たけちゃん活動・生活日誌

県議としての活動に追われてきましたが、引退後の生活の様子や、感じていることを発信しています・・・。

性被害から子ども達を守ることについて

2016年06月30日 | 長野県政

 4月27日の産経新聞の報道によれば、「家出少女など複数の女性をマンションに住まわせ売春させる 容疑の男を逮捕 大阪府警」として、次の記事が報じられました。

【産経新聞】
 女性と売春契約を結んだとして、大阪府警生活安全特捜隊などは26日、売春防止法違反(契約)容疑で、大阪市城東区今福西の自称自営業、亀山悠司容疑者(35)を逮捕した。「女性が勝手に売春していた」などと容疑を否認している。
 府警によると、亀山容疑者はインターネットの交流サイトなどで知り合った複数の女性を城東区内にある親族名義のマンションに住まわせ、ネットの書き込みを通じて客を取らせる手口で売春させていた。
 逮捕容疑は、平成26年6月〜27年8月、大阪市内で19〜24歳の女性3人との間で売春契約を交わしたとしている。ほかにも家出中の17歳の少女を含む5人に同様の手口で売春をさせていた疑いがあるという。
 昨年11月、亀山容疑者のもとで売春をしていた19歳の少女が城東署を訪れ、被害を申告。女性らは「(亀山容疑者が)怖くて逃げられなかった」などと説明したといい、府警は、亀山容疑者が売春の売上金の大半を取り上げるなどして女性を管理していたとみて調べている。

 これは、犯罪であり、国の法律によって罰せられて当然の出来事です。
 しかし、少女がインターネットの交流サイトなどで知り合った故に犯罪に巻き込まれ被害にあっていることを、社会はもっと重く受け止め、防止する対策を直ちに行うべきです。
 犯罪者への刑を重くすることも抑止力になるかも知れませんが、何よりも子ども達に、こうした犯罪に巻き込まれないための教育や啓発活動が問われていると思います。
 県でも性教育キャラバン隊など様々な取り組みを行い啓発パンフレットの作成など今年度から対策事業を拡大していますが、インターネット等の普及による被害実態の恐さについて、赤裸々に子ども達に認識させる教育や啓発が問われていると思います。
 しかし、国の学習指導要綱により一番教育が必要な中学校での性教育ができないことは弊害であり、時代の変化により性をめぐる問題が危機的状況にあることを踏まえ、国に対し中学校での性教育の必要性を訴えるとともに、本県においては、当面、啓発バンフレットの配布や学校外でのインターネット教育など、出来うることを行うべきです。

 長野県は全国で唯一、県民運動に依拠し淫行処罰規定を含む「青少年保護育成条例」を制定していません。そして、「全国で唯一」ということが「素晴らしい」ので、「条例は制定する必要はない」という方もいます。
 しかし、「青少年保護育成条例」制定の有無が論議されていたのは15年前のことであり、今回の知事の「子どもを性被害から守る条例」の検討まで、余り話題になりませんでした。
 15年前までの当時の状況は、依然としてあった有害図書の自動販売機が横行し、県民運動として、その撤去を求める活動をしていましたが、自販機設置場所の土地所有者の権利の問題など複雑な事情があり、条例で規制すべきという運動団体からの要望が多く寄せられました。
 しかし、その後、時代の変化は著しく、インターネットの普及により「有害」としてきた画像や写真が各個人で見える様になり、県民運動としての役割も限界となっています。
 県の資料によれば、県内の有害図書等自動販売機の設置台数(各年11月現在)は、平成23年度159件が平成27年109件となっており、時代の変化によりインターネット等の普及により商売価値がなくなって来ていることや、県民運動の成果もありますが、この結果からも、過去の経験を活かしながら、子ども達を性被害から守るための新たな県民運動にステップアップすることが問われています。

