たけちゃん活動・生活日誌

県議としての活動に追われてきましたが、引退後の生活の様子や、感じていることを発信しています・・・。

一般質問2日目

2011年09月29日 | 長野県議会

一般質問2日目が終わりました。


 9月定例県議会の一般質問2日目は、9名の議員が、県営水力発電所の継続や自然エネルギーの普及、事業仕分け、スポーツ振興、県短期大学の4年制移行等々の28項目について質問が行われました。
 この内、阿部知事は主な課題について、次の趣旨を答弁しました。
 障害者の雇用促進のための大阪府の「ハートフル条例」の様な条例を制定してはとの問いに「具体的取り組みの一つとして、前向きに検討して行きたい。」とし、
 企業局の発電事業の在り方について、結論をいつまでに出すのかの問いには、「来年の前半をめどに」としました。
 また、事業仕分けの様々な問題点を指摘されたのに対しては、「有効な方法を、これからも模索して行きたい」と継続への意欲を示し、東日本大震災被災者への支援については、県内に避難して来ている皆さんと「直接会い対話したい」としました。
 さらに、森林づくり県民税の今後については、「様々な効果があがって来ている。現行の税は平成24年度が期限であり、現在行っているアンケート結果や設置した地方税研究会等の議論も含め、判断して行きたい」とし、県短期大学の4年制移行の開学と時期と場所については、「出来るだけ早期開校を目指したい。場所は、今のキャンパスの活用を視野に考えて行く」としました。
 明日の一般質問3日目は、午前10時から開会し、7名の議員が質問を行います。


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一般質問

2011年09月28日 | 長野県議会

一般質問がはじまりました。


 9月27日(火)は、21日開会した9月定例県議会の一般質問が4日間の日程で、はじまりました。
 初日のこの日は、9人の議員が登壇し、29項目の質問が行われました。
 これらの質問に対し阿部知事からは、次の様な答弁が行われました。
 長野県短期大学の四年制化については、「来年の夏を目途に、基本計画を策定したい。」公契約条例については「中間報告を近々まとめ公表したい。23年度契約の状況を調査しているが、様々課題がある。条例の意義について、改善に効果はあると考えているが、課題もあり、総体的な契約の在り方を今後も検討し、広く意見を求め検討して行きたい。」とする趣旨を答弁しました。
 東日本大震災による地域防災計画の見直しについては、「年度内には計画を作りたい。その中で、原子力防災対策をきちんと位置付けたい。」としました。
 今議会に提案された補正予算の内、「緊急経済活性化対策」分の経済波及効果については、「約70億円程度」とし、「他の0予算事業でも効果は見込まれる」とし、「引き続き対策を実行して行く」としました。
 これまで県企業局が行って来た水力発電事業を中部電力に移譲することを、東日本大震災を踏まえ自然エネルギーへの転換という観点から見直し、企業局の発電事業を拡大すべとの問題提起には、「考えて行く必要がある」としました。
 リニア新幹線建設に伴うJR飯田線の改良については、「在り方をきちっと考えて行くことも必要」と答弁しました。
 明日も、9人の議員が一般質問を行います。



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こんにちは県議会

2011年09月27日 | 長野県議会

「こんにちは県議会です。」
                      の動画が見られます。


 9月7日、中野市の北信合同庁舎において県議会主催の「こんにちは県議会です。」が開催され、今回からはじめて「県政報告会」が行われたほか、続いて行われた13回目となる「ふれあいミーティング」では、「活力ある北信州をめざして」をメインテーマに4名の方から意見発表をして頂き、意見交換を行いましたが、その動画が県議会のホームページで公開されました。
 是非、下記からアクセスして、ご覧下さい。
 http://www.pref.nagano.jp/gikai/tyousa/movie/library230907.htm


 また、県議会では、各定例議会での常任委員会の審査状況を各2常任委員会を順番で「広報番組『こんにちは県議会です』」として編集し、県内のケーブルテレビ局を通じて報道しています。
 こちらも、県議会のホームページでも公開していますので、ご覧下さい。
 そして、感想やご意見を寄せて頂ければ幸いです。
 http://www.pref.nagano.jp/gikai/tyousa/movie/librarycatv.htm


