12月議会が、6日から16日間の日程で開催されます。
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11月29日、県議会の議会運営委員会が開催され、12月県議会の日程を6日から21日までの16日間と決めました。
このうち、活発に論議が行われると思われるのは「森林づくり県民税条例(案)」と、「中期総合計画(案)ですが、「森林づくり県民税条例(案)」については、今日、開催された会派の勉強会で、県の担当者からの説明を受けましたが、その中で私からは県側に、事業フローの作成や事業の具体的な内容(詳細)、県政世論調査の税導入への賛否結果、私有林へ税を投入したことに対する「一定期間の皆伐制限」の「一定期間」の根拠の明確化、現制度での国・県・市町村負担と制度内容の明確化等を説明資料として提出するよう求めました。 また、このほかにも高校改革や産業廃棄物条例、消防の広域化、少子化対策、地方財政の充実、医師不足対策、鳥獣被害対策、男女共同参画、障害者自立支援法の充実、入札制度改革、産業活性化対策等々、活発な討議が行われると思っています。
私は今回、一般質問は行いませんが、会派からは下村議員・野澤議員・松山議員・小島議員・下沢議員・?島議員が質問をすることになりました。 その質問内容については、12月5日に行われる会派の団会議で意見交換することにしています。 私は、今議会では、質問を行いませんので、裏工作議員に徹して議会演出を行いたいと思いますので、皆様からの率直なご意見をお寄せ下さい。
■ 先に森林税の現地調査をした湯布院の風景。 |
「中期総合計画」の最終案が確定。
昨日、これまでパブリックコメントを行って来た、今後向こう5年間の県政運営の方向を示す「中期総合計画」が、部長会議において決定しました。そして、12月6日から行われる12月議会で「中期総合計画」(案)として提案されることになります。
今回、最終決定された「中期総合計画」の策定過程では、県民の皆さんへの意見募集や、10圏域単位での地域懇談会の開催、車座集会、ボイス81などの各種懇談会、県民満足度調査の実施など、計画策定手続きとしては、かってない取り組みであったと私は評価しています。
また、車の両輪として計画を策定するために県議会に設置された「中期総合計画研究会」が、各会派の意見を取りまとめ、知事に提出した47項目の意見についても、事前に回答が寄せられ、いくつかの課題について、追加・修正されたことを評価するものです。
なお、「改革・緑新」として、私が申し入れた「教育委員会の障害者の法定雇用率の確保」や「女性の公立学校教員等の管理職への積極的登用」等については、追加・修正されました。
また、政策評価の第三者機関の設置については、「ご提案の趣旨を踏まえ、政策評価について造詣の深い有識者を総合計画審議会委員に加えるなどの対応を検討してまいります。」とし、計画の実施過程での地方事務所単位に計画の進捗状況をテーマとした「会議」の開催については、「計画に基づいて施策を展開する中で尊重してまいります。」としています。
この議案を審議する12月では、この計画に関し、厳しい県財政のもとで、掲げた数値目標をどの様に達成して行くのか。県政が県民から遠くなっていると指摘されるなか、計画の運用過程で県民に分かりやすく説明するとともに県民参加のシステムをどの様に確立するのか。掲げた、数値目標の根拠は実現可能なものなのか活発な審議を行う必要があります。
信州の名工・優秀技能者表彰式
昨日、長野市のメルパルクホールで、県と県職業能力開発協会主催の「信州の名工・優秀技能者表彰式」が開催され、私が議長代理として出席し祝辞を行いました。
表彰されたのは、11月21日まで静岡県で開催された「技能五輪国際大会」で、金メダルを獲得したセイコーエプソンの畑弾手さん(21歳)はじめ、1団体と346名方々で、さすがに優秀な技能と経験がみなぎり、皆さん自信に満ちた貫禄を感じました。
これからも、精進され頑張って頂くことを願いました。
表彰式終了後は、受賞者との記念写真を撮りました。
