浅川総合治水対策連絡協議会総会
7月26日(月)は、浅川総合治水対策連絡協議会総会があり出席しました。
主催者の挨拶の後は、来賓挨拶。
まず鷲沢長野市長が、この間の浅川の穴あきダムをめぐる経緯も含め長い原稿を読み上げ挨拶しました。
その挨拶の終わりに差し掛かった時、知事選を意識して市長から気になることが言われました。
それは、現在知事選が行われているが、浅川ダムが争点として取り上げられている。結果によっては再び工事が中止になる可能性があるため、ダムに関し「村井県政」を継承される方が選択されることを願っている。という趣旨の部分です。
これはあんに特定の候補への支援をお願いしている挨拶とも受け取られますが、これは首長としての政治姿勢やモラルの問題であり、例えば、この場所で明確に特定候補への支持を呼びかけたとしても法的に違反ではありません。
そこで、私はこの市長の挨拶が特定の候補支援に限定されないようモラルを重視し次の趣旨の挨拶を行いました。
浅川ダム問題に関し、浅川総合治水対策連絡協議会が果たして来た役割は大きく感謝と敬意を申し上げたい。最近の世論調査で浅川ダム問題について疑問とする傾向が増加しているが、そもそも前県政下で議会での条例提案もあり流域で様々な安を検討したが、国の認可の可能性や賛否がまとまらなかったため政治決着したものであり、県には河川への管理責任があり判断したもの。
かって、治水・利水ダム等検討委員会での脱ダム学者で住民投票を主張した方もいたが、南信の方に浅川問題の正確な判断は出来ないと反対した。マスコミが他に多くの県政課題があるにもかかわらず、世論調査で浅川問題を突出して取り上げるのは問題。なぜなら、治水はその流域によって地元の人しか知らない災害の歴史や実感があるからだ。
政権交代により浅川予算も一時凍結されたが、私は民主党県連と社民党県連の連名で、民主党幹事長室や社民党ダム担当議員、国土交通省大臣政務官に対し、22年度予算措置と千曲川立ヶ花狭窄部の拡幅を要望した。
7月16日の洪水で私の地元も大変でしたが、浅川も未明にかけて住民避難危険水域に今一歩であったことを、是非皆さんに認識して欲しい。
この日感じた市長の動向や最近の知事選の動きを見るとき、自民党や市町村長、経済界を中心として、既存の体制を維持し利益誘導を行おうとしている「体制翼賛会」的な焦りを実感しました。
でも、もっと批判されるべきは、私が前回の知事選挙では「権力闘争」に勝つため支援者も巻き込み真剣に取り組んだ村井知事が、それらの恩義を忘れ、知事の看板で特定候補のマイクを持ち応援していることです。
これはモラルに欠けた行為であり、多くの県民は疑問に思っていると思います。
結局は庶民を無視した、「体制翼賛会」的県政を作りたいということでしょうか?
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