                       
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松茸の予想

2011年09月25日 | 社会生活

今年の松茸の豊作を願います。


 何時の間にか9月も後半。
 この時期になると今年の松茸の行方が気になります。
 昨年は、親しい皆さんと私の故郷である上田市武石へ松茸を食べに行きましたが、「今年はどうしようか?」そんなことを考えていた時、「さわやか信州旅.net メールマガジン」、「未知を歩こう。信州2011」観光キャンペーン スタート特集号」で、次の記事を目にしました。
 皆さんも参考にして下さい。


松茸の予想


松茸の国内有数の産地である長野県では、
 毎年8月末にマツタケ発生の見込みを発表しています。
  長野県林業総合センターの発表によると、今年は6~8月の気温が高く、
  梅雨期の降水量が十分な地域が多く、夏マツタケの発生状況も良いため、
  春~夏のマツタケのシロ(土中に繁殖しているマツタケ菌糸体)発達状態は良好と判断しているんだとか。
  9月中旬までの間に地温が刺激温度に下がった後に、残暑により再上昇する日数が少なければ、
  平年並み以上の作柄になるものと推測しているそうです。
  つまり今後、9月上旬以降にタイミングよく降雨があり、長期間にわたり
  ゆっくりと地温が低下していけば、昨年に続き今年も松茸の豊作が見込めるということです!
  さてさて・・・、今年は松茸の豊作年になるでしょうか??
  長野県林業総合センターHP  http://www.pref.nagano.jp/xrinmu/ringyosen/01soshiki/tokusan/matsutake1108.htm


 ということは、一週間前頃までの30度を超える残暑。
 災害にあわれた皆さんにお見舞い申し上げますが、台風15号による降雨。
 そして、その後の気温の低下。
 今年も、松茸は豊作になりそうです。


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NHK連ドラ「おひさま」効果

2011年09月24日 | 社会生活

経済効果24億円余・観光客3割増!


 NHKの連続テレビ小説「おひさま」は、ヒロイン陽子が「太陽のようにいつも笑って世界を照らす」という亡き母との約束を胸に、戦前、戦中、戦後を生きていく、さわやかな一代記という企画で、はじまりました。
 私は、この連ドラが県内の安曇野市や松本市等が舞台であり、大変興味があり放送開始以来、時間の許す限り見て来ました。
 そして、途中で副議長となってからは、副議長室に来客した皆さんに「おひさま」の「絵葉書」を渡し宣伝に努めて来ました。

 このドラマは、脚本家の岡田恵和さんは「主人公は決して、何か大きなことを成し遂げたりしたわけではありません。普通に人生を紡いできた女性です。描かれる時代は激動の時代ですし、もちろん戦争は登場人物たちの人生に大きな影響を与えます。ですが、どんな時代であれ、人は生活をしています。そこにはつらいことだけではなく、喜びや笑顔もたくさんあったはず。このドラマはそんなごく普通の生活者たちを描いていきます。」と述べています。
 この連ドラは、その意味で東日本大震災による被災者や多くの国民に、困難な状況を克服するための元気と勇気を発信して来たと思います。
 ところで、この連ドラが県内経済へもたらした効果について、9月21日の松本の「市民タイムス」で報道が行われました。
 それによると、「安曇野市は20日、NHK連続テレビ小説『おひさま』の市内への経済波及効果が、5~8月の4カ月間で24億4000万円に上ったことを明らかにした。日帰り、宿泊を合わせた観光客数は前年度比32.5%(延べ50万7900人)増となり、東日本大震災の影響で伸び悩む観光地が多かった中、好調な結果となった。」とのことです。
 この報道を知り、私は嬉しく思うともに、近く「おひさま」が終了して以降も、この番組の趣旨を生かした街づくりを進め、観光客が減少しないよう安曇野市には頑張って欲しいと願いました。
                       
