを得ましたが、一歩間違えれば大変なことになっていたでしょう。

 職場に着いてから濃い珈琲を飲み、昼休みは昼寝して、午後からやっと使い物になる感じでした。

 二日酔いでも寝不足でも無かったのに、怖ろしいですねぇ。

 何が原因かは分かりません。


 また、最近車の運転が怖いと感じるようになりました。
 18歳で免許を取ってから、つい最近まで、運転が怖いなんて思ったことはありませんでした。
 30年を超えるベテランドライバーが、今さら運転が怖くなるなんて思いもしませんでした。

 仕事でも精神科への通院でも、緑内障の進行でも、あらゆることが怖くなってしまいました。

 同じようなこと、先月にも書きました。
 現在の私の課題は、色々なことが急に、しかも加速度をつけて怖くなっていることです。

 50代前半でこんなことでは、この先が思いやられます。


疲弊

2021年07月20日 | 精神障害

 今日はいつになく忙しく、心身が疲弊しました。
 4連休を前にして、急ぎの仕事が今になって集中している感じです。

 このままでは4連休のうち、1日は出勤しないといけないと思っています。
 休日出勤は苦痛ではありますが、職員と顔を合わせることもなく、電話もメールも来ないので、仕事がはかどることは確かです。

 仕事は勤務時間中に終わらせるべきものではありますが、終わらない時もあれば、一日中暇な時もあります。

 宮仕えの身であれば、致し方ありません。


不安

2021年07月19日 | 精神障害

 月曜日になりましたが、今週は木曜日から4連休なので、それほど落ちてはいません。
 ただ、不安を強く感じます。

 このところ毎日、抗不安薬を飲んでいます。
 頓服で処方された薬なので、毎日飲むのはどうかとも思いますが、毎日飲んでも足りる量が出ているので、いいか、と思っています。

 最近の変調、コロナが影響しているような気がします。

 世界中を不安感が襲い、その大きな流れの中で、もともと弱いメンタルがますます弱っているような気がします。

 そういえば東日本大震災の時も心身に変調をきたしました。

 さらに、梅雨が明け、猛暑になって、マスクをして歩くのがたいへん苦痛になっています。
 ただでさえ顔が暑いのに、マスクをつけたら真っ赤になって汗だくです。

 今はこらえ所と考えて、きちんと薬を飲んで、養生しないといけませんね。

 


眠い

2021年07月15日 | 精神障害

 今朝も昨日に続いて、猛烈に眠い朝を迎えました。
 しかし、2日続けて寝坊を理由に休むわけにはいきません。
 思い切って、冷水のシャワーを浴びました。
 冷水を足にかけ、腕にかけ、頭にかけ、最後に全身に浴びます。
 目が覚めます。

 それでは足りないと、珈琲を3杯飲みました。
 猛烈な眠気は、軽い眠気に代わり、無事出勤しました。

 しかし、職場に着いたらまた眠気が強くなり、目を開けていることだけで精一杯で、仕事になりません。

 もともと朝は強くて、深夜0時に寝たとすると、5時には起きてしまっていました。
 それはつい1年前くらいまで。

 今年度に入って、なかなか眠れなくなって、深夜3時頃になってやっとウトウトして、眠れるような状態になってしまいました。

 当然、朝が弱くなり、今は6時に目覚まし時計が鳴るまで、起きることなどありません。
 精神科医に頼んで入眠導入剤を出してもらっていますが、あまり効きません。

 思い切って眠れぬ夜を私に与えられた貴重な自由時間と考えようとしましたが、眠れない焦りからか、なかなか開き直ることが出来ません。

 はるか昔、私が高校生の頃、「眠れぬ夜のために」という映画が公開されました。

 不眠症の男が、深夜、眠れぬままにドライブに出て、美女と出会い、その美女が困っていることを知り、お人好しにも美女を助けようとして、国際的な密輸団体と関わり合いになってしまい・・・という冒険譚。

 映画にすると、深夜の冒険というのも悪くないと思ってしまいますが、眠れないのは実際にはなかなかしんどいものです。

 サラリーマンゆえ、朝は何が何でも早起きしなければなりません。
 未練がましく布団に残ってあと5分、などと考えていると、気が付いたらお昼12時をまわっていた、なんていうことになりかねません。

