ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

俄かウィスキー(ただし安酒)党宣言。安酒選びに遠慮はいらん!

2020-01-10 09:57:55 | 暮らし

 年末・正月くらいモルトウィスキーを!の、いじましい願いも、タイヤパンク・交換とともに、淡雪のごとく消えた。

 しゃあねぇ、またまた安酒だぁ!

 が、いいのか?こんなこと書いて?あまりに惨めだろ。みすぼらしいだろう。2本で2000円セールに大喜びしたなんてこと。って、もう書いてるし。

 いいのさ、安酒党員なんだ、胸張ろうぜ。セールでいい酒見つけて、嬉しかったぁぁぁぁ!って堂々報告してやろうじゃないの。やまやの宣伝してやろうじゃないの。

 最近はヨークベニマルあたりでも、ウィスキーやジンに力入れ始めているが、やっぱ、やまやにゃ敵わない。ここらでは、って限定付きだが、品揃えじゃあ、圧勝だぜ。月に何度かの買い出しでは、ずらりと並んだウィスキーたちを、モルトの高級品からゆっくりと謁見し、新顔の登場とか、値引き特売のチェックなどを済ませたあと、おもむろに安酒コーナーに足を運ぶ。前回はカティーサークの1リットル瓶だったから、今回は、ジョニーウォーカーの赤ラベルか?

 そうだ、ジョニ赤と言えば、特設安売りコーナーに出ていたぞ。洋酒コーナーの最前列に張り出すように設けられたこのコーナー、スコッチ、バーボンを中心にブランディ、時にはジンなんかも置かれている。いずれも価格は常置の棚では1000円強する酒たちだ。2本まとめ買いすれば、数百円の節約になる。なっ、なんともせちがらく、安酒党員にはありがたい企画だろ。

 もちろん、ここに置かれていない安酒もある。ティーチャーズとかホワイトホースとか、ふつうに1000円以下だもの、当然だ。デュアーズやカティーサークなんかは、陳列の資格十分なはずなのだが、仕入れの関係か、顔を見せたことがない。

 このコーナーでも売れ筋ってのはあるようで、スコッチだとジョニ赤、バーボンだとアーリータイムズあたり。そうね、ジョニ赤なら無難だしね。って、前回はジョーさんとグリーンオールってジンを買った。うん、いいよ、満足だぜ!

 そんじゃ今回もか?なんの、そこは安酒党員の矜持ってもんがある。一つの酒に入り浸る、あるいは酔えればいいんだ、なんて、不様なことはできん。そいつぁ、ただの無精者の酔っ払いってもんだ。安酒の中に、個性を追い求め、品位ある銘柄を見つけ出す、その喜び!つまり、安いのにこの味わい!すげぇなぁ!の、驚きと出会い、これこそ、党員たるゆえんなのだ。

 で、この2本2000円コーナー、なかなか粋な品揃えをしたりしてくれる。

 今回、当てたウィスキーは、アイリッシュウィスキーのPADDY。これは久しぶりの掘り出しものだった。750ミリリットルと50ミリ余計、だからってわけじゃない。ネットでの売値が1本1900円!?やったぜ大儲け、って喜びでもない。いや、これもたしかに嬉しいが。美味いんだよ。アイリッシュ特有の滑らか味わい、とがったり、つっけんどんなところなど一切ない品の良いのど越し、それでいながら、水割りでもしっかり主張して来る個性の際立ち。うーん、これは癖になりそうだぜ!

 もう一本、Fort William、こっちは、ちょっと特殊なスコッチ。原酒はスコットランド、ハイランド地方、だが、それを元にブレンドしたのは、ニッカのブレンダー。輸入発売元はアサヒビールって変わり種だ。別の国のアイドルを日本のプロデューサーが日本人向けに手を入れて売り出したみたいなものだな。売り出し中ってことで、これも2本2000円のレベルは超えている。ニッカのブレンドは好みだから、十分に楽しめる。

 と、まぁ、珍しい酒を試し買いできるのが、このコーナーのいいところでもある。安酒なんてみんな同じだろ、などという味覚おんちには到底たどり着けない芳醇な唎酒の妙味ってものがあるのだ。

 なっ、だから、2本2000円!こそこそレジに持ち込むことはないぞ。遠慮はいらん、胸を張れ!安酒党員よ。

 

 

 

 

コメント
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