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9月定例県議会開会。

2011年09月23日 | 長野県議会

9月定例県議会が開会しました。


 9月21日(水)、9月定例県議会が10月7日までの17日間の会期で開会しました。
 県から提案された主な議案は、平成23年度一般会計補正予算(76億1千万円余)等の予算案3件、一般職員の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例等の条例案6件、平成22年度一般会計及び特別会計の決算の認定について等の事件案10件、交通事故に係わる損害賠償の専決処分報告等の専決処分報告9件です。
 また、人事委員会委員や教育委員会委員の選出について等の人事案4件が、追加提案される予定です。
 この内、一般会計補正予算案については、大震災や円高による県内の経済・雇用情勢への影響が懸念される中、緊急経済対策のための財政出動が必要との声が議会内で高まっていましたが、昨年の9月補正と違い国の補助金が無い中で、予算規模としては昨年の9月補正を下まわりますが、県の単独事業としては近年にない予算規模を提案されました。
 具体的には、経済対策としては昨年度を上回る57億円余を計上し、うち、県単独公共事業費は41億円で、9月補正における経済対策としては過去10年間で最大の規模
となっています。
 また、放射能の監視・検査体制の強化や長野県産農畜産物の安全性PR、外国人旅行者の誘客促進など原発事故に伴う風評被害対策や、自然エネルギーの普及モデルの構築、企業の販路拡大等を支援するための海外拠点の設置、県内観光地への誘客促進、新たな総合交通ビジョンの策定など、将来の経済成長に向けた新たな取組を実施しするための予算が計上されました。
  この中には、私達会派が景気・雇用対策として各部や知事に提案した、県民生活に直結する災害対策や道路・河川の維持・管理等に関する予算(41億2137万3千円)、高校、特別支援学校等の学校施設等での児童生徒や利用者の安全確保等に必要な施設改修予算(2億2372万7千円)、老朽化により緊急な対応を要する道路標識を更新整備予算(6039万円)、乳幼児を育てている家族が子どもを連れて安心して外出できるよう県内の商業施設、公共施設等へのベビールームなどの整備を推進するための「安心子ども基金」を活用した事業予算(5億1000万円)等が盛り込まれました。
 議案提案説明の中で阿部知事は「県内経済の下支えと雇用の確保を最重要課題と位置づけ、経済対策に全力で取り組んでいく」とし、今年3月の福島第1原子力発電所の事故を受けて、県の「地域防災計画の中に位置付けるべく、県の防災会議に原子力の専門家で作る部会を新たに設置し、年内を目途に原案を策定します。」と述べました。
 9月定例議会は、9月27日から4日間、一般質問が行われ32人の議員が質問を行いますが、大震災を踏まえた地域防災計画の早期見直しや放射能対策、信州型事業仕分けの今後、経済対策としての9月補正予算の規模と効果、今後の経済戦略、自然エネルギー対策、リニア中央新幹線の具体化や北陸新幹線開業後等に対応した新交通ビジョンの策定、今後の観光戦略、県短期大学の四大化等々について意見が出されると思われます。
 私は、副議長として慣例により質問出来ませんが、議会は定例議会ごとの課題を受け止め整理し、県民の皆さんに納得して頂くよう「演出」することが大切と思っていますので、そのためにも、何かご意見等がございましたらお気軽にお寄せ下さい。
 なお、具体的な議会日程は、次の通りです。


■ 9月定例県議会日程
  9月21日(水)開会・本会議・知事議案提案説明
     27日(火)議員一般質問    
       28日(水)議員一般質問
        29日(木)議員一般質問
        30日(金)議員一般質問
  10月 3日(月)各常任委員会
          4日(火)各常任委員会
          5日(水)各常任委員会
          6日(木)総務企画警察委員会
          7日(金)本会議・各委員長報告・議案採決・閉会
                       