 うつ状態がひどい頃、大量の薬を飲んでいたこともあって、過眠傾向でした。
 とにかくいつも眠くて、いくら寝ても十分に眠ったという感覚が得られないのです。

 その時は休職していましたから、いつでもたっぷり眠ることができたのですが、当時は起きていられないことに不安を感じていました。

 過眠が治まらないと、復職は出来ない、と。
 不眠症が羨ましい、くらいに思っていました。

 うつ状態から少しづつ抜け出していくと、自然、過眠は改善されました。
 病気の症状だったのですね。

 その後10年以上、過眠も不眠も起きていません。

 ところが、近頃の不眠。

 睡眠導入剤を増やしてもらうしかなさそうです。
 ろくに眠れなかった翌朝、車通勤で運転するのは怖いですから。


失敗作の魅力

2021年07月03日 | 精神障害

 今日、明日と、同居人は休日出勤を命じられ、私は独りで過ごすことになりました。
 大雨のせいもあり、自宅に閉じこもっていましたが、夕方、精神科の予約をしていたので、やむを得ず、出かけました。
 幸い、雨はあがっていました。

 月に一度の精神科。

 もう寛解にいたって10年くらい経ちますが、再発予防のために通っています。
 したがって診察と言っても世間話をしに行くようなもの。
 最近調子が良いということで、少し、減薬となりました。

 明日も千葉県は大雨の予報。
 久しぶりにホラー映画のDVDを、2本借りました。

 明日はそれを観る予定。
 実に久しぶりです。

 ブログで過去の履歴を調べたら、1月に「パラサイト 半地下の家族」を観て以来。

 あんなに好きだったホラーやサスペンス。
 半年も観ていなかったのですね。

 小説も最近は読まなくなりました。
 だんだん色々なことが面倒くさくなるようです。

 そう考えてみると、90歳を超えてなお、病床にありながら遺作となった「蛇の歌」を書き続けた石川淳は大したものですね。
 未完のまま、作者は逝ってしまいましたが、未完ながら、刊行されています。

 年老いてなお衰えを知らぬ精神は、どこから来るのでしょうね。

 石川淳と言えば、卒論で取り上げたいと指導教授に相談したところ、難解なので指導できない、と言われてしまいました。
 石川淳の作家論を仕上げようと思っていたのですが、断念して、三島由紀夫の失敗作と言われる「鏡子の家」を取り上げて、作品論にしました。

 それはそれで面白い作業であったように記憶しています。

 先行研究も少なくて、あんまり調べることもなく、気楽に勝手なことが書けました。

 グレアム・グリーンと比較したりして、指導教授から見れば、ふざけきった、読むに堪えない卒業論文だったのではないかと、汗顔の至りです。 

 私は失敗作といわれる作品を好む傾向があります。
 失敗作は、代表作よりも作者の特徴が顕著に現れるように思うからです。

 世に失敗作の烙印を押された作品ばかりを集めて、その論文を併せて掲載したら面白い物が出来るのではないかと空想しては、独り、悦に入っています


怖い

2021年06月15日 | 精神障害

 最近、色々なことが怖くなりました。

 最初に恐怖を感じたのは、車の運転。
 つい1年前までは平気だったのに。
 大きな事故を起こしたことはありませんが、いつか起きるのではないかと不安で、運転することを想像するだけで、体が小刻みに震えます。
 それでも、車通勤なので、抗不安薬を飲んで運転しています。

 仕事、それも実務が怖い。
 若いころに比べれば実務は大幅に減っています。
 部下に任せていますから。
 でも、時には自分でしかできないこともあります。
 そんな時、手を動かすのが億劫で、そのうえ怖い。

 上司と話すのも怖いですが、それよりも部下に指示を出すほうが怖い。
 明るく指示に従ってくれますが、心の底ではふがいない上司だと、馬鹿にしているのではないかと思うと、気持ちがひどく沈みます。

 グラスや湯呑で何かを飲むのが怖い。
 躁状態を押さえる、炭酸リチウムの副作用で、手が震えるというのは代表的なものです。
 会食の時など、人に指摘されるのが怖い。
 薬の副作用です、と言えるのは、自分が精神障害者だということを知っている、ごく親しい人。
 立食パーティーなどで、良く知らない人と飲むのが最も苦手です。