 先の例の犯罪は、子ども達が好奇心等から犯罪に巻き込まれた例ですが、この事例に行く前に、国の法律に抵触しない「ギリギリ」の事例はもっと多くあると思います。
 条例制定反対のための結論先にありきで、どうのこうの言う人やマスコミがいますが、どうすれば性犯罪を防ぐことが出来るのかの視点を重視することが大切です。
 私は、条例は制定し、これまで本県が理念として来た県民運動による青少年の健全育成の活動をさらに活性化させるとともに、インターネットに由来する性被害防止のため啓発や性教育に行政と県民が一体となり取り組み、少しでも性被害を防止する取り組みを強化すること。
 また、それでも性被害が発生した場合に備え、あわせて「悪いことは悪い」と処罰する規定は、本県から性被害を撲滅させるための車の両輪であり必要であると思います。
 その意味で、今回提案されている「子どもを性被害から守る条例案」は、この趣旨を兼ね備えており、私は賛成です。
 ただし、「冤罪」を起こす危険性があるとの指摘については、県警本部長が「警察捜査は具体的な事案に即して、法令と証拠に基づいて行うとともに、個人の基本的な人権を尊重しつつ、公正誠実に行っており、仮に条例が制定された場合は、条例の趣旨を尊重し適切に運用してまいりたい」としていることを踏まえ、また、「条例案」には必要により見直す規定がされていることから、毎年度毎に、この条例制定により対象とされた事案の状況と捜査結果等について、その概要を県議会に報告し検証する仕組みを作れば良いと思っていますし、そのことを実行します。

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杉尾ひでや氏と街頭演説

2016年06月29日 | 社民党

 6月26日(日)は、午前8時から私の住む石渡公民館の球技大会があり開会式で挨拶した後、現在行われている参議院選挙で長野選挙区から立候補している杉尾ひでや候補が市内二箇所で市民団体とともに街頭演説をするので政党を代表し一言挨拶して欲しいとの要請があり出席しました。
 街頭演説の場所は、新田町のトィーゴ前と若槻の平安堂前の2箇所で、私からは、最近のマスコミの各種世論調査結果報道では、自・公をはじめ改憲勢力が改憲発議に必要な三分の二の議席に届き越える勢いであることが報じられている。
 しかし、私達はこれを許さないために野党統一候補として杉尾さんを当選させるため選挙選をしている。
 何としても改憲勢力に三分の二の議席を獲得させないため、今私達一人一人がなすべきことは、この長野選挙区の貴重な一議席を何としても杉尾ひでやさんを当選させ、改憲派に議席を渡さないことだ。
 日本の平和を守り、国民の暮らしを守る政治を確立するため、一議席を争う厳しい闘いだが、一人一人が力を尽くし何としても勝利を勝ち取ろうとする趣旨を訴えました。 

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「子どもを性被害から守る条例案」への私の対応について

2016年06月28日 | 長野県政

「子どもを性被害から守る条例案」への私の対応について

 先頃(4月27日)の神戸新聞の報道によれば、兵庫県教委は、「女性高校教諭が男子生徒とわいせつ行為 警官の職務質問で発覚」との見出しで、女性教員(30代女性)等が、教え子の男子生徒とわいせつな行為をしたとして、懲戒免職とするなど、3件の処分を発表したと報道されました。

【神戸新聞】
 県教委によると、女性教諭は男子生徒から学校での悩みなどを聞くようになり恋愛感情を持ち、昨年10月以降、放課後に自家用車内でキスをしたり、互いの体を触ったりした。
 教諭は今年3月、「2人で会うのはよくない」と伝えようと生徒と会ったが、再びわいせつ行為に及び、巡回中の警察官に職務質問されて発覚した。県警から青少年愛護条例違反容疑で事情を聴かれた。
 教諭は「生徒の成長を妨げる過ちを犯した」と話しているという。県教委は「生徒や保護者への配慮が必要」として勤務校などを明らかにしていない。

 一方、昨年12月と今年3月、当時中学3年の女子生徒2人に現金を渡し、わいせつな行為をしたとして、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕された県立相生産業高校教諭の松本拓也被告(25)=同罪で公判中=も懲戒免職処分とした。

