ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

おっ!宝島社、やるじゃないか!!

2020-01-07 10:36:20 | 世の中へ

 見たかい?今日の朝刊、うむ?朝日だけじゃないよな。

 宝島社の全面広告。2面ぶっ通しだぜ。

 「ハンマーを持て。」右ページ。その反対側に「バカがまた壁を作っている。」

 写真はベルリンの壁なのか?その上に集う人々。ほぼ、若者。壁のこちらには自信なげに対峙する、兵士たち。壁にはFREEDOMの落書き。

 そして、コメントは中央に、

 「こんどの壁は見えない壁だ。

  あれから30年。ベルリンで壁を壊した人類は、

  なんのことはない。せっせと新しい壁をつくっている。

  貧富の壁、性差の壁、世代の壁・・・。

  見えない分だけやっかいな壁たち。

  そろそろもう一度、ハンマーを手にする時ではないか。

  私たちはまた、時代に試されている。」

        宝島社

 と、来たぜ。すげぇーなぁ、マジ、アジテーションだぜ。

 壁をぶち壊した経験のない日本人には、ちっとばっかしこっ恥ずかしく、一瞬引いてしまう。

 でも、そういう時代の節目に差し掛かりつつあるてのは、間違いないし、誰もが、決断と行動を求められているのもたしかだぜ。

 せっかく壁を破壊したのに、今、東ドイツでは分離独立の動きが始まってるって言うじゃないか。

 イギリス、UEはブレグジットですったもんだだ。

 トランプは、核合意という融和の動きをぶっ壊して、新たな憎悪の壁を築いちまった。

 安倍は、平和主義より武力と強権国家の壁を目指している。

 隣国との壁取り去るよりも、さらにさらに強化して、行き来不能な堅牢な懸崖に仕上げようとしている。

 貧富の差ははっきりしてきている。

 子ど食堂どころか、大人食堂の必要が叫ばれているのに、株価の上下に一喜一憂する者たちの声のみ伝えるマスメディア。

 おこぼれを貧民にばらまく金持ち、それに拍手するネット住民。

 女性の社会的地位、世界で121位っていう凄まじい現実を見て見ぬする人たち。

 うん、たしかに、ハンマーを持つ時なんだろうぜ。

 気付いた時にゃ、強固な壁に包囲されて言いたいことはおろか、命だって押し潰れた、なんてならんためにもな。

 

 

コメント
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