 同居人が休日出勤や出張などで、独りで過ごすのが怖い。
 よく妻が留守にすると旦那は喜ぶ、なんて言いますが、私には全くあてはまりません。
 精神障害の発症以来、同居人に対し、極端に依存するようになってしまいました。
  まるで親と子です。
 もちろん、私が子です。

 マスクを外すのが怖い。
 コロナの影響で、マスク着用は絶対に守らなければいけないドレス・コードのようになってしまいました。
 マスクを着用することに慣れきってしまい、顔を半分隠すことで、表情を読み取れないようになり、表情が見えてしまうマスクの無い顔をさらすのが怖い。

 もっと言うと、生きているのが怖い。

 精神障害発症時よりも、今のほうが怖いものが増えてしまいました。
 いずれも神経症的な悩みで、双極性障害とは関係ないように思います。
 しかし主治医は、神経症的な悩みは、双極性障害に比べれば小さなことで、抗不安薬を飲めば軽減するのであればべつだん問題ないでしょう、という態度です。

 うつ状態が激しい頃は自殺願望が強かったですが、今、自殺なんて怖ろしいことは出来ません。

 ただ、生きることは怖ろしいことだと感じるようになりました。

 年を取れば取るほど、些細なことは気にしなくなり、恐怖感など消え失せて、安定した状態になるのかと思っていました。

 50歳を超えて、この世には怖ろしいことがあふれていると感じるようになるなんて、想像もしていませんでした。

 精神科で服薬治療を受けていてこれですから、薬なしではとても仕事を続けられないでしょう。

 死ぬのは怖いし生きるのも怖い。
 どうしたらよいんでしょうねぇ。


ウィスキーの小瓶

2021年06月08日 | 精神障害

 今日は変にドキドキして過ごしました。
 ドキドキというのか、不安というのか、そんなもののせいで、仕事に身が入りませんでした。
 もちろん、頓服の抗不安薬を飲みました。
 少しは効いている感じはしますが、正直、酒のほうが効きます。
 もっとも、酒を飲みながら仕事をするわけにはいきません。

 酒の飲みすぎで48歳にして亡くなった先輩がいました。
 仕事中もトイレでこっそりウィスキーの小瓶をあおるような人でした。
 酒好きというより、中毒でしたね。

 20代後半ですでに慢性肝炎になり、その後肝硬変、肝臓がんと、肝臓を悪化させての死でした。

 中毒になるほど呑むというのは、どういう精神性なんでしょうね。

 酒は習慣性が強いですから、毎晩飲むうちに量も増えていったんでしょう。

 「自分は50歳まで生きられないと思う」と、20代の時に言っていましたが、本当にそのとおりになりました。

 酒で亡くなったといえば、石原裕次郎なんかもそうですね。
 宝焼酎純が発売されたとき、4合瓶を一人で12本空けたとかいう伝説が残っていますが、それだけ飲めば体を壊すこと必定でしょうね。
 ていうか、普通の人なら急性アルコール中毒で亡くなるでしょうね。

 先輩にしろ、石原裕次郎にしろ、どこか寂しかったんじゃないでしょうか。
 何がそんなに寂しかったのかは分かりませんが、つい酒に手を出さずにいられないという弱さは、寂しさゆえのような気がします。

 家族がいても、友人がいても、耐えられない寂しさがあったのでしょうねぇ。

 私は破滅的な酒飲みではありませんが、酒は好みます。
 ありし日の先輩を偲びつつ、今日も晩酌を楽しむとしましょうか。


眠い

2021年06月01日 | 精神障害
  

 今日は一日、眠気と戦いながら過ごしました。
 こんな日もあります。
 昼休みには、飯も食わずに職員休憩室という名の和室で1時間たっぷりと眠りましたが、頭はぼうっとするばかり。
 もちろん勤務時間中も眠いので、仕事になりません。
 帰りの運転も不安でしたが、なんとか無事に帰りつけました。

 過眠はうつのサイン。
 気をつけなければなりません。

 


