blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

6月3日の行状

2017-06-05 21:31:23 | 休日
先週の仕事が終わり、土曜日からは春の連休以来という短いインターバルながら地元である富山へ帰省した。
土日に今日をくっつけて、つごう3日間である。
春先に職場に急病人が出て、予定していた休暇を1日返上した。
長い休みがない6月、どこかで早めに代わりの休みを入れたいと考えていたが、結局この第1週がもっとも都合がいいということになった。

5月の最後の方で書いたとおり、5月中は個人的にショックを受けたり寂しさを感じたりする場面があって、当地にいる時間がたいそう苦しく感じられた。
5月の初めに実家に帰ったばかりだというのに、リフレッシュされたはずの心がほんの短い時間で消耗してしまった。
金曜の仕事が終わる頃にはホームシックならぬトヤマシックがピークになり、仕事の後は準備を済ませて早めに横になり、目覚めに従ってすぐに移動しようと決め、結局空が明るくなるちょっと前という時刻に自宅を出ることになった。

土曜は実家がある魚津市には帰らず、富山市内のホテルに入るまでの間は富山市内で気ままに過ごすことにした。
久しぶりに、今のクルマを購入したお店にも行ってあれこれ雑談しようと思っていたら、店長さんから店舗の某女史が会社を離れるので会ってやってほしいという話があった。
正式な退社日は失念したが、訪問した6月3日がちょうど最後の勤務日であったという。
訪問のたび、忙しい中でも楽しく話をしてくれた彼女は、私が今のクルマを買って間もなくの時期に入ってきたので、店舗の女性の中では馴染みはいちばん深かった。
遠いところにいる私には最後のあいさつができないかなと思っていたところに私が現れたので、たいそう驚いて、また大変喜んでくれた。
私自身も、偶然にもそんなタイミングで訪問して、これまで同様楽しく話をして、最後のあいさつが直接できたことは大変幸運なことであった。
今後は富山を離れ新天地での生活が待っているようで、今後の活躍と健康を心から祈りたいと思う。

早めにホテルに入って夜まで一休み、イイ加減な時間に食事のためホテルを出た。
取っ掛かりの飲みでいつもお世話になっている某店はその日は予約が多く、急に予定して帰ってきた人間の席までは用意できないようだった。
仕方がないのでホテルすぐそばの激安系(と言っていいのか?)の居酒屋に何とか入って、お腹はとりあえずふくらますことはできた。
その後は先約順に、富山での馴染みの飲み屋さんをハシゴした。
富山で飲むには今や週末でないと無理なので、どこに行っても皆忙しく、必ずしも思い通りに話し込めないことがほとんどである。
2軒目では、どなたかの誕生祝いでシャンパンが目の前に置かれたが、人間がいつまでたっても集まらないので、忙しさゆえのこととは知りつつ当事者にはかなり強い言葉を投げることになり、後味の悪い時間となってしまった。
毎日とか毎週のようにやってきて惜しみなくつぎ込んでくれる客も、私のような半期に一度の貧乏人も平等に扱うのはお酒を飲ませる店としての大原則ではある。
しかし原則は原則であって、忙しい時ほど店の「本音」が出てしまうのは仕方がないところなのかもしれない。

当地に来てはや一年半、数は少ないが当地にも馴染みができ、帰省のたびに富山の馴染みをすべてカバーすることは難しくなった。
帰省の都度、今回はココ、次の機会はドコというふうにしっかりと選択していかないことには財政的にも大変だ。
当地に本拠がある今は、ある程度、日頃の精神衛生のためにも当地での楽しい時間を大切にしたいのである。

字数が増えたので、4日と5日の行状はまとめて次回に。
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