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脱原発集会

2011年09月22日 | 社会生活

長野市内で行われた「脱原発」集会に参加。


 9月19日(月)【敬老の日】は、午後2時から長野市内で行われた「原発に頼らない未来を創ろう」プロジェクト実行委員会の主催による「脱原発集会」に参加しました。
 この集会の開催を呼びかけた方は、今回の福島第1号原発事故により脱原発に目覚めた一般市民の方で、集会には県内で「脱原発」の活動に取り組んでいる団体代表など約90人が参加し、集会の後、市街地を行進しアピールしました。

 集会で社民党の県議会議員として挨拶を求められた私は、次の様な趣旨を訴えました。
 「これまで全国各地で原発計画が持ち上がる度に、私達は原発は危険として反対運動を行って来ましたが、私達が訴えて来たことが現実に、今回起こってしまったしまったことを残念に思うと同時に、これまでの私達の活動が弱かったと反省している。
 その教訓から原発は政官財一体となって進められた国家的プロジェクトであり、そのもとには利権・天下り構造があり、この構造を壊すには相当なエネルギーを要する。
 民主党政権は野田政権に変わったが、野田首相は経済対策を理由に原発容認の姿勢を示している。
 しかし、福島第1号原発事故の教訓から、多くの国民が脱原発を望んでいる今こそ、今日の集会の様に行動を起こし、広く世論に訴え脱原発の輪を大きくして行くことが問われている。
 今日は、東京明治公園で原水禁が中核となり「さよなら原発全国集会」が開催され、本県からも私達の仲間が大勢参加しているが、同じ時刻に、こうして長野でも市民感覚の脱原発の集会が行われていることは、大きな意義を持つと思う。
 脱原発を実現するため、さらに輪をひろげるため、ともに頑張りぬきましょう。」

  集会の途中で、県原水禁の方から東京の集会は、「6万人集まったとの連絡があった。」との報告を頂き、予想を越える盛り上がりに元気が出ました。
 集会後は、「電力足りる!」「子どもを守れ!」「畑を返せ!」「海を返せ!」「原発をなくせ!」などとアピールしながら、南千歳公園から長野電鉄市役所駅交差点を通り新田町交差点を経て中央通りを下り、長野駅前を通り南千歳公園へ戻るコースを行進しました。
 今回の原発事故により、避難を余儀なくされてた皆さんや子ども達の将来への影響不安、農畜産物等への被害や補償問題など深刻な事態が、今なお突き詰められています。
 こうしたことを二度と繰り返さないためにも、脱原発の意志表示を多くの皆さんが行い、新しいエネルギーへ転換するための行動を行うことを呼びかけます。
 
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市議選でも投票率が低下。

2011年09月20日 | 社会生活

投票率低下の原因究明が必要。


 9月18日(日)は、長野市議会議員選挙の投票日。
 私が応援していた全員の方が、当選することが出来ました。
 ご支援頂きました皆さんに、心から感謝申し上げます。
 これで、昨年の9月頃から始めた県議選の準備から市議選が終わるまで、気が抜けませんでしたが、何かストレスが身体からぬけて行くような感じがし、ほっとしています。
 ところで、今回の市議選の投票率は46.32%で、前回の49.71%を更に下まわってしまいました。
 先の県議選の長野市区の投票率も48.55%(全県54.19%)で、はじめて50%を下まわりましたが、今回は、それをさらに更新してしまいました。
 今回の市議選は連休中に行われたため、期日前投票の時間を支所も含め夜7時まで延長しましたが、投票率低下を更新してしまったのです。
 市議会議員選挙は、市民生活にとって一番身近な選挙ですが、その選挙の投票率が2回連続して50%を割るという現実は、どうして起こるのでしょうか。
 その原因として考えられるのは、合併に次ぐ合併により市政が遠くなったり、選挙活動も市の面積が広くなり行き届かなくなった。
 長野市が都市化し、地域の絆(住民自治)が失われつつある。
 この間の、国政等への政治不信が高まり、「誰がなっても同じ」等と、地方議会選挙も同じと不信を抱いている。
 自分が投票に行かなくても、結果は同じ。
 等々の様々な理由が考えられます。
 しかし、市民を代表する「代議員」を選ぶ市議会議員選挙で投票率が50%を割る中で選出された議員が、市から提案される各議案等への判断が民意を代表しているかという疑問は、今後、課題となると思います。
 議会論議として、「投票しない人は、選挙結果について信任したのだから問題ない。」と主張する議員がおられると思います。
 しかし、今後のより良い市民生活を考えれば、今回投票しなかった市民に迎合するためでなく、広く市民に「なぜ投票しなかったのか。」、「今後議会に求めることは何か。」などを把握するため、議会として広くアンケート調査を行うなどの取り組みを行い原因を把握しておくことが必要と思います。
 このことは、県議会も同じであり、投票率が年々下がる現実に対し、客観的な調査を行うことが問われていると思います。
 