魔境

2021年05月31日 | 精神障害

 5月も今日で終わり。
 これから梅雨に入るんですねぇ。
 嫌な季節です。

 仕事は今の部署が2年目に入り、多少慣れてきたといったところで、とくだん落ち込むことはありません。

 それだけでも、ずいぶん楽です。

 仕事は山積みで、ちょっと前だったらひどく落ちたのでしょうが、なんだかどうでも良くなったというか、図々しくなったというか、良い意味でも悪い意味でも鈍感になった感じがします。

 鈍感ということがこれほど楽だとは最近まで思いませんでした。
 何事も常に完璧を求め、だからこそ悩み、落ち込んだのでしょうが、最初から完璧なんて不可能で、7割方できれば上々だと知れば、精神衛生上極めて有益だということに気付きました。

 そんなことは多くの医師、カウンセラーなどから何度も言われてきたことだったのですが、そんな境地になることは自分には無理だと思っていました。
 
 持って生まれた性質というものがありますから。

 それが、近頃の鈍感。

 薬を増やしたわけでもなし、怪しげな民間療法に頼ったり、変な宗教に入信したわけでもありません。

 まさか躁転?

 そうだとしたら、もっと激しい症状が出ます。

 徹夜で駄文を書き散らす、深夜もしくは明け方に1時間も2時間も歩き回る、用もないのに車を遠くまで走らせる、無駄遣いが激しくなる、怒りっぽくなる、などなど。

 そういった症状は出ておらず、単に気の持ち様が穏やかになった気がします。
 これらはつい最近、突如として得られた境地で、自分でも不思議なのですが、それを楽しんでもいます。

 もしかしたら束の間の魔境に陥っただけかもしれません。

 魔境とは、魔物や化け物が住む恐ろしい世界、といった意味もありますが、仏教では主に、禅坊主が修行の最中に一種の神秘体験をし、もって己は悟ったと勘違いする、間違った境地のことで、これに陥る禅坊主はけっこう多いと聞きます。

 修行を積んでなお魔境に陥るのであれば、精神障害者が時折気分が良くなって、それを持って病気が治ったと錯覚するのは、やむを得ない仕儀だと申せましょう。

 仮に魔境に落ちたのだとしても、束の間の平穏を楽しみたいと、切に願います。


依存

2021年05月08日 | 精神障害

 今朝は4時半に目覚めてしまいました。

 もう眠れないと思い、床から出てソファでぼんやりしていました。
 ぼんやりしているつもりが、いつの間にか眠ってしまい、目覚めたら11時過ぎ。

 どうなっているんでしょうね。

 私の場合、不眠は躁転の始まり、過眠はうつの場合によく現れます。
 今朝は両方きちゃった感じですね。

 最近、義母が同居人を頼ること夥しく、病院へ予約の電話一本入れるのさえ嫌がって、同居人に電話してきます。
 代わりに予約してほしい、と。

 で、土日、同居人はほぼ、義母宅を訪ねている感じです。 

 私が一緒に行くとなると、義母、なけなしの体力に鞭打って、掃除を始めたりするというので、私は毎週お留守番。

 今日も一人の土曜日。
 一人のほうが気楽で良いわいと思っていましたが、毎週となると、おのずと変わってきます。

 病中はもちろんそうでしたが、病癒えて10年以上が経とうとしているのに、相変わらず私は、同居人に依存しているのだな、との思いを強くします。

 老いた義母にも、病人の配偶者にも依存され、同居人は重たい物を背負って生きているのですね。

 義母からも私からも解放される日はいつ、どのような形で現れるんでしょうね。


怖い

2021年05月06日 | 精神障害

 連休あけ初日。
 恐ろしく勤労意欲のわかない日でした。

 やるべき仕事はたくさんあるのに、自分の机に向かった、ただ、緊張のあまり手が震えたり、何もやろうとしない自分を観察したり、ろくなものではありません。

 しかし、40代までは、そこまでひどくなかったような気がします。
 50を超えて、急激に何事も怖くなりました。

 働くことも、車を運転することも。
 運転は左目がよく見えなくなってきたので理由がはっきりしています。

 問題は働くこと。

 若いころは怖い者無しで、上司だろうが先輩だろうが、言いたいことをさんざん言って、それで嫌われたりもしましたが、意に介しませんでした。
 
 今は上司が怖いのはもちろん、部下も怖い。
 私のことを馬鹿にしているんじゃなかろうかと思って。

 とにかく今日、明日は低空飛行でしのぐしかなさそうです。