たけちゃん活動・生活日誌

県議としての活動に追われてきましたが、引退後の生活の様子や、感じていることを発信しています・・・。

またまた根曲がり竹を頂きました。

2019年06月29日 | 私生活
 この季節、長野県の北信地方では、「根曲がり竹」をサバの水煮缶と玉子や豆腐等を入れた「竹の子汁」にして食べるのが、欠かせない食文化となっています。
 今年は、5月7日に新潟県に旅行した帰り道、新井の道の駅で見つけ食して以降、5月24日に信濃町の友人が「今年は雪解けが遅れているので、まだ取りに行けないが、手に入れることが出来たので、持参した」として頂いただきましたが、それ以後6月中旬まで届きませんでした。
 しかし、それ以降は、隣りの方や家庭菜園仲間、友人等々から頻繁に頂く様になり、私が皮むきをして、妻が料理を作る分業で、美味しく頂きました。

 特に我が家では、同居する長男夫婦と孫達も、この「竹の子汁」が大好きですし、私も妻もベンピぎみなため、届く度に歓迎しています。
 こんな中、先に頂いたのが今年最後の「根曲がり竹」と思い覚悟して食し
ましたが、先日、友人から最後の最後と思われる「根曲がり竹」が届き、今度こそ今年最後との思いで、家族全員で頂きました。
 今年は、北信州の山々の雪解けが遅かった分、「根曲がり竹」の収穫時期もずれ、長期間に渡り食することが出来たと思います。
 それにしても、毎年、この時期に「根曲がり竹」を、わざわざ届けて下さる方々に、心から感謝しています。
 本当に、ありがとうございます。 

参院選・社民党比例代表候補予定者、吉田ただとも氏の決起集会

2019年06月28日 | 社民党
 6月26日の午後6時から、長野市内の社会文化会館において、7月4日告示、21日投開票が決まった参議院議員選挙に向け、社民党比例代表候補予定者であり、県連合として重点候補としている吉田ただとも氏(前党首)を迎え、決起集会を行いました。
 決意表明で吉田氏からは、今回の参議院選について社民党が公約した、安心できる年金制度の確立や国民生活を守るための社会保障の充実、不公正税制の抜本的見直しと格差社会是正のためにも消費税率値上げ据え置き、憲法改正でなく生活に活かすため、この参議院選は、参議院で改憲勢力3分の2の議席を許さず、何としても安倍政権を退陣に追い込むための選挙にしましょう!等々を力強く訴えました。

 比例代表選挙は衆議院選挙と違い、党名または党公認で立候補している候補者への個人名で投票すること社民党を応援していただいたことになります。
 そして、その結果、政党が獲得した票数に議席が割り当てられ、各党の比例代表候補の中で、個人票を多く獲得した順に当選者が決まります。
 また、この日は、先に、暴走する安倍政権を何としても退陣に追い込むため、長野県選挙区で市民と野党との統一候補として政策協定を結んだ、羽田雄一郞候補予定者の必勝を含め取組むことが決意されたと思います。
 翌日の朝7時40分からは長野駅前で、吉田ただとも氏と羽田雄一郎氏が合流し街頭演説を行ない、その中で、羽田氏からは、「吉田ただとも前党首は参議院に戻ってきてもらいたい同志、ともに力を合わせて勝利しよう」と訴えたとのことです。
 今回の参議院選は、全国比例の社民党の得票率が2%以下であれば政党要件を失ってしまう正念場の選挙であります。
 そのため、私も全力で頑張る決意です。

