「脱ダム宣言」のその後と浅川改良事務所の存続について
【竹内質問】
次に、「脱ダム宣言」のその後について油井建設部長に伺います。
平成13年2月の突然の「脱ダム」宣言から16年が経過しました。
当時、中止とされた浅川ダムにつきましては、紆余曲折を経て今年3月17日から運用開始となりましたが、当時からダムに替わる対策が流域協議会等で検討された、上川、黒沢川、薄川、郷士沢川、角間川、清川、駒沢川、砥川の治水対策や利水対策の現状と今後の取組について伺います。
次に、「脱ダム宣言」のその後について油井建設部長に伺います。
平成13年2月の突然の「脱ダム」宣言から16年が経過しました。
当時、中止とされた浅川ダムにつきましては、紆余曲折を経て今年3月17日から運用開始となりましたが、当時からダムに替わる対策が流域協議会等で検討された、上川、黒沢川、薄川、郷士沢川、角間川、清川、駒沢川、砥川の治水対策や利水対策の現状と今後の取組について伺います。
また、浅川については、残る内水対策とともに、今年7月11日に氾濫した、浅川の支川である駒沢川や新田川、三念沢など信濃川水系長野圏域河川整備計画に位置づけられた河川改修が着実に行われるよう、浅川改良事務所は当面存続させて欲しいと思いますが、考えをお聞かせ下さい。
【油井建設部長答弁】
流域協議会で検討された9河川のうち、浅川を除く8河川の治水及び利水対策の現状と、今後の取り組みについてのお尋ねでございます。
順次お答えいたします。
諏訪市、茅野市の上川の治水対策は、優先度が高い諏訪市四賀の弱堤部の整備を実施し、平成21年度に完成しました。今後、諏訪圏域河川整備計画に基づき、築堤等の河川改修を順次実施してまいります。利水対策では、上流の2つのため池について、県による漏水対策が完了し、農業用水の安定確保を図っております。
次に、安曇野市黒沢川の治水対策ですが、現在、調整池の新設に向けた調査を進めており、早期の工事着手を目指してまいります。利水対策では、市が井戸の新設及び豊科地域からの送水によって水源を確保しており、対策が完了していると聞いております。
流域協議会で検討された9河川のうち、浅川を除く8河川の治水及び利水対策の現状と、今後の取り組みについてのお尋ねでございます。
順次お答えいたします。
諏訪市、茅野市の上川の治水対策は、優先度が高い諏訪市四賀の弱堤部の整備を実施し、平成21年度に完成しました。今後、諏訪圏域河川整備計画に基づき、築堤等の河川改修を順次実施してまいります。利水対策では、上流の2つのため池について、県による漏水対策が完了し、農業用水の安定確保を図っております。
次に、安曇野市黒沢川の治水対策ですが、現在、調整池の新設に向けた調査を進めており、早期の工事着手を目指してまいります。利水対策では、市が井戸の新設及び豊科地域からの送水によって水源を確保しており、対策が完了していると聞いております。
次に、松本市薄川の治水対策ですが、現在、下流の田川の河川改修を実施しており、薄川については、その後の着手と考えております。なお、利水につきましては、市がダム事業への参画を辞退しております。
次に、豊岡村郷士沢川の治水対策ですが、現在、下流の芦部川の河川改修を実施しており、早期の完了を目指しております。利水対策は、村が井戸を新設し、対策は完了したと聞いております。
次に、山ノ内町角間川でございますが、平成19年8月に流域協議会から角間ダム建設について賛成・反対両論併記の提言がなされ、翌年の公共事業再評価において、角間ダム事業は「一時休止」つなっております。その後、国土交通大臣からの「ダム事業の検証に係る検討」要請に基づき、現在、治水・利水対策の再検証を行っているところでございます。今後、関係する皆様と十分に協議し、対策を決定してまいりたいと考えております。
次に、飯山市清川の治水対策は、その後の災害の発生が見られないことから、現在、河川改修には着手しておりません。今後も状況を注視してまいりたいと思っております。利水対策は、市が雪の処理計画を見直し、新たな水源の確保は必要なくなったと聞いております。
次に、辰野町駒沢川の治水対策ですが、現在、押野地籍において河川改修事業を実施しており早期の完成を目指し、引き続き事業を進めてまいります。利水対策は、町が、代替水源を確保するため、井戸を新たに設置しており、今年度中の完了予定と聞いております。また、農業用水の安定確保のため、県農政部が漏水対策工事を実施中であります。
最後に、下諏訪町砥川の治水対策ですが、現在、下流の赤砂地籍において、河川改修事業を実施しており、平成32年度の完了を目指し事業を進めてまいります。利水対策は、岡谷市において既存井戸の改修工事を行い、対策は完了したと聞いております。
続きまして、浅川改良事務所についてのお尋ねでございます。
浅川で、本年3月に浅川ダムが運用を開始し、排水機場については平成30年出水期前の本格運用を目指して工事を実施しております。また、議員ご指摘のとおり、内水対策が残るとともに、今後3つの支川において、平成30年度から河川改修を行う予定でございます。浅川改良事務所につきましては、今後の事業状況を勘案し、検討すべき事項と認識しております。
次に、豊岡村郷士沢川の治水対策ですが、現在、下流の芦部川の河川改修を実施しており、早期の完了を目指しております。利水対策は、村が井戸を新設し、対策は完了したと聞いております。
次に、山ノ内町角間川でございますが、平成19年8月に流域協議会から角間ダム建設について賛成・反対両論併記の提言がなされ、翌年の公共事業再評価において、角間ダム事業は「一時休止」つなっております。その後、国土交通大臣からの「ダム事業の検証に係る検討」要請に基づき、現在、治水・利水対策の再検証を行っているところでございます。今後、関係する皆様と十分に協議し、対策を決定してまいりたいと考えております。
次に、飯山市清川の治水対策は、その後の災害の発生が見られないことから、現在、河川改修には着手しておりません。今後も状況を注視してまいりたいと思っております。利水対策は、市が雪の処理計画を見直し、新たな水源の確保は必要なくなったと聞いております。
次に、辰野町駒沢川の治水対策ですが、現在、押野地籍において河川改修事業を実施しており早期の完成を目指し、引き続き事業を進めてまいります。利水対策は、町が、代替水源を確保するため、井戸を新たに設置しており、今年度中の完了予定と聞いております。また、農業用水の安定確保のため、県農政部が漏水対策工事を実施中であります。
最後に、下諏訪町砥川の治水対策ですが、現在、下流の赤砂地籍において、河川改修事業を実施しており、平成32年度の完了を目指し事業を進めてまいります。利水対策は、岡谷市において既存井戸の改修工事を行い、対策は完了したと聞いております。
続きまして、浅川改良事務所についてのお尋ねでございます。
浅川で、本年3月に浅川ダムが運用を開始し、排水機場については平成30年出水期前の本格運用を目指して工事を実施しております。また、議員ご指摘のとおり、内水対策が残るとともに、今後3つの支川において、平成30年度から河川改修を行う予定でございます。浅川改良事務所につきましては、今後の事業状況を勘案し、検討すべき事項と認識しております。
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