 この事例は、現在6月県議会に提案されている「子どもを性被害から守る条例」の制定の有無について、大変注目すべきものと思います。
 それは、女性高校教師が男子生徒(18才未満)と恋愛感情を持ち、わいせつ行為をし、警察官の職務質問で県の「青少年愛護条例」違反容疑で事情を聴かれたことにより発覚したものですが、この条例に違反し検挙されたのか、それとも、教師が生徒とわいせつ行為をした故の職務上の「懲戒免職」処分なのかは、この記事上からは分かりません。
 しかし、教師は「恋愛感情を持ち」と報道されていることからすれば、生徒も同じ感情を持っていたとすれば、自由恋愛であったのかも知れません。
 では、現在本県で提案されている「こどもを性被害から守る条例案」で、処罰対象としている「威迫」「欺き」「困惑」に、この事例が処罰の対象になるのかと言えば私はならないと思います。
 恐らく、この事例で県教委が教師を「懲戒免職」処分としたのは、職務上の倫理的規則処分であると思いますが、ただ、「青少年愛護条例」があったために、警察から条例違反「容疑」で事情を聴かれ県教委の知ることとなり処分に至ったというのが真相かと思います。
 この例からすれば条例の制定により、こうした事例の報道は増えるのかも知れません。しかし、この事例からすれば、例え当事者二人が「自由恋愛」であったと主張しても、教師の処分は同じであったと思います。

 一方の、「児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕された県立相生産業高校教諭の松本拓也被告(25)=同罪で公判中=も懲戒免職処分とした。」
という記事は、これは、倫理上からも明確な犯罪であり、国の法律により罰せられたことは当然な例です。
 今本県議会に提案されている「子どもを性被害から守る条例案」についてで議論になっているのは、この国との法律の狭間での子どもへの性被害をどのように規制し守るのかといういうことであり、自由恋愛を妨げるとか冤罪に繋がるのではないか等の反対意見もあります。
 しかし、私としては、格差社会の拡がりなどにより社会が不安定になればなるほど性被害や有害薬物使用、家庭内暴力等が表面化し問題となりますが、その対策のみに意識が行き、なぜ荒廃したした社会になってしまったのかなどの本質的な検討がなおざりにされた結果、さらに社会が腐敗した世界の歴史を教訓とすることを考えれば、「悪いことは悪い」として条例は制定し、制定後の動向を見て必要があれば見直せば良いと思っています。
 但し、何よりも、子ども達がインターネットなどで興味感から性被害にあわないために、被害事例など生々しい教育を県や県教委、保護者、地域が連携して行う制度設計が問われていると思いますし、提案されている「条例案」にも思いは示されていますし、先行してこの間そのための予算が計上されて来たことを評価しています。
 ただ、「冤罪」を招くのではないかという反対意見については、この間の議会答弁で県警本部長は「警察捜査は具体的な事案に即して、法令と証拠に基づいて行うとともに、個人の基本的な人権を尊重しつつ、公正誠実に行っており、仮に条例が制定された場合は、条例の趣旨を尊重し適切に運用してまいりたい」としています。
 この点については、「条例案」には必要により見直しすることも規定されていることから、私としては毎年度毎に、この条例制定により対象とされた事案の状況と捜査結果等について、その概要を県議会に報告することを求めたいと思います。

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一般質問が終わりました。

2016年06月27日 | 長野県議会

 6月16日から開催されている6月定例県議会は、24日一般質問が終わりました。
 一般質問では33人の議員が質問し、その内容の主の項目は多かった順に、地震対策、大北森林組合の補助金不正受給問題、「子どもを性被害から守る
条例」、保育士・介護士の人材確保、文化振興策、松食い虫対策等でした。