安倍首相と麻生副首相に読ませたい本

2019年06月25日 | 読 書
 最近、県議の時に取組んで来た県職員や外郭団体職員等の労働条件や雇用を守る取組みについて、冊子にまとめる作業をはじめたことを報告しました。
 この作業は、まずは資料集めと整理で、私の田中県政時代までは更新した今も公開している私の「たけちゃん情報」http://www.ne.jp/asahi/nagano/21/のホームページ、また、村井知事後ブログでの更新に転換した「たけちゃん活動・生活日誌」https://blog.goo.ne.jp/take123htのブログに書かれている20間の活動をチェックし、その中から関係する記事をワープロ画面にコピーすることから始まります。
 20間のチェックは大変な作業で、一日2~3年間が進めば良い方で、まだ、時間を要しそうです。
 そんな中、今でも通用する以上に、是非今こそ読んで欲しい記事を幾つも発見しました。
 そこで、今後、これらの記事について、紹介して行きたいと思います。
 今回紹介するのは、2009年10月30日更新のブログで「読書の秋(4)」として発信された、「差別と日本人」に関する記事です。
 
「差別と日本人」
 
 読書の秋の4冊目は、「差別と日本人」です。
 この本は、野中広務元衆議院議員(元自民党幹事長)と辛淑玉(しん・すご)人材育成コンサルタントとの対談をまとめ、辛淑玉氏が解説を加えた構成でなっています。(角川新書・6月10日初版発行)
 この本は、確か今年7月頃、東京の書店で買った記憶がありますが、その時、新書コーナーの売れ行きナンバーワンでした。
 その後、人権に関する本が何で売れているのが興味を持ちながら読んでみると、被差別出身である野中広務氏の政治家としての取り組みや人柄が良く分かるとともに、在日朝鮮人として差別されて来た辛淑玉氏の実践を通した幅広い繊細な人権に対する思いが伝わって来ました。
この本には、野中宏務氏が自らへの差別の経験から「差別をなくすために政治家になろう」と決意したことや、町議、府議、国会議員として様々な差別問題に信念をもって取り組んで来たことが書かれています。
 また、「差別の他に、私が力を注いできたテーマに、アジア問題がある。」として、自らの軍隊経験から日本軍が中国に残して来た「遺棄科学兵器」の処理問題、遺棄された残留邦人、原爆で傷ついたアジアの人達等々、この戦後未処理問題を民族の恥じとして処理にあたるとともに、現役ではなくなったこれからも取り組みたい決意を示しています。
 さらにこの点については、「あとがき」で野中氏自ら「この問題を解決していかなければいけないという責任感が国家にも政治家にもない。過去、自分たちが迷惑をかけたことを忘れて、国際貢献の名の下にソマリアに自衛隊を派遣したり、竹島問題や尖閣列島の問題が出たら、欲求不満を爆発させるかのようにワーッと騒ぐ。また、北朝鮮がミサイル発射問題などで騒ぎを起こすとたちまち、戦争ごっこみたいに自衛隊の軍備を拡大しようとする声があがる。街では非正規雇用の人たちが餓死寸前になっているというのに、そういうところには気前よく税金を投入する。政治家の目はどこを向いているのかと言いたくなる。弱者や虐げられた人に対する政治家の「鈍さ」は、差別と根っこでつながっていると思うのだ。」とも述べて痛烈に批判しています。
 しかも、対談者の辛さんが当時は総理大臣であった麻生太郎氏の人権感覚について、「麻生氏は、植民地支配で財を築いた麻生財閥の中でぬくぬく育って、首相にまで上り詰めた。麻生財閥を構成する企業の一つ、麻生鉱業は、強制連行されてきた朝鮮人を強制労働につかせ、消耗品の労働力として、その命を紙くずのように扱った。」、「また、麻生鉱産は民を一般の労働者と分け、民専用の長屋に入れて奴隷のように酷使した。」、「私は麻生さんの顔を見ると背筋が寒くなるんです。とくに彼の中にあるひどい差別意識には、ぞっとさせられる。」と語ったに対し、野中氏は、次の様に本音を語っています。
 それは、「まだ麻生さんが総理になる前の、2001年4月の頃だったけれども、ある新聞社の記者が僕に手紙をくれたんです。手紙には、こんな内容のことが書かれていた。『麻生太郎が、3月12日の大勇会の会合で『野中やらAやBはの人間だ。だから、あんなのが総理になってどうするんだい。ワッハッハ』と笑っていた。これは聞き捨てならない話しだと思ったので、先生に連絡しました。 
 彼がそれを言ったとき、その輪の中に数名の政治家がいたらしいのだが、その一人が、今は国民新党にいる亀井久興君だった。私自身が亀井君に確認したら『残念ながらそのとおりでした。』と言ったそうだ。」とも語っています。
 この本には、他にも表に出ていない政治家の本当の姿が出てきて、日本の政治の三流さを思い知らされます。
 前に紹介した「村山談話」でも痛感しましたが、政権交替はしたものの、戦争体験のある政治家が貴重な存在になる中で、戦後未処理問題など残された課題の行方が心配になりました。
 それにしても、この本は対談者である辛さんが対談に加えて詳しい注釈を付けており、この注釈も繊細で大変勉強になりました。
 皆様にも、一読をお勧めします。