まん中に、腰原副知事と私等が座り、受賞者が5組に分かれ順番に撮影したのですが、なぜか私の隣には3回、若い女性の受賞者が座りました。でも、私のデジカメが悪いのか、撮影して頂いた副知事の秘書の方の「ウデ」が悪いのか、肝心な写真はよく写ってはいませんでした。
それにしても、受賞された偉大な皆さんとの記念写真の相手が、私なんかで良かったのでしょうか。
長野県の広報について
11月24日の信濃毎日新聞に、長野県の「広報ながのけん」が掲載されているのを「何気なく」目にしました。
その内容は、「借金の返済に困っていたら・・・ 一人で悩まず相談しましょう。」として、消費生活センターへの相談を促すものでした。
私は、前田中知事時代の県の広報は、知事が行っていることの活動報告や自己宣伝が主目的であったため(時には議会や特定のマスコミを批判したり、浅川問題で新幹線用地に協力しない地権者批判が主な内容であったこともあり)、徹底して、「県民が困っている課題に、手を差し伸べる広報にすべき」として、強く主張して来たことから、今回の広報を高く評価しました。
そして、それでも「現知事も、自分の宣伝を重視しているのでは、ないか。」との疑いを持ち、県のホームページから、過去の「広報 ながのけん」のページを見ると、今年4月以降(今年度)に県民に発信された広報の内容は下記の通りでした。
4月7日号
・スリムで効率的な行財政基盤を確立するために
ー長野県行財政改革プランー
・4月1日県の組織を改正しました
5月26日号
・長野県産業振興戦略プラン -メイド・イン・NAGANOを世界へ-
・あなたの所得税・住民税がかわります
・県議会の正副議長・委員会の構成が決まりました
6月23号
・赤ちゃんと子どもの命と健康を守るために
・高校改革プランの今後の進め方が決まりました
・ものづくり産業の人材育成を応援!
7月28日号
・“愛して”ください 信州まつもと空港 ご利用をお待ちしています
・夏休み 県の施設へ行ってみよう!
8月25日号
・突然やってくる地震などの自然災害に備えましょう
・魅力あふれる学校で夢を実現してみませんか!
ー県立の大学や短期大学等では、来年度の学生を募集-
9月22日号
・“おいしい信州”売り込みます!-信州農産物のマーケティングー
・許しません!不正軽油
10月27日号
・子どもの「いのち」と「こころ」を守るために
<11月は児童虐待防止推進月間です>
・土砂災害防止法に基づく区域指定を進めています
この内容をどう見るかは、人によって違うかも知れません。
ただ、記事の内容を読みますと、明らかに知事の宣伝と思われるものは激減しましたし、広報の紙面の約四分の1は、毎回、「情報掲示板」 として確保され、県の各種催し、各種県民相談の案内、職員等の募集、県営住宅の募集案内等々、毎回10項目以上の記載がされていることは、前知事の広報とは全く違います。
行政の広報は、マスコミの報道に中立性が求められる様に、時の「権力者」の権力を維持するための道具になってはならないと、私は思います。この観点に立てば、県の広報の在り方は、まず、県民の日常生活に一番知ってもらわなければならない課題、また一番、県民生活で知りたがっている課題を最優先に伝えることを基本に発信しなければならないと私は思います。
その趣旨から、村井県政には、さらに県民本位の長野県の広報の在り方を研究され、正確で客観的な県民への情報伝達を行っていただくことを願うとともに、私もそのために絶えずチェックして行きたいと思います。
さて、今となっては余談ですが、もう少しこの課題の本質をお伝えするために、下記の事例を紹介します。
それは、前田中知事の「広報ながのけん」の予算計上をめぐって、その内容について総務委員会で激論を交わし、議会側が予算額を減額し、その結果に前知事が「再議」した時のことです。
皆さんにご理解いただくために、若干その時の私のホームページから紹介しておきます。
それは、2005年2月定例会の当初予算(案)審議の時ですが、前知事が、これまで問題として指摘してきた広報予算を大幅に上回る額を計上した時の出来事です。
当時の総務委員長報告や知事の再議理由、そして、私の追加した意見をご覧下さい。
広報事業費の減額修正
● 総務委員会長報告の修正の理由