 私は24日に10分の持ち時間で、中期総合計画と基本計画の議決等に関する条例の見直し、県立高校施設の格差是正、長野市北部東外環状線の整備促進について質問を行いました。
 この内、中期総合計画と基本計画の議決等に関する条例の見直しでは、執行部と議会が共同のテーブルで検討し「知事は基本計画を策定しなければならない」規定等を行うべきと求めたのに対し、知事は「考えたい」とし、県立高校施設の格差是正では、長野工業高校にテニスコートがなく7キロ以上離れたコートに自転車で通わせているのは不公平との指摘に、教育長は「引き続き学校と良く相談しながら対応を検討したい。当面は生徒の負担軽減について具体的手立てを考えて行きたい。」としました。
 また、東外環状線の整備促進では、5年以内に開通出来るよう早期整備のため確実に予算が確保できるよう長野国道事務所と連携し強く国に求めて欲しいとの問いに、建設部長は「国への要望は、今まで以上に積極的に行う。県道三才大豆島中御所線の落合橋~エムウェーブ間は、来年度より調査に着手したい。」としました。
 
 なお、私の一般質問の最後に、大北森林組合の補助金不正受給問題で、今議会に提案されている補正予算案に疑問があるとして、次の趣旨の指摘を行いました。
 それは、今議会に予算案を計上したのは、国庫返還金の増額が見込まれるので早く返還したいとしているが、大北森林組合からの補助金返還期限を7月末と県がしているのに、なぜ、その前に予算を計上するのか。
 国に返還するのは何時なのかも明らかになっていない。9月県議会では間に合わないのか。
 大北森林組合が現在見直しを行っているとする返還計画がまだ決まっていない中で、今回の予算案について議会は「白紙委任」しろと言っている様なもの。
 林務委員会では、この問題について集中審議を予定しているが、今、私が指摘した点について執行部は、まず冒頭に明確にして欲しい。
 今回提案されている予算については、もしかすれば、40年・50年と長引く可能性のある内容であり、恐らくこの議場にいる議員は、その頃は誰もいないと思うが、しかし、それだけに今回の議案は、将来に渡って今いる議員の責任が問われているということであり、そのことを担保する仕組みも確立する必要があることを申し上げました。
 終わってみれば、残り時間1秒でした。

 この日は、一般質問終了後は、公安委員会委員の選任と県議会議員選挙区等調査特別委員会設置に関する決議や、議員提案の7つの意見書を可決しました。
 この意見書の内、私達会派からは「地方財政の充実・強化を求める意見書」「義務教育の充実を求める意見書」「保育士の確保対策の更なる充実を求める意見書」を提案し全会一致で可決されました。

 6月27日から3日間は各常任委員会が行われますが、私の所属する県民文化健康福祉委員会では、今議会に提案された「子どもを性被害から守る条例案」についての集中審議が行われる予定です。 

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下沢順一郎副議長就任祝賀会に出席

2016年06月25日 | 私の議員活動

 6月19日(日)は、午前11時から下伊那の豊丘村で行われた元県議・森田恒雄さんを偲ぶ集いの後は、午後3時から松本市のホテルで開催された下沢順一郎県議の副議長就任を祝う会に出席しました。
 会には、後援会の皆様や支援団体、地元経済界や行政関係者、県議会の各会派代表や地元議員、知事はじめ県幹部等約280人が出席し盛大な祝賀会となりました。
 下沢副議長は、私と同じ会派であり、会派として擁立した副議長でもあり、活躍を期待するとともに、支えて行きたいと思います。