家庭菜園の野菜が採れはじめました。

2019年06月24日 | 家庭菜園
 このところ雨にもめぐまれ、家庭菜園の野菜の収穫が出来る様になりました。
 収穫しているのは、キュウリ、ズッキーニ、サラダ菜、ナス、ニラ、二十日大根等ですが、ただ二十日大根は、もう収穫時期を終わります。

 採れた野菜は、サラダや浅漬け、ニラせんべい、ニラの卵とじにして、同居する長男家庭と分け合って美味しくいただいています。
 また、先日、カブの間引きした葉っぱをオシタシにしていただきました。
 ただ、今年の家庭菜園では、ズッキーニが重い病気にかかっている様で成長が悪く、ネットで調べると、油虫等を介在する「モザイク病」の様で、対策も少ないため、今年の収穫は期待できないのが残念でなりません。
 今後は、この病気が他の周辺の野菜に転移しないための対策や、現在我が家の庭で種から育てている第段目のエダマメを移植するための畑の準備をしたいと思っています。

 さらに、この間作業しようと予定していたネギやジャガイモの土寄せは出来ましたが、天候の影響や自分のやる気の喪失等により、まだ、トマトの屋根やナスが倒れないための柵作り等は出来ておらず、やや焦っているのが我が家の家庭菜園の近況です。
 でも、これから収穫が盛んな時期となりますので、少なくとも二日に1度は菜園に行きながら、草取りに追われつつ、必要な課題を早く達成しようと思っています。

私の近況と今後の活動

2019年06月23日 | 私生活
 私が4月29日に県議を引退して以降も、現職時の役職から地区の各種団体の総会や行事などがあり、また、私の慰労会等をして頂き結構多忙な日々が続きました。
 でも、後に「顧問」という役職について述べるつもりですが、地区の各種団体の総会では、役員選出で引き続き顧問となるなど、今後年間を通じた日程では、まだまだ行事に出なければならないことが多いと思います。
 そのな中、6月15日行なわれた社民党県連合の大会で、代表を退任して以降、先週は三つの飲み会がありましたが、来週からは日程に余裕が出て来て、ようやく「引退効果」が出て来たのかとホットしています。
 その理由は、社民党行事へ出席する機会が減ることや、国政で何か問題があれば新聞社から県内政党の受け止めについて、見解を求められることがなくなったからです。
 ようやく、自分の時間を持てる様になって来たと思いますが、近く迫った参議院選挙への対応で自分が何をすべきか。
 また、9月の長野市議選で池田新県議の後継者として、誰を擁立するのか、また、擁立できるのかが心配です。
 今私は、県議の時に取組んで来た県職員や外郭団体職員等の労働条件や雇用を守る取組みについて、冊子にまとめる作業をはじめました。
 これが終わると、朝陽地区の街づくりの取組みと課題等について、まとめようと思っています。
 恐らく、この作業は1年以上かかると思いますが、コツコツと積み重ねて行きたいと思っています。

