長野電鉄屋代線を
公共交通対策会議で現地調査
5月28日(木)は、長野地区公共交通対策会議が下記の日程で長野電鉄屋代線の現地調査を行いました。
【日 程】
8:23 長野電鉄朝陽駅発(私)
9:00 長野駅集合
9:13 長野駅発「しなの鉄道」~9:34屋代駅着
◎長電屋代工場を視察
10:28 発の屋代線に乗車~10:56綿内駅着
◎綿内変電所を視察
◎若穂住民自治協議会の皆さんと意見交換
12:28 発「須坂行き」に乗車~12:36須坂駅着
◎運転指令室と須坂車両工場を視察
◎長野電鉄労働組合事務所で対策会議
15:48発の長野行に乗車し朝陽駅で下車
■屋代工場の視察
平成9年に「しなの鉄道」開業に伴い開設された屋代工場は、長電や関連5社、しなの鉄道出資する長電テクニカルサービス?が経営する施設で、鉄道車両の検査や修繕を行う長電グループの施設。
要因総数は28名で、業務の電車車両の検査・修繕のほとんどの仕事は「しなの鉄道」の車両で、長電の車両は臨時検査程度で年間に10日間程度で、長電の車両検査は須坂工場が行っているとのことでした。
しなの鉄道の車両リニアル工事等は、部品価格の入札結果からJR総合車両所で行っている様です。
今回の長野電鉄屋代線の存続が問題化する以前は「屋代車両整備工場があるので、鉄路を廃止することは出来ない。」と言われていましたが、この屋代工場の役割は「しなの鉄道」の車両検査が主な事業であり、屋代線が廃止になっても余り影響が
無いようです。
■綿内変電所の視察
綿内駅に隣接する綿内変電所は、屋代線(屋代~須坂間)運行に必要な電気を供給する唯一の施設で、中部電力から3万3千ボルトの電気を受け、3300ボルト(施設関係用)と1500ボルト(電車用)に変換し出力しています。
一番遠くの屋代まで電力を送るのは途中で電力が弱まるので、同じ区間で複数の電車を動かすのは困難とのことでした。
また、普段は無人で、須坂駅構内にある指令室から管理しているとのことでした。
そして、最大の問題は現在の施設は昭和36年製の変電施設であり、耐用年数20年~30年のところ48年が経過しており交換部品もなく、独自に修理・修繕して何とか維持していることです。
「新たな施設に更新するには、どの位の経費が必要か。」との問いに、責任者の方は「約10億~12億円はかかる。」というので、「環境に悪いかも知れないが、ディーゼル車両という手もある。」と言うと、「約20億円かかるが、ハイブリット車両という手もある。」と教えてくれました。
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