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森田恒雄さんを偲ぶ会

2016年06月24日 | 社民党

 6月19日(日)は、午前11時から昨年6月28日不慮の事故で亡くなられた元県議・森田恒雄さんを偲ぶ会が豊丘村で開催され出席しました。

 社民党県連を代表し、偲ぶ言葉を求められた私からは、実行委員会を結成し偲ぶ会を開催された皆さんに感謝を申し上げるとともに、豊丘村に来て思い出すことは、私が提案し制定された「治水・利水ダム等検討委員会」により設置された郷士沢部会長として何度も訪れたが、村役場2階の議員控え室には森田さんが村議会の議長経験者として若いころの写真が飾られており、県議会の活躍も含め偉大さを感じた。
 この部会開催時にも、森田先輩は度々傍聴を頂き「たけちん頑張れよ」と声をかけて頂いた。
  そして、この部会の結論を出す過程で、この部会検討結果は、ダムでなく、利水(水道水)対策は新たな井戸水源を確保するための調査と、河川改修とすると相談すると、そのことに同意して頂きホットしたことを思い出します。
 私が最後に森田先輩と会ったのは、昨年の確か6月14日に行われた、自公政権が法制化しようとしていた集団的自衛権行使を容認する安全保障関連に反対する県民集会でした。
 あの日は大変暑い日でしたが、森田さんは汗だくになりながら、集会に参加した後デモ行進をしていました。
 森田さんが亡くなられた後の9月19日には、法案は強行採決されてしまいましたが、私達は、その後も、こんどは廃案のため全力を尽くしています。 折しも、参議院議員選挙を直前にしていますが、私は森田先輩から、また激励の電話や手紙が来るのではと思うことがあり、まだ森田先輩の死を受け入れられないでいます。
 今日は、自民党県連の幹事長である古田先輩も出席されておりますが、私達は森田先輩の平和への思いを受け継ぎ、これからも平和への筋を貫くとともに、当面する参議院議員選挙に全力を尽くす決意ですとする趣旨を申し上げました。

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参議院選挙が公示・杉尾ひでや候補の出陣式に出席

2016年06月23日 | 社民党

 6月22日は、参議院選挙の公示日。
 私は、午前8時から長野市内のホテルで行われた、長野選挙区に立候補した杉尾ひでや氏の出陣式に出席しました。

 会場には、民新党や共産党、社民党の関係者や市民連合、各種団体代表や各級議員など多くの方が参加されていましたが、権力に弱い市長村長は長和村の羽田村長一人であり、この間の安倍首相の長野遊説などをはじめ、政権与党が権力を傘にした圧力が「浸透」していると実感しました。
 この間のマスコミの世論調査結果を分析すると「拮抗」との報道もありましたが、自民党候補が10%リードとの調査結果もあり、自民党候補が勢いに乗っているのが現在の状況だと思います。
 このことは、現状では、野党統一候補と言っても各種世論調査による政党支持率の力関係をそのまま反映した結果であり、杉尾候補は極めて厳しい状況であることを意味しています。
 幸い、各種世論調査結果では、まだ投票先を決めていないとする有権者が40%あるとの状況を前向きに捉え、何としても勝利するため今後、それぞれの組織内をまとめるとともに、無党派層に真剣に、岐路にある日本の将来を訴えることが勝敗を決すると思い、決意も新たに取り組みたいと思います。

 出陣式終了後は、長野駅前で杉尾ひでや候補の第一声が行われ、野党統一候補の一翼を担う社民党県連合代表として下記の趣旨の演説を行いました。 私達社民党の今回の参議院選挙のスローガンは「安倍政治の暴走を止める!」です。
 過去の国政選挙で安倍首相は、選挙の争点は経済対策として「アベノミクス」を掲げて来たが、その後、行って来たことは特定機密保護法や集団的自衛権の行使を認める安全保障関連法案、企業にとつて使い勝手の良い労働者派遣法等の強行採決であり、今回の選挙でも経済対策が争点と誘導しているが、有権者はだまされてはならない。
 私達は、この安倍政権の欺瞞や嘘、そして暴走によって日本の将来の平和や生活が脅かされる政治の異常事態に危機感を感じたからこそ、全国に先駆けて野党共闘を行い、そのことが全国に拡がった。
 暴走する安倍政権を許さず平和と国民の暮らしを守るため、この長野から政治を変えよう。
 長野で勝たなければ政治は変わらない。
 ともに頑張りましょう!とする趣旨を訴えました。