竹の子会

2019年06月22日 | 社会生活
 6月20日の夜は、私の地元朝陽後援会支部で事務局を担って来て頂いた皆さんと2ヵ月に1度定例的に行なっている「竹の子会」が行なわれ出席しました。
 この日、集まって頂いたのは、14名で、この日発表された東京五輪チケットの当落や、それぞれの皆さんの最近の話題等について、会話に花が咲きました。
 この会は、約30名で構成され、過去の私の選挙を、選挙の度に真剣に支えて頂いた方々であり、2年前に一緒に竹内さんの選挙を事務局として応援した同志が交流する場を設けて欲しいとのメンバーの提案により、2年前に結成され、今日に至っています。
 私は、私の選挙の度に、この皆さんが真剣に事務局を担って頂くとともに、その中で生まれた絆を大切に続けるため、「竹の子会」を誕生させ継続して頂いていることに、心から感謝しています。
 また、先の県議選においても、私の後継である池田清さんを、メンツで何としても当選させなければとの思いを共有し、協力頂いたことに心から感謝しています。
 今後、この「竹の子会」が、出来うるだけ長く続けられることを願いました。                                             

明日の長野県づくり推進会議

2019年06月21日 | 社民党
 6月20日の午前7時からは、阿部知事の確認団体である「明日の長野県づくり推進会議」の朝食会があり出席しました。
 この会は、阿部知事を県民党的立場で支援・支えるため2期目選挙前に結成され、県内の経済や労働団体、JAなど各種団体、各政党や県議会会派の代表、知事の後援会代表や事務など、約27人で構成しており、この日は26人が出席しました。
 会では会長の藤原前県町村会長から、この間の動きの中で、この会に出席している先の県議選で当選された6人の県議に祝意等が述べられるとともに、引退した私に対しても慰労する言葉が述べられました。

 知事の挨拶では、新年度予算の主な内容や軽井沢で行なわれたG20エネルギー・環境関係閣僚会合や全国都市緑化フェア信州花フェスタを本県で開催した意義や、一過性に終わらせることなく継承して行くこと等が述べられました。
 その後行なわれた意見交換では、藤原会長の指名により、各団体代表全員の発言が求められましたが、私からは、先の15日に社民党県連合の大会があり、私は代表を退任したが、私は代表を9年余務めており、思えば就任後から阿部知事の擁立に係わっており、これまでお付き合い頂いた皆様に感謝を申し上げたい。
 今後は、社民党県連代表に中川博司県議が就任したことから、私に代わり中川氏が出席することになると思うので、理解願いたい。
 3期目を迎えた阿部知事に対し期待したいことは、人口減少対策・少子化対策等で、とにかく結果を出して頂きたい。そのため、今日お集まりの推進会議の皆さんと連携しながら、取組みたい等の趣旨を述べました。
 その後行なわれた意見交換で出された意見に対し、阿部知事からは、私の発言に対し、結果を残すことは共通認識であり、しっかり取組んで行く趣旨が述べられました。 

建設労連皆様から私の慰労会をして頂きました。

2019年06月19日 | 社会生活
 6月17日、長野県建設労連の三役の皆さんによる、私の県議引退に伴う慰労会をして頂きました。
 建設労連の中山委員長からは、これまで私が建設労連と連携し取組んで来た課題について過分な挨拶を頂きましたが、私からは、県の契約条例の中で総合評価落札方式による下請け業者への賃金の支払い状況の改善に向けた取組については、これまで試行段階であり、これまでの県とのやりとりから、その結果が出る今年度前半の取組みが問われる。
 しかし、その結果を見て議員を引退すべきところ、結果を出さず引退することになり、申し訳なく思っている。
 でも、これまで、私が発行して来た「県政情報」で、契約条例については詳細に課題等について報告して来たことから、今日出席している議員の皆さんに、継承されると思っている。
 また、他の補助金等の課題についても、県議の皆さんと連携し、今後も出来うることは取組んで行きたい趣旨を申し上げました。

