たかはしけいのにっき

理系研究者の日記。

厳しい審査

2011-06-28 01:28:12 | Weblog
 お金と言葉(資格や学位など)が得られないことへの頑張りが一番大切だと思う。

 それら実質的なモノがただ手元に残った時の虚しさよりも、ただの嬉しさや喜んでいる表情を感じとるだけのほうが、人を後々まで豊かにさせる。心はもちろん、懐も。
 いつだって、実質的な事は後からついてくるのだ。得ようと思わなくても、楽しさや喜びを追究していけば、いつのまにかお金や言葉は得られているものだ。

 きっと、そんなの甘い、って言う人が多いんだろうけど、本当に心からそうとしか思えないんだったら、ちょっと可哀相。
 そういう風にして得たことが何も無い、そういう風な頑張りに対して無意味だと思いながら、ここまで来ちゃったんだとしても、俺は、いつからでも、確実じゃないモノへの努力は出来ると思うし、その大切さが納得できると思っている。

 そうそ、その意味でもスタイルなんか、どうでもイイ。
 何よりも大切なのは、気持ち、であって、他のことへの許容はかなりあるっちゃあるくせに、気持ちのベクトル(方向性と大きさ)に限っては、非常に厳しい審査をし続けている。

 誰よりも、自分自身に対して。
 どんな系だって、観測者問題が発生するんだから、まずは自分の気持ちを整えることが大切だなって思いました。

 《なんで、わざわざ本当のことを使うの?言葉だけじゃ満足できないの?》
 『時間をかければ、頭が良ければ、言葉では、何とでも言えちゃうからだよ。』

 それが今や習慣化してしまっているから厄介で、その俺自身の勝手な気持ちが許せないんだと思う。
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