たけちゃん活動・生活日誌

県議としての活動に追われてきましたが、引退後の生活の様子や、感じていることを発信しています・・・。

ようやくはじまります。

2010年07月10日 | 社会生活

 こども病院医師を須坂に派遣
 県立病院間で連携、発達障害を診察


  7月9日(金)の信濃毎日新聞の朝刊に上記の見出しで、下記の記事が掲載されていました。
 
■ 県立こども病院(安曇野市)の医師と理学療法士、作業療法士が9月、低体重で生まれてきた幼児の運動機能の発達度合いや、発達障害の傾向がある幼児の診察を県立須坂病院(須坂市)で始める。こども病院の高度な専門医療を他の県立病院で継続的に提供する初の取り組み。今後、南信地方での診察も検討し、全県をカバーしていく考えだ。
 診察は月1回。作業療法士や理学療法士が幼児の積み木の持ち方や積み方などから発達の度合いを検査する。また、医師や作業療法士らが幼児の行動、コミュニケーション能力なども診て発達障害かどうかを総合的に判断する。こども病院によると、こうした検査や診察は、専門的なノウハウを持つ同病院のスタッフだからできるという。
 検査や診察の結果、運動機能に発達の遅れが見られる場合、重度であれば幼児用のリハビリ設備のある近隣医療機関を紹介する。軽度であれば、リハビリとして家庭でもできる体を使った遊びを保護者に伝える。発達障害の傾向があると判断した場合は、近隣の医療機関や親の交流グループを紹介することも検討する。
 4月に発足した地方独立行政法人県立病院機構(長野市)の勝山努理事長は「患者の利便性や地域医療に貢献するため病院間で連携していく。同様の取り組みを本年度中に南信にも広げたい」と話している。須坂病院での診察は9月9日を予定。1日6人の診察を考えている。


 発達障害児が増加傾向にある中、この取り組みは県が出来る具体的支援策として大変重要なことだと思います。
 平成17年4月に施行された発達障害者支援法に、県の役割として発達障害者支援センターの責務・運営上の留意事項・都道府県の監督事項、専門的な医療機関の確保等について定められましたが、同法が市町村の役割として、母子保健法等の規定により健康診査を行うに当たり、「発達障害の早期発見に十分留意しなければならない。」と規定されたことから、県の役割が何か遠のいていた感がありますが、今回の県立病院の取り組みは大いに歓迎するものです。
 今後は、さらに発達障害障害の早期診断と発見・療育・教育・就労・相談体制など、国・市町村・県の、それぞれの役割を明確かつ具体化し、療育体制整備への県の支援策など発達障害者支援システムの確立を求めて行きたいと思います。

にほんブログ村 政治ブログ 政治家(都道府県)へ「日本ブログ村」のブログランキングに参加しています。クリックしてご支援をお願い致します。