二十日大根の浅漬け

2019年06月17日 | 家庭菜園
 このところ雨にもめぐまれ水やりの必要がなくなったことから、我が家の家庭菜園に行くのは二日に1回位となりました。
 草取りや周辺の草刈り、伸びた野菜の支柱へ固定する麻ひもの移動、玉ネギ取りなど、畑に行くと作業することが多く、あっと言う間に2時間位が経過してしまいます。
 しかし、やることが沢山あっても、足や腰に負担を残してはならないと思い、長くても2時間半以上は作業をしないことにしています。

 そんな中、先日から水やりに苦労した二十日大根が収穫時期を迎え、浅漬けにして美味しく頂いています。この浅漬けは、過去に山ノ内町の旅館に宿泊した折りに出された料理の一つで学んだものですが、それ以来、我が家では毎年漬けて食べています。
 お茶おけや酒のつまみにもあい、お勧めです。

 しかし、先日、菜園になり始めたキュウリの収穫を楽しみに畑に行くと、またしてもハクビシンの仕業と思われますが、収穫しようと思っていたキュウリが食い千切られていました。
 今年に入り、4本目の被害で安倍首相の右傾化に次ぎ怒りに燃えましたが、我が家のキュウリを食い千切った犯人の住所と氏名、電話番号が特定できないため、損害賠償請求ができないのが残念でなりません。

 今後は、犯人探しを続けながら、トマトの屋根作り、ナスの転倒防止策、ジャガイモとネギへの追肥と土寄せ、我が家の庭で育てている第2段の枝豆を移植するためのうね作り等を計画的に、しかも周到に行なってゆく決意です。

 ところで二十日大根の収穫が最盛期を迎えた時、友人から根曲がり竹が届き、竹の子汁にし、二十日大根の浅漬けと一緒に頂きました。

社民党県連合の代表を退任しました。

2019年06月17日 | 社民党
 6月15日、社会民主党長野県連合の定期大会が開催され、私は県連代表を退任し、後任には中川博司県議が選出されました。
 私は、2010年3月から9年と2ヵ月間余、県連代表を務めました。
 今後は、顧問に就任することになります。
 なお、大会の冒頭で県連合を代表して行なった挨拶は、下記の通りです。
 
県連合代表挨拶
                                   
 社会民主党長野県連合第27回定期大会を招集致しましたところ、代議員の皆様にはご出席を賜り感謝を申し上げます。
 また、ご来賓の皆様には、ご多忙な中、ご臨席を賜り心から御礼申し上げます。
 定期大会にあたり、県連合常任幹事会を代表して挨拶を致します。
 私達は昨年4月28日に開催した定期大会で、当面の課題として、8月の知事選挙の対応と統一地方選、参議院選挙への対応について決定し、取組んで来ました。
 この内、知事選については、過去2回、我が党が擁立に係った経緯から現知事と政策協定を結び推薦する方向を確認し、過去に交わした政策協定の対応状況や新たに結ぶ協定の内容を、党内や支援団体の皆さんと一緒に検証を行い、阿部守一候補を推薦し三期目の当選を勝ち取ることが出来ました。
 また、統一地方選への対応については、自治体議員団会議による政策や議員活動の相互交流につとめるとともに、県議選、市町村議会選の候補者発掘につとめて来ました。さらに、県議選については、県政においても改憲勢力を増やさないため野党共闘を視野に取組んで来ました。
 その結果、県議選では、公認候補を擁立することはできませんでしたが、推薦5人全員の当選と支援1人の当選を果たすことができ、党籍を持つ県議を2人から3人に増やすことができました。
 また、市町村議会選挙では、駒ヶ根市で女性議員が誕生するとともに、坂城町で当選した青年議員が入党され、議席を増やすことができました。
 ここに、統一地方選で、社民党推薦候補当選のためご尽力いただいた党員の皆さんや支援者の皆様に心から感謝申し上げます。