第2款総務費、第1項総務管理費中、広報事業費3億4,304万2千円については、平成16年度予算額の2億2,265万円を大幅に上回る額となっているが、県の広報については、県の施策等を県民にわかりやすく伝えるべきところ、現在の広報は単に知事個人の意見を表現する場となっていることが多く、県の広報の在り方として問題がある。こうした広報のあり方を見直すことなく、平成16年度に比し1億2千万円余りもの増額を行うことは、財政状況が厳しい折、認めることはできないため。
● 知事の再議の理由
県民一人当たりの広報事業費が全国でも44番目と低い水準にある本県において、県の施策に関する情報を正確にわかりやすく県民に伝えるための広報事業費の減額は、開かれた県政の実現に支障をきたすものである。
● 私の委員会の修正理由以外の理由
知事は「県民一人当たりの広報事業費が全国でも44番目と低い水準」としているが、各戸に配布されていた広報を田中知事が廃止したために44番目となった事実をすり替えている。「県の施策に関する情報を正確にわかりやすく県民に伝えるため」としているが、今までの広報は、自分の主張(宣伝)に終始している。県財政が厳しいと煽りながら、前年度と比較し1億2千万円余も増額する理由が理解できない。
これからの県政は、知事や議会が態度の模範を示し、真に「県民益」のための県政となるための実践と、県民のための「広報」の在り方が求められていると思っています。
県議会議員会館前の「イチョウ」 (11月27日)
バス路線の安全確保のため、道路改良等を要望。
前のブログで、政府が進める規制緩和路線により、県民生活全てに格差社会が拡がっていることについて、タクシーやバスの業界のことを例に、指摘しました。
そんな中でも、「公共交通」の安全性を確保するために、日夜点検し努力することは当然のことです。
県内のバスや鉄道の労働組合で組織する私鉄県連では、毎年、「バス運転手から見た 県下道路危険箇所調査書」を作成し、県や市町村、警察等へ安全対策を要望しています。
この要望は、乗用車と違いバスの場合は、大型車故に運転手の視線が高く、しかも、最近は高齢者や障害者に優しく低床バスの導入が求められているため、普段、乗用車で何気なく通っている道路でも、揺れが激しかったり、すれ違いが難しかったり、坂道のカーブでバスの底を摩ったり、樹木が屋根にあたったり、カーブミラーが見にくかったり等々と、特に路線バスの安全を確保するため行っているものです。
そして、県の長野建設建設事務所館内に関する要望が11月21日に行われ、私も同席しました。
この要望には、アルピコ労組川中島支部と長野電鉄労組、布目長野市議が出席し、長野~鬼無里線や戸隠線等々の改善要望について、箇所ごとに地図をひろげ、その要望内容を説明し、県の担当者と話し合いが行われました。
県も要望箇所のことは熟知していて、予算が少ないこと以外は、前向きな姿勢で、テキパキと対応していました。
そして、最後に県の側から当面実施できることは行い、「近く、警察と県と一緒に実際にバスに乗って、危険箇所を確認してはどうか。」との提案が行われ、実施することになりました。
この取り組みは数年前にも行われ、私も同乗させていただきましたが、普段、乗用車で通っている目線とバスで通る目線の大きな違いを痛感させられました。
バスの運転士さんは、頻繁に定期路線バスを運転しており、バスの安全な運行のみならず、道路パトロールの役割を担って頂いていることを、皆さんに知って欲しいのです。
また、他にも運輸関係やタクシーの労働組合で構成する「県交運」という協議会があり、公共交通の確保や安全確保についての県政課題について同様の取り組みを行っていることを紹介しておきたいと思います。
皆様が何気なく日常的に通っている道路。しかし、その道路の安全対策は行政による対応や、地元の皆さんの要望のほか、こうした取り組みがあることを知って頂きたいと思います。
★ ご近所に、この時期になると毎年家を飾るイルミネーションが登場します。今年は、ボチボチかな思い昨日お宅の前を通ると、今年も綺麗に点灯していました。(うまく写真撮影できませんでしたが・・・。)
妻が怒り 「ふんがい」!!
