9月17日は、午前9時半から開催された私の地元の朝陽地区敬老会に来賓として出席しました。
私は、式典の来賓挨拶で次の祝辞を行いました。
敬老会では式典の後、朝陽小学校6年生児童全員(約100人)によるお祝いの合唱【写真】が行われました。
この日は、午前11時頃から朝陽小学校の地区PTA総会が開催されるため、敬老会は途中で失礼しました。
祝 辞
皆さん、おはようございます。
本日は、朝陽地区の敬老会が盛大に開催され、心からお祝い申し上げます。
また、ご主催頂きました主催者の皆様に、心から感謝を申し上げます。
さて、敬老会は、多年にわたり社会につくして来られた皆様を敬愛し、長寿を祝うために行われるものです。
その意味で、これまで戦中戦後、そして高度経済成長を担って来られた皆様の大変な努力により、今日の私達の生活があることを、心から感謝を申し上げます。
また、家庭を築かれ、様々な難題や課題を乗り越え、それぞれの分野で役割を担いながら、住みよい社会となるよう皆様が努力されてこられた故に、今日がありますことに、心から敬意と感謝を申し上げます。
厚生労働省の平成二十二年に発表された都道府県別年齢表によれば、長野県の平均寿命は男性が80.88歳。女性が87.18歳で、男女ともに全国一位であり、世界的に見てもトップレベルの水準となっています。
但し、この数字は五年に一度の国政調査をもとに発表されるもので、これまで他県では長野県を「追い付き追い越せ」とばかりに、取り組みを行っていますので、来年発表される順位に多少の変動があるのかも知れません。
しかし、本県がこれまで全国一位になれた要因は、減塩や適度な運動の推進、野菜摂取量が日本一多いこと、農業従事者が多いことなどがあげられており、こうした長年かけて築いてきた生活慣習は、そう簡単に真似できるものではないと思います。
こうした全国からうらやましがられ、目標とされている「長寿県長野」ですが、長寿だけでなく重い病気や寝たきりにならず長生きできる「健康長寿県」としは、現在全国で十六位であり、こちらも全国一位にするための取り組みを現在、県では行っています。
それは、本県では三大死亡率の原因は、全国比較で、がんが一位、心疾患が二位、脳卒中などの脳血管疾病(しっぺい)が四位であることに注目し、病気を予防するための取り組みです。
それは、病気の早期発見のための健康診断の推進や、脳卒中などの生活慣習病の原因となる高血圧や肥満、糖尿病などの予防のため、県民の生活慣習の改善に取り組む健康づくり県民運動の推進です。
具体的には、生活習慣病予防に効果のある、「体を動かす」こと、「健診を受ける」こと、「健康に食べる」ことの三つをスローガンにした健康増進への県民運動の呼びかけです。
健康は、自分のためだけではなく、家族や地域社会の幸せにもつながります。今日ご出席の皆様も、健康増進に配慮され、この三つのスローガンを実施され、今後もたくましく私達を、ご指導頂きますことを、心からお願い申し上げます。
ところで、四年後には東京オリンピックが開催されます、十一年後にはリニア中央新幹線が開業予定です。
朝陽地区内でも、東外環状線の整備や県や市による関連工事が行われており、今後地区の姿が変貌すると思われます。
この様に、時代が目まぐるしく変わる中、その節目・節目で、例えば、東京オリンピックやバラリンピックを観戦したいとか、リニア新幹線に絶対乗るぞとか、また、孫やひ孫の結婚式には必ず出席するぞ、などなどの目標を持ち、健康増進に努められることも、健康長寿の秘訣になると言われています。
皆様は、長寿社会の中で、これからの時代を担う現役であり、自らの今後の目標に向かって前進頂くとともに、今後とも私達後輩を新たな時代を創造するため、ご指導賜りますことをお願い申し上げ、お祝いの挨拶と致します。
本日は、誠におめでとうございます。
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