 しかし、克服しなればならない課題も浮き彫りになりました。
 それは、県議選候補者擁立過程で、野党と市民の統一候補の擁立を県内野党間で検討しましたが、他の野党から一定の選挙区について我が党に対し候補擁立を打診されても、人材の発掘で対応でできなかったこと。
 そして、それらの結果、県議会で自民党単独過半数を許す結果となったこと。
 さらに、市町村議会選挙では、なり手不足により定数割れや無投票の自治体が増える中、党支援者も含めた候補擁立への取組みが不充分だったことです。
 特に、県議選の結果、自民党が過半数以上を得た県議会の対応については、途中から阿部知事に相乗りした自民党が絶対与党となることから、今後、「県民生活最優先」等6項目の政策協定を交わした社民党が、この政策協定が、しっかり県政に活かされているか、検証して行くことが問われます。
 また、市町村議会選挙については、今年9月の長野市議選をはじめ多くの選挙が行なわれますが、投票率の低下や無投票の傾向の中で、我が党が真剣に候補者の発掘に取組むことが問われていると思います。
 さて、7月の参議院選挙が目前に迫りました。
 参議院選挙対策については、先の衆議院選で県内において国民民主党の対応から市民と野党の共闘が分断されたことを教訓にして、国民民主党に総括を求めながら、昨年の大会で確認した「これまで築いてきた市民団体や他の政党と目的を同じくした信頼関係を再構築し、何よりも党員と支援団体の皆さんが気持ちを一つにして取組むこと」を目指してきました。
 具体的には県内4野党との本音の論議とともに、信州市民アクションの呼びかけによる「市民と野党との共同のテーブル」に参加し、政策協議や意見交換を重ね、「自民党改憲案に反対し、立憲主義の回復をめざす」「原発再稼働に反対、原発ゼロ社会をめざす」「消費税増税の中止を求める」など6項目の「基本政策」をまとめました。
 そして、社民党県連として常任幹事会や総合選対委員会の決定を踏まえ、6月7日、信州市民アクションの皆さんに用意いただいた市民と野党の共同のテーブルに参加し、県内4野党と信州市民アクションが次期参議院議員通常選挙区で、羽田雄一郞予定候補を市民と野党の統一候補とし、一体となってたたかい抜くことを確認する協定書を交わすとともに、同日、社民党県連と羽田予定候補との間で「基本政策」と同様の内容で、「支持し、共に全力でたたかう」政策協定を結びました。
 社民党県連として、以上の経過から、長野選挙区においては、数の力で暴走し続ける安倍自公政権を何としても止めるため、羽田候補予定者の当選のため全力を尽くすことにします。
 とは言え、安倍政権の令和の新時代アピールや皇室、トランプ大統領の訪日を利用したキャンペーン等を通じ、安倍政権の支持率は高まっており、野党統一候補が決まれば勝てるという情勢にはありません。
 また、羽田雄一郞予定候補を統一候補に決定する過程で、様々な意見があり、我が党内においても、様々な意見があることも事実です。
 しかし、私達の目的は暴走し続ける安倍自公政権を変えなれば、改憲や国民生活は守れないということを共有し、選挙戦に挑んで行くしか道は開けません。
 この参議院議員選挙は社民党にとって、政党要件が問われる正念場の選挙です。
 もし、全国比例選挙の得票で2%以下となれば、国政における政党要件を失うことになります。
 県連合としては、既に吉田ただとも候補を重点候補として闘うことを決めていますが、何としても政党要件を確保するため、全党員一丸となった取組みを要請します。
 日本の将来が平和であり続けられるか岐路にある今、何としても平和憲法を守りぬくために、社民党の総力を挙げて闘い抜こうではありませんか。
 以上を申し上げ、県連合代表としての挨拶とさせていただきます。
 ともに頑張りましょう。
                  2019年 6月15日
                社民党長野県連合代表 竹内 久幸