最近の我が家の妻の話題と言えば、「鳥」の話しばかり。
なぜかと言うと、ここしばらく、妻の車に毎日決まって「鳥のフン」がされていて、「ふん害」しているとのこと。
天候や風により、光りを反射するCDを車のアンテナ等にぶら下げましたが効果はなく、毎日、「ふん害は続く」とのこと。
妻の話によれば、ご近所に取材したところ、ご近所でも同じ例が多く、特に黒や紺カラーの車に鳥が「フン」をしていくとのこと。ちなみに妻の軽自動車は紺色で、隣りに駐めてある私の軽自動車はシルバーです。
一体、「どの鳥が犯人なの」、毎日、妻は監視(ヒマですね。)しているようですが、鳥がフンをするのは一瞬であるため、まだ、犯人を特定し対策ができないようです。
でも、私の家の前には我が家や周辺にお住まいの皆さんの、ゴミや資源物の集積場があり、妻は過去に、その集積所を狙っている「カラス」をめがけて投石したところ、そのカラスが妻をねらって攻撃して来たことがあり、「犯人はその「カラス」に決まっている!!」と決めつけています・・・・。
私としては、家に帰れば、「ふん害」の犯人を捜すために「ふん害」している、妻の相手をすることに、「憤慨」しています。
どうか、皆さんの中で、妻を静かにさせるために、鳥の「フン害」について、対処方法をご存じの方がおられましたら、教えて下さい。
我が家の生け花 【5】
2年前の3月9日の県議会本会議
一昨日は、このブログで決算特別委員会への説明資料のここ数年の変化と、「基本計画の議決等に関する条例」と主要な事業の評価と議会への報告等について、考えを述べました。
そんな時、私がヤフーで「竹内久幸」で検索していると、信濃毎日新聞の懐かしい記事が出て来ました
★ 私は、たまに他の方のホームページや新聞記事等で私のことが載っている場合があるため、こうして検索しています。同姓同名の方が全国にマラソンランナーや国会議員秘書、土地家屋調査士などの方おられることが分かったり、私の過去の活動にタイムスリップしたりして、参考になります。ちなみに、この日は885件が検索されました。
その中で今日は、前号の記事と関連する内容を紹介したいと思います。それは、2005年3月10日付けの「県政『基本計画』求める 8会派、独自条例案提出」という見出しの記事です。
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「9日の県会本会議で、県会11会派のうち8会派が、数値目標を定めた県政の基本計画の策定を県に求め、策定の際に県会の議決を義務付ける独自の条例案を提出した。18日の本会議で賛成多数で可決する見通し。
8会派は自民党県議団、緑のフォーラム、県民クラブ、志昂会、県民協働・無所属ネット、緑新会、政信会、公明党県議団。条例案は、財政改革推進プログラムなど「各種計画」の策定、変更についても県会への報告を義務付けている。
条例案を説明する竹内久幸氏=9日、県会本会議場
条例提案者を代表し、竹内久幸氏(県民協働・無所属ネット)が「執行機関と議決機関が共通認識の下で計画を策定し、進捗(しんちょく)を明らかにしていくことが重要」と意義を強調した。
これに対し、石坂千穂氏(共産党)は「知事は選挙時の公約に基づき計画を策定する。議決を必要とすることで執行権を損なわないか」と質問。竹内氏は「計画策定段階で県民の意見、議会の考えを聞くのが筋。知事権限にかかるものではない。地方自治法で市町村の長期構想は議決事項となっている」とした。
同様の条例は三重、岩手、宮城など少なくとも10県会が制定している。県会はこの日、6日間の一般質問を終了した。」
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というものです。
この記事を読んで、今では条例が運用されていて、当たり前のようになっていますが、当時の作成過程の苦労や論議を思い起こし、懐かしく思いました。
この記事では、「18日の本会議で賛成多数で可決する見通し。 」としていますが、その後刻まれた歴史は、共産党県議団やあおぞら等の会派を提案者に入れなかったため、これらの皆さんが「継続審査」を主張。次回6月議会までに県民や市町村議会議員の皆さんも含め研修会を行うことで決着し、この条例は6月議会で全員賛成で可決されました。
この他にも、今や昔懐かしい「治水・利水ダム等検討委員会条例」の記事や、私が議会本会議をストップした時の記事、私の本が古本として出まわっているページ、私への悪口、読売新聞のインタビー記事等々があって、しばらく過去にタイムスリップさせていただきました。
また、機会があればいつくか、思い出ばなしともに紹介させて頂きます。皆さんも、まだ体験していない方は、一度、自分のお名前を検索してみて下さい。「どこかで~、誰かが~」あなたのことを、「ほめたり、けなしたり」しているかも知れません。