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朝陽地区人権を考える住民集会

2016年06月23日 | 私の議員活動

 6月18日(土)は、午前中は社民党の街宣活動で長沼と豊野地区で街頭演説を行った後、午後2時から開催された「第24回朝陽地区人権を考える住民集会」に出席しました。

 「第24回朝陽地区人権を考える住民集会」には約200人が参加、来賓を代表して挨拶した私からは、今日は人権に関する牧歌的なお話しをさせて頂くと前置きした上で、私は小学生の時、変わっていたのかも知れないが素朴に「何で自分は自分見える範囲でしか見ることが出来ないのか。もっと自分で例えは空から自分の姿を見ることが出来ないのだろうか」と母親に聞いたことがある。
 その時母親は、それは出来ないとした上で、「自分を知ることが出来るのは、他人。『人のふり見て、我がふり、直せ』ということわざがあるが、他の人がしていることについて、いやだなと思ったら自分では絶対しないこと」と教えてくれました。
 その後大学に入り、哲学のゼミを受講しましたが、その時にこの話しをすると、先生は、「そのことは人間としての、理性を磨くことになる」と教えて頂きました。
 私は、子ども心に、自分の疑問を母親に聞いただけなのですが、母親から帰って来たこの言葉は忘れることは出来ません。
 私は、市議時代、そして県議になってからも人権に関する審議会に十年以上係わっていますが、この母親が言ったことが人権を尊重するという原点だと思っています。
 そして、今では孫と格闘し、悪いことをすれば、「自分が同じことをされたらどう思う」と注意しても直らないことにいらつきながら、しかし、同じことを繰り返し言い続けることが必要と思っている等とする趣旨を申し上げました。
 基調講演では、「今、児童生徒をとりまく問題」と題し、東部中学校教頭の山本先生から、児童虐待や非行、発達障がいの傾向と対策についてお話しをお聞きしました。

 集会終了後、参加した高齢の女性の方から「竹内さんの話しは良かった」との声をかけて頂きましたが、その瞬間、私の脳裏には「今日の話しは、子どもの頃の私自身の目から見える範囲(認識)の話しであり、目の見えない人にとっては屈辱的な話しなのではないか」という思いが広がり、今日の私の発言を反省する思いにかられました。
 というのも、私も左目がほとんど失明しており、地元でプラスチック廃棄物再生事業所整備計画の反対運動が起きたとき、反対する団体が「監視する」という意味で、私にしてみれば大切な目を抽象化した「目」だけのポスターをあちこちに張り出し、それが長年続いて見る度ごとに、そのポスターを貼りだしている団体の感覚と常識の無さに不快感どころか怒りを感じていたからです。
 私の経験からも今回の私の発言を反省し、今後気を付けるとともに、私の発言の本志は、この社会が真に人権を尊重する社会とするための私の思いであったことをご理解頂きたいと思います。

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第24回参議院議員選挙の公示にあたっての社民党の声明

2016年06月22日 | 社民党

 第24回参議院議員選挙の公示にあたって(声明)

                2016年6月22日  社会民主党

 本日、第24回参議院選挙が公示され、18日間の闘いがいよいよスタートしました。今回の選挙は、安倍政権のもとでないがしろにされ破壊されてきた民主主義・立憲主義・平和主義を国民の手に取り戻す選挙です。社民党は、「アベ暴走の政治を止める」をスローガンに掲げ、全力で闘います。

 安倍政権下の3年半で、国民の「いのちと暮らし」が脅かされ続けています。消費税増税による家計への圧迫、医療や介護などは負担増の反面でサービスの削減が進められています。また、労働法制改悪によって低賃金・不安定雇用が拡大し、労働環境の質は劣化しています。1%の大企業や富裕層を優遇するために、99%の国民の暮らしを切り捨てることでしか成長を達成できないのが「アベノミクス」の本質です。社会保障の切り捨て、沖縄県民の民意を無視した辺野古新基地建設の強行、農林水産業と地方を壊すTPPの推進や原発再稼働など、国民にしわ寄せを押し付け民意に背を向ける強権政治をここで止めなければなりません。

