きっと傷つくのが怖すぎるから、どんな局面でも何かのキャラクターを演じざるを得ない。
いざとなれば、いつだって他のキャラクターを選択することを厭わないし、どこまでいっても自分自身は傷つかない。
そう。だから、褒められても、蔑ろにされても、拒絶されても、愛されても、どこまでもそれはキャラクターであって、自分自身とは違う。だから、素直に喜べないし、逆に本当に悲しむこともない。そして、そのキャラクターだけでジャッジしてしまう大衆の思慮の狭さと見切りの早さに辟易とすることに慣れているから、煌めいていた気持ちが冷静になるのがとても早くて、自分自身が怖くなってくる。
もちろん、どんなキャラクターをかぶっていたとしても、それ自体が自分自身にフィードバックして、何かしらの影響を齎すことには齎す。だけど、そのキャラクターを心の中で殺してしまえば、元通りで、何もなかったかのようになる。
「今はそんなことしている場合じゃないでしょ」
と胸に響いた言葉が内側でさらに反響して大きくなり、まったく異質の大きな不安を抱えさせられる。そして、薄れゆくキャラクターがこちらに微笑みかけながら「大丈夫だよ。きっと気にも止めてないはずだから」って呟く。そんな姿を、プレーンの俺が「いや、自覚しないだけで、それはない。けれど、これが最適解だと思う」と冷酷に突き放す。
演じていたからといって、言葉に嘘は一つもない。すべてが想いであって、すべてが自分自身だとも言える。そして、余裕たっぷりなキャラクターが「そのほうがお互いにとって楽しい」って言って、悲観的なキャラクターが「本当にそれで良いの?もったいないんじゃないの?」と繰り返し、嘲笑うことが趣味のキャラクターが「社会的な選択の余地があるのはお前のほーなんだから良いじゃないか」と嘯く。
究極的に何が原因なのか、俺自身が一番よくわかっている。よくわかっていて、あらゆる可能性を一切残さない選択をした結果、きちんと考えなきゃいけない系に向き合うことができる。そう、直観タイプはね、自分の心がすぐに分かってしまうぶん、それに揺さぶられるリスクのほうが、(少なくとも今は)大きいのですよ。
気持ちは変わってしまっても、意見はカワラナイ。
“きちんと到達してほしい”って、それだけは願いとして、少なくともその瞬間に存在していただけで、この次元では尊いものなんじゃないかと俺は思っていたりする。
「・・・だって、履歴に依存してしまうのは、ホンモノじゃないんでしょ?」
っと、遙か彼方、レモン色の方向から風に乗って、無意味に上から目線の懐かしい声が聴こえてくる。そう、その通り。時間依存性の無さを証明しているだけだから、それがこの世界では大事だとどこかで信じているから、、だから、どんな経路を辿っても、どんなキャラクターを選択しても、おそらく結果は同じなのよ。
いざとなれば、いつだって他のキャラクターを選択することを厭わないし、どこまでいっても自分自身は傷つかない。
そう。だから、褒められても、蔑ろにされても、拒絶されても、愛されても、どこまでもそれはキャラクターであって、自分自身とは違う。だから、素直に喜べないし、逆に本当に悲しむこともない。そして、そのキャラクターだけでジャッジしてしまう大衆の思慮の狭さと見切りの早さに辟易とすることに慣れているから、煌めいていた気持ちが冷静になるのがとても早くて、自分自身が怖くなってくる。
もちろん、どんなキャラクターをかぶっていたとしても、それ自体が自分自身にフィードバックして、何かしらの影響を齎すことには齎す。だけど、そのキャラクターを心の中で殺してしまえば、元通りで、何もなかったかのようになる。
「今はそんなことしている場合じゃないでしょ」
と胸に響いた言葉が内側でさらに反響して大きくなり、まったく異質の大きな不安を抱えさせられる。そして、薄れゆくキャラクターがこちらに微笑みかけながら「大丈夫だよ。きっと気にも止めてないはずだから」って呟く。そんな姿を、プレーンの俺が「いや、自覚しないだけで、それはない。けれど、これが最適解だと思う」と冷酷に突き放す。
演じていたからといって、言葉に嘘は一つもない。すべてが想いであって、すべてが自分自身だとも言える。そして、余裕たっぷりなキャラクターが「そのほうがお互いにとって楽しい」って言って、悲観的なキャラクターが「本当にそれで良いの?もったいないんじゃないの?」と繰り返し、嘲笑うことが趣味のキャラクターが「社会的な選択の余地があるのはお前のほーなんだから良いじゃないか」と嘯く。
究極的に何が原因なのか、俺自身が一番よくわかっている。よくわかっていて、あらゆる可能性を一切残さない選択をした結果、きちんと考えなきゃいけない系に向き合うことができる。そう、直観タイプはね、自分の心がすぐに分かってしまうぶん、それに揺さぶられるリスクのほうが、(少なくとも今は)大きいのですよ。
気持ちは変わってしまっても、意見はカワラナイ。
“きちんと到達してほしい”って、それだけは願いとして、少なくともその瞬間に存在していただけで、この次元では尊いものなんじゃないかと俺は思っていたりする。
「・・・だって、履歴に依存してしまうのは、ホンモノじゃないんでしょ?」
っと、遙か彼方、レモン色の方向から風に乗って、無意味に上から目線の懐かしい声が聴こえてくる。そう、その通り。時間依存性の無さを証明しているだけだから、それがこの世界では大事だとどこかで信じているから、、だから、どんな経路を辿っても、どんなキャラクターを選択しても、おそらく結果は同じなのよ。