県民の皆様が、納得できる県政の仕組みを創りたい。
最近の県議会は、12月議会を前にして段々と慌ただしくなって来ました。11月20日には、決算特別委員会の本庁調査、知事と各派代表者との懇談会、各会派の団会議、商工議連の勉強会等々、様々な会議がおこなわれ、結構多くの議員が議会に顔を出すようになりました。
12月29日(木)に議会運営委員会が開催されると、12月議会に提案される議案の勉強会や一般質問の準備、請願や陳情の取り組みなど県議会の動きは、いよいよ活発になって来ます。
先週の11月20日の議員の登庁盤
★ 県議会には、各入り口3箇所に、この「登庁盤」があり、議員は、議会に登庁すると、この登庁盤のボタンを自分で押すことになっています。しかし、このボタンを押すと、自分が県議会内に居ることを理事者やマスコミ等に示すことになることから、過去において私は、ボタンを押さないことが多々ありました。)
そんな中、会派の知事への申し入れや、会派の会議の準備のため控室にいると、昼食のため休憩となった決算特別委員会から控室に帰って来た宮澤宗弘議員が、「たけちゃん。この書類に何か問題はないか、見てよ。午後、質疑するから。」と書類を手渡されました。
私からは、「かんべんしてよ。夕べ飲みに行っちゃつて、勉強していないんじゃないの。」と言うと、宮澤議員からは、「いや、ちゅんと昨日はチェックしたよ。そうじゃなくて、さらに、たけちゃんの視点で、見て欲しいということ。」というので、その書類を「しかたなく」見始めました。
書類を見ると、それは企画局の決算委員会の説明資料で、私が決算特別委員をしている時とは違い、これまで私が求めて来た「事務事業評価シート」が課別に添付されていて、宮澤議員は、その細かな字で記載されたシートをチェックし、ちゃんと蛍光ペンやメモをしてありました。
私は、これまで求めて来たことが、「こんな形で決算特別委員会の説明資料で、変化して来ているんだ。」と思い、段々興味が湧いて来て、短時間でしたが、ついつい説明資料を全部チェックしてしまいました。そして、2点ほど気が付いた点を宮澤議員(先輩)に申し上げました。
宮澤議員は、何事にも「熱恋」タイプであり、宮澤議員に「にらまれれば」、「食い付いたら、離れない」ことを理事者は覚悟せざるを得ません。私としては、そんなことを創造し、少し理事者に遠慮た事項を申し上げたつもりです。
決算特別委員会に提出されている「評価シート」
ところで、私は、過去に3回(4回?)ほど決算特別委員や委員長をやり、決算書類が分かりにくいことから、県民に分かりやすい決算書や附属書類とするよう求め、改善して来ました。
そして、その経過から県が前年度行った事業について、せっかく行っている「評価」を決算に反映し、決算特別委員会の審議に、分かりやすく示し、来年度予算に生かすシステムを確立するため、「基本計画の議決等に関する条例」の提案にあたって、第5条に「知事等は、毎年、基本計画に基づく主要な事業の実施状況に対する評価を行い、その概要を議会に報告するとともに、一般に公表しなければならない。」として、そのことを求めました。
でも、どの施策が「主な事業」なのかは、前知事のもとでは「中期計画」がないため不明確なままであり、今回行っている決算特別委員会に付託されている内容のほとんどは、前知事が提案した予算であることから、不明確なままです。
しかし、村井知事は「中期総合計画」を主要な事業の数値目標も含め12月議会に提案することから、今後は本県が目指すべき方向と主要な事業の実施状況に対する評価が明確になることから、県民生活向上のためのシステムに近づくことになると思います。
また、評価シートにも、当然、事業目標に対する進捗状況や自己評価だけでなく、「第3者評価」の結果、県民世論調査の結果等が記載されなければならないと思っており、これが行われれば、決算審査書類もかなり客観性が担保され、透明度が高くなると思います。
ただ、私は、このほかに毎年「県民満足度調査」を行い、評価に反映させることを求めているのですが、先日、会派が村井知事に行った申し入れでは、「満足度調査を行っても、信州人は理屈ぽいので、満足していても満足なんて答えないのではないか」と否定的だったのが残念でした。(私は、県がやるべきことをチャントやっていれば、満足度は必ず結果に表れて来ると確信しているのですが・・・・・。)
私は、今回の決算特別委員会に提出された説明資料を見て、今後も職員の日常業務や決算書類の作成について、手間がかからず、県民に分かり易い仕組みを確立するため頑張る決意を新たにしました。
それにしても、現地機関へ出向いての審査や、本庁での2班に分かれての長い期間の決算特別委員会。