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運動会・文化祭シーズン

2011年09月19日 | 社会生活

第100回目の大校庭運動会


 9月17日(土)は、午前8時半から地元の朝陽小学校校庭大運動会があり出席しました。
 雨の心配がありましたが、この日は曇り時々晴れで、無事運動会が出来て安心しました。
 ところで、この朝陽小の運動会は今回が100回目の記念運動会でした。

 この100回という運動会を、経験出来る子ども達は幸せだと思いました。
 私は、午前10時から上山田で行われた自治労の会議出席のため、開会式のみしかいられず残念でしたが、後何年かすると孫の頑張っている姿が見られるなどと考えながら次の会場に向かいました。

 来週には幾つかの幼稚園の運動会や各学校の文化祭の案内も頂いており、運動会・文化祭シーズンの到来です。
 
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並行在来線存続への支援要請

2011年09月18日 | 長野県議会

並行在来線存続への支援要請を行いました。


 9月16日(金)は、並行在来線(既存のしなの鉄道含む)への新たな支援策について国へ要請に行きました。
 というのも、国があらたに打ち出した鉄道・運輸機構の「特例業務勘定」からの貨物調整金制度の拡充等による並行在来線支援策は、貨物輸送が少ないしなの鉄道にとっては、他と比較し大変不利な制度であり、新たな支援策が必要であることを、国の来年度予算編成が本格化する前に、要請しておくことが重要であると判断したからです。
 午前10時から衆議院第1会館の中島隆利議員(社民党のこの問題の担当)の部屋で行われた要請には、長野からは私のほか荒井武志県議、中川博司県議が参加し、中島隆利議員同席のもと、国土交通省鉄道局 総務課 貨物鉄道政策室の課長補佐や同財政課 地域鉄道支援室の企画官、同幹線鉄道課の専門官の皆さんが対応してくれました。
 私達の要望に対し国土交通省の皆さんは、これまでの経緯や現状、貨物調整金制度等について詳しく説明してくれた上で、「しなの鉄道については貨物が少ないことを、十分認識しており、放っておけないと思っている。長野以北の開業までには、別の支援策はないか検討している。」趣旨を答えてくれました。
 また、新たな貨物調整金制度による各鉄道会社へ支払う金額の試算はいつ頃出されるか、しなの鉄道への具体的な支援策が決まる時期はいつ頃かの私の問いに対しては、「現在、新たな基準による試算を、それぞれお願いしており、その後、それぞれの実績を見て検討し、判断することになる。」趣旨を答えました。


 並行在来線に関する要望の後は、場所を同議員会館の吉泉秀男議員の部屋に移動し、農政林務関係の社民党の担当である同議員に、長野県議会の農政林務委員である荒井・中川両議員がまとめた、野生鳥獣被害対策への予算拡充や原発事故による風評被害の損害賠償対象に長野県も入れること等々、多くの要望を行いました。
 これに対し、吉泉衆議院議員は丁寧に対応して頂き、所属する農林水産委員会等で取り上げてくれるとのことでした。

 この日は、午後からは会期延長のための衆議院本会議もあり、多忙な日でしたが、時間をとって下さったことに感謝しました。

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