たかはしけいのにっき

理系研究者の日記。

だってココロの奥は違うんぢゃない?

2024-04-11 03:48:52 | Weblog
 「本当に」とか「全力で」とか「圧倒的に」とか「本気で」とか、キミはいつもそういう形容をしたがる。
 そんな無駄な形容をするたびに、言葉がココロと乖離していってしまい、交わす言葉の記憶を改竄する術が上達していく。

 形容は事実を装飾する道具ではないし、言葉は自分の気持ちから逃げるための乗り物ではない。隠蔽体質の根幹は言葉遣いに現れていることにきっと気がつけないでいるのだろう。
 「みんなで本当に成長して、全力でやり遂げて、圧倒的に勝利して、本気で取り組むんだ」という言葉では、どんなに高鳴る鼓動を演出したとしても、情報量はゼロなのである。その言葉に魅かれてついてゆく人は、言葉の意味を考えていないその場限りの人だけだ。

 そしてah、キミが組織する集団は、「感謝」するのである。本当に、全力で、圧倒的に、本気で感謝するのである。
 他者から嫌われない言葉を並べるのは簡単だ。自分の好き嫌いを述べずに、他者の様々な言動に対して表面的に「感謝」を示し続ければ良い。単に感謝するだけではなく、組織内のすべての人に「感謝」を強要する。その強要に違和感と躊躇のない人間を選出し続ける。すると下心でさえ信じたい弱い人たちが群がっていく。そうすれば、キミが強い言葉によって作り上げた絵空事の世界が維持され続ける。
 でも、そんなに長くは続かないんじゃない?そんなんじゃダメじゃない?キミが虚業種から学んだことを活かしているつもりで、現実をずっと見続けなくちゃいけない職種を選んだ時点で、詰んでるんじゃない?

 青春時代におけるリア充によるいじめの贖罪としてキミたちが「感謝」を他者に強要し続ける限り、反省の色は見えてこない。やっていることは、あのクラスやあの部活の頃と同じ。まぁ、あの頃と違って、本当に命果てちゃうリスクがあるんだけどね。

 本当の意味でリア充なら、そんなもんじゃないだろ。
 もっと全力で、自分の中のイケナイ気持ちとも向き合えよ。
 そうすれば、下手な芝居さえも圧倒的に盛り上がるようになる。
 本気で、キミも正しくなるためにね。

 自分のココロの奥をきちんと探っていって、そこから逃げるために言葉を用いずに、そのココロを正確に捉えるためにABCを使って、現実とうまく折り合いがつけられたなら、、今度は太陽の下で、また会おうぜ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 本当の意味で研究を進捗させ... | トップ | ベクトル解析_たかはしけいが... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事