私達会派からは宮澤議員のほかに、小島議員、高島議員の3議員が出席し打ち合わせをしながら審議を行っていますが、そのご苦労に感謝しました。
「改革・緑新」の団会議の様子
タクシーの規制緩和と格差社会。
11月21日(水)の信濃毎日新聞の報道で、「タクシー 長野など増車規制強化 競争激化で国交省」との見出しで、下記の概要の記事が掲載されました。
それは、「国土交通省は21日、タクシーの台数が多すぎるとして運転手の労働条件悪化や安全性の低下が懸念されるケースが目立ってきたとして、人口30万人以上の都市を含む地域を対象に『特定特別監視地域』を新設し、長野交通圏(豊野地区を除く長野市、千曲市、埴科郡坂城町)など6地域を指定した。労働条件が適切でない場合は、事業者に対し必要なに応じて減車や増車の見合わせを勧告する。
長野県内では2002年の規制緩和で参入が自由化されて以降、長野市を中心に新規参入する業者が相次ぎ、競争が激化。一時期は運賃を値下げする業者も出て、運転手の所得減少も問題になっていた。」・・・・・・。
「今回の指定は期間は20日から08年8月まで。長野地区以外では札幌、旭川、仙台、富山、広島の5地域が指定された。」・・・・。
「冬柴鉄三国交相は20日の記者会見で、今回の措置について『供給過剰があまりにも行き過ぎているためで、規制緩和の流れを止めるとか逆戻りさせる考えは一切ない』と述べた。」というものです。
長野地区のタクシーの過当競争とドライバーの皆さんの実態については、過去にもこのブログで「タクシーの料金と格差社会」として取り上げました。
また、最近のテレビ報道でも東京都のタクシーの過当競争とドライバーの給与の実態等について、特集番組が報道されていました。
長野駅善光寺口のタクシープール
そうした、実態に今回、国土交通省が「『特定特別監視地域』を新設」し監視に乗り出したことは、歓迎するものです。
しかし、全国の6地区を指定した理由を「供給過剰があまりにも行き過ぎているため」としていますが、ドライバーの皆さんの生活実態は、全国的なものだと思います。
小泉内閣が進めてきた規制緩和によって、過当競争が強いられたタクシー業界は格差社会の拡大の象徴と言ってもよいでしよう。今回の措置について、国交省は「規制緩和の流れを止めるとか逆戻りさせる考えは一切ない。」などと言い訳せず、率直に「規制緩和の破綻」を認め、もっと抜本的な対応を行うべきです。
今回の措置は、小泉内閣が「改革」の名のもとに進めて来た「規制緩和路線は破綻」したと認識し、格差社会の解消に向けて全ての分野で見直しを行うことを願うものです。
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追 伸
今日取り上げたのは、タクシー業界の規制緩和の話しですが、県内においては貸し切りバス等の分野でも、大変な過当競争が起こっています。
規制緩和が導入されて以降、本県の貸し切りバス事業者は平成12年度93社でしたが、平成17年度には158社となり、現在では170社を越えていると言われています。
また、貸し切りバスの台数も平成12年度947台でしたが、平成17年度には1,330台となっています。
そして、その結果、旅行者などから安い値段での過当競争が煽られ、人件費の削減(最小の人数で低賃金)や無理な運行計画が強いられ、安曇野観光バスの事故など安全性も脅かされています。
このことは、ただ単に、事故を起こした当事者だけの責任にしてはいけません。規制緩和を見直すべきです。
また、行政もコミニュティーバスやスクールバス等を業者委託する場合、「安ければ良い」という姿勢を改め、安心・安全を担保するための総合評価入札制度の導入を行うべきと思います。
当面の県政課題について村井知事へ提案。
11月20日(火)、私の所属する改革・緑新では村井県知事に対し、13項目の「当面の県政課題に対する提案」を行いました。
■ 「当面の県政課題に関する提案」の内容
村井知事は、これらの提案について全て考えを述べましたが、その内の主な内容を下記に報告します。
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中期総合計画の運用での第三者評価や県民参加のシステムづくりについて、「どのように行うか、検討したい。」
来年度当初予算案とセットで「中期財政試算」を示すことについて、「公表したい。」とし、国の税制改正の動向を注視し「中期財政計画」の策定を行われたいについては、「適切なご意見なので検討したい。」としました。
「森林づくり県民税」への提案については、「悩んでいる。ソフト対策と言うが、お金を掛けなくても出来るかも知れない。効果ある『間伐』を行うことが大切。」 としました。
