若葉は夏の季語だが、今その若葉が一番見飽きない感動をもたらす時期だ。
木の種類により、また同じ木でも場所により若葉の色が違っており、その色は千も万もあるようだ。万色といった言葉は無いが、そう言いたくなるほどだ。
人間は誰でも感じることだが、自然と同格の神様だって、その色には感動するだろうと思う。誰も参詣することのない今の時期に神様も退屈はしないだろうと思う。
今の時期は、花曇とか鳥曇とか言われるように曇の日が多く、今日も曇っていて、若葉を見に散歩に行きたかったが、テレビや新聞を見て時間の多くを費やしてしまった。
瀬戸大橋が開通して20年になるが、時間のたつのは早いものだと思う。今日はその瀬戸大橋を全面通行止めにして橋上をジョキングするなどのイベントが行われたようだ。私は今その年でもないし、体力も無いが、開通直前に開通を記念しての橋上ウォーキングがあり、半日以上をかけて参加したことを思い出す。
健康といえば、新聞に腑に落ちない記事が出ていた。メタボ健診で5年後の状態で健診受診率などの目標達成率によって国から各自治体に財政負担のペナルティーが科せられるとのことだ。理由は医療費削減のためだとのことだが、たとえ健診が無料でもその後にメタボの人が全員が治療を受けるかどうかは別の話だし、人間の体や生命は数学のようにはいかない。
後期高齢者はこのメタボ健診は対象外だが、基本健診も人間ドックの助成も以前のように自治体に義務づけていない。後期高齢者は予防は必要無いらしい。
後期高齢者は予防のためだろうと治療のためだろうと医療費の1割の支払いではペイしないらしい。これが本音だが、予防のための検診を中止することが医療費削減に関係するとはどうしても思えなく、これも腑に落ちない話だ。「手遅れ」といった状態にしたいのだろう。
しかし、こんなことや腹立つことは、自分でどうすることも出来ないのですぐ忘れて、若葉や桜などを見た感動を何回も思い出したり楽しい事を遣ったりすることに努めたいものだ。