 昨年9月には、「戦争法」の成立が強行されました。日米同盟の名の下で、アメリカの戦争に従わざるを得ない「戦争下請け国家」への道が進められています。戦後70年間、日本は平和憲法の下で「戦争しない国」を貫き、戦争によって誰のいのちも奪い奪われることのない歴史をつないできました。憲法9条は、世界の人々から信頼され、繁栄の礎となってきました。憲法違反の「戦争法」を廃止に追い込み、平和憲法を次世代にもつないでいくことが、真の護憲政党としての社民党の使命です。

 そして、「憲法」こそが参院選の最大の争点です。安倍首相は在任中の改憲をめざし、改憲勢力3分の2の議席獲得を狙っています。「自民党改憲草案」では自衛隊を「国防軍」に改め、「戦争できる国」づくりを強化するとともに、「公益及び公の秩序」のために国民の諸権利を奪うなど、立憲主義を転換し、国民より国家を優先する「国家主義」が強調されています。特定秘密保護法、集団的自衛権の行使容認、戦争法に続き、戦時体制国家づくりの総仕上げとなる憲法改悪を絶対に阻止しなければなりません。

 今回の選挙は、安倍政権の暴走政治に危機感を募らせた多くの市民の声を実現させる選挙です。そのためには、社民党が「要石」となり実現させた4野党共闘による統一候補の全員当選をめざします。そしてなにより、社民党が議席増を勝ち取り飛躍しなければなりません。社民党は、国家のために国民が義務を果たす社会ではなく、国民が主役の社会、日本国憲法の理念が職場や生活・地域社会の隅々まで行きわたる社会の実現をめざして全力で闘います。

 そして、18歳選挙権が実現してはじめての国政選挙でもあります。世界で若者中心のリベラルの動きが広がっています。社民党は若い皆さんと一緒に希望の未来を創ります。

 公示日にあたり、社民党へのご支持・ご支援を皆様に訴えます。

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石渡・南堀交差点改良工事説明会

2016年06月22日 | 私の議員活動

 6月17日(金)の夜は、私の地元である石渡公民館において、県が行う石渡・南堀交差点改良工事の説明会があり出席しました。

 挨拶を求められた私からは、この交差点は朝夕の交通渋滞が激しく何とか改善したいと努力してきたが、地権者や地域の皆さんにもご協力頂き、ようやく事業化されたものです。
 しかし、いざ工事を行うとなければ、現在でも朝夕渋滞している状況に一方通行となれば、さらなる渋滞が予想されるとともに、しかも、周辺には病院や幼稚園、信大附属小中学校、朝陽小への通学路があり、安全対策には万全を期さなければならない大変な工事となります。
 でも、右折車線を設けることによって少しでも交通渋滞を減らすために、工事期間中住民の皆さんの理解を得ることが大切です。
 今日の説明会は、その趣旨により開催されるもので、この事業がスムーズに進むよう皆様のご協力をお願い致しますとする趣旨を申し上げました。
 説明では、工事は今年8月上旬から来年3月末までの工期で行うが、今年8月下旬から10月上旬までは昼間の一方通行、10月下旬から来年3月下旬までは昼夜の一方通行になること。
 一方通行は、石渡から南堀方面は直進させ、反対側は朝日病院丁字路を信大附属中前へ左折し県道に抜ける迂回路とするが、警備員を配置するが昼夜一方通行時には24時間配置し、安全対策には万全を期したい等としました。 質疑では、改良する交差点付近にお住まいの方々から一方通行による渋滞時の自宅からの車の出入りの問題や朝日病院や市民病院への緊急車輌が頻繁に通る場所でありその時の対応、信号機や横断歩道の位置、一方通行は朝陽学園や信大附属小中学校方面とするのは危険であり、そのことを避けるため、通過出来るのは南堀から石渡方面と逆にすべき等の活発な意見が出されました。

 これまで、県長野建設事務所では、この工事説明会を既に関係する南堀、北堀、小島地区でも行っており、今回の石渡地区で出された意見も踏まえ、今後、警察や関係区等と相談しながら、方向を示したいとしました。 

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