国の道路財源の充実については、都市部の自民党も含めた国会議員の感覚やマスコミの取り扱いについて「頭に来ている。」とした上で、「引き続き、全力をあげる。」と答えました。
道路・河川等の維持修繕費の来年度予算での増額については、現状が県単独予算であることに不満を言いながら、道路特定財源の対象とすべきと主張し、「ごもっともな指摘なので、努力したい。」としました。
介護や福祉現場の持続可能なサービスの確立のため国に強く要望することについては、「同感である。既に厚生労働省に要望したが、今後も国に申し入れる。」と答えました。
パブリックコメント条例もしくは指針の策定については、「悩んでいる。どうしたら良いか、相談したい。」と答えました。
「食品安全条例」の制定については、最近の偽装表示問題を指摘した上で「大変な問題。相談したい。」と答えました。
「入所児童生活向上援助費」制度の継続については、「制度を維持したい。」と答えました。
障害者の法定雇用率の推進については、「周知を図り、対処したい。」と答えました。
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また、今回の「当面の県政課題に対する提案」とあわせ、改革・緑新では来年度の予算編成に向けて、会派として検討し来た217項目の「平成20年度予算編成に関する提案書」を村井知事に提出し、各部局に徹底を図るよう申し入れました。
「改革・緑新」として、今回行った村井知事への当面の県政課題や来年度予算要望は、会派や各議員に県民の皆さんから寄せられた意見等について検討した結果、ローカルな課題等を除いた課題に絞った内容であり、要望した課題の実現のため全力を尽くすとともに、今後も皆様からの積極的なご意見をお待ちしています。
追 伸
会派の申し入れに村井知事が答えている時、話しが道路特定財源に及ぶと、知事は急に語気を高め、「自民党の中にも都市部の議員多く、地方のことを全然分かっていな~い。だいいち、二世議員が ・・^・.・^・・・~」云々と演説をはじめました。
私としては、演説を聞いていては、30分間という予定時間内に終わらなくなると思い、「まあまあ知事。そんなに怒ると血圧があがりますよ。その辺にしないと。」と申し上げると、知事は、コチラを向いて「ニッコリ笑い」落ち着いたようでした。
本当に、私達議員には道路整備や維持修繕の要望が多く寄せられますが、県にお願いすると「お金が無い・・・。」という答えが多いのが現実です。特に、道路の維持修繕のほとんどは国の補助金がないため、住民要望に対して整備が追いつかないのが現実です。道路の維持修繕費についても道路特定財源の対象にして欲しいと思います。
えびす講の花火 【3】
「キャベツ おかかかけ」って・・・何?
一昨日、久々に最近市のOBとなった先輩と懇親しました。
昔の思い出や、奥様より先に退職し主夫となった生活の情況、同年代の方の噂、県政や市政・国政への思いなど様々なことをお互いに前向きに会話し、楽しい時間が過ぎて行きました。
今回、懇親した理由は、何か県政や市政、国政で重要な変化があれば、私にメールをいただき、その内容に説得力があることから、私も同感することが多く、過去何回か、彼の信念に感化され、県政運営等に反映させていただいた経過があり、今後も県政運営等についてアドバイスいただくため、私からお誘いしたものです。
ところで、先輩と懇親した場所は、JR長野駅近の南石堂町にある「樽」というお店ですが、この店の名物は「キャベツ おかかかけ」です。
私もこの店には、これまで数回来ていますが、この「キャベツ おかかかけ」を食べなければ、「健康になれない。」と思い、毎回注文しています。そして、今回も注文しながら、このブログに紹介するため「女将」に「キャベツの上にかかっている『もの』は何ですか。」と訪ねると、「それは、静岡県清水から取り寄せている『サバとイワシの削りぶし』」とのことでした。
また、「キャベツ おかかかけ」【写真】の名称は何を意味しているのですか?との問いに、「キャベツにおかかを、かけているから、キャベツ おかかかけ」とのこと。これには、「なるほど・・・・。」
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これが「キャベツ おかかかけ」。二人だけであったため、これでも小さいのを注文。大きいのであれば、季節的にはトンガリ帽子の健康に配慮したクリスマスツリーです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「樽」はお聞きすれば、創業42年とのことですが、いつお邪魔してもサラリーマン風の方で混んでおり、安くて「赤ちょうちん」風の感覚が人気なのかも知れません。お勧めです。
我が家の生け花 【4】