blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

9月14〜16日の行状

2024-09-19 21:29:01 | 旅行

先の週末は久しぶりの遠出に出た。

当面の目標である47都道府県庁所在都市訪問が44まで来ていて、今回45都市目として山梨県甲府市を選んで旅をすることにした。

 

甲府市にアクセスするには富山からなら新幹線で首都圏まで出てから行くのが時間的には短く済むが、行きと帰りは別行程にしたいと思った。

往路は糸魚川から大糸線に入って各駅で南小谷まで行き、そこから日に1本だけ出る特急あずさで中央本線から甲府市に入ることにした。

南小谷発が15時ちょうどで甲府着は17時半過ぎということで1日目は実質甲府市に入るまでであったが、夕食にはさっそく現地の名物である「ほうとう」をいただいたので初日なりに成果はあった。

 

2日目は甲府市郊外にある昇仙峡に足を運んだ。

昨年の秋は紅葉No.1の栂池自然園(長野県小谷村)を訪ねたが、今回は渓谷No.1の呼び声高く日本遺産にも指定されている場所を旅のメインに据えて楽しむことにしていた。

甲府市内から路線バスの終点まで行き、まずはロープウェイに乗って標高1,058mの羅漢寺山の山頂まで。

残念ながら富士山は雲にさえぎられて見ることができなかったが、天候が予報よりも良くて甲府盆地がハッキリと見渡せたのは幸運だった。

ロープウェイ山頂付近だけでも見どころは多いのだがこれだけだと昇仙峡に来たことにならないので、山麓駅に下りてからは遊歩道をひたすら歩いて覚円峰(見出し写真参照)や仙娥滝などの素晴らしい景観を堪能した。

首都圏から甲府までは特急で一時間半ということもあり、まだ紅葉の季節ではないながらやはり多くの観光客が来ていた。

山梨県は水晶の産地としても有名であり、そこかしこにアクセサリーなどを売る店があった。

中にはあからさまに客引きをしている店もあったが、客引きに乗せられる人と客引きがいるから敬遠する人とでたぶんチャラくらいだろうから客引きを使う使わないは良し悪しだろうと思う。

 

昇仙峡から戻ると15時前、宿に帰るには少しばかり早かったので甲府駅南口近辺を散策。

甲府城跡(舞鶴城公園)からはわずかながら富士山がのぞいていた。

山頂すぐ下の高さに雲がかかり続ける中でシャッターチャンスを狙いすぎて熱中症になってもいけないのでいい加減なところで切り上げて宿に戻った。

 

3日目は甲府市に別れを告げ再び特急あずさで新宿まで。

せっかくの首都東京だが今回は旅の予定になく昼の腹ごしらえだけして西武新宿から特急小江戸号で埼玉県の本川越駅まで出た。

富山地方鉄道でも1編成が走っているレッドアロー号は当地でもなお現役どころか新宿線のエースとして活躍している。

川越市が旅行の予定に加わったのは西武のレッドアローに乗ってみたかったというのも大きい。

川越市はさいたま市にも近く35万の人口を抱える大都市ではあるが、小江戸の別名の通り古めかしい町並みをアピールして多くの観光客を呼んでいる。

古い町並みは規模としてはそれほど大きくはないがあらかたの見どころは歩いて見て回れるのが現地の足のない私のような観光客にはありがたかった。

滞在は短かったが旅の締めくくりとしては上々、川越から大宮に向かい大宮からは北陸新幹線で地元に帰った。

 

先の3連休は雨の心配が事前にはけっこうあったのだが、甲府ではおおむね好天、最後の川越も降りそうで降らない幸運に恵まれて折りたたみ傘の出番は最後までなかった。

名うての高温都市でもある甲府市も猛暑日までにはならず街歩きもそれほど苦痛ではなかった。

かつては行くところ行くところ大雨や土砂降りだったアメオトコぶりも今ではすっかり解消して、降水確率60%が出ていた川越でも曇りで乗り切ってしまうあたり今はすっかりハレオトコに変貌したようである。

 

ともあれこれで「47-45」を達成した。

あとの2つは距離こそあるが難関とまでは言えないので、今年中は無理でも「今年度中」(来年3月末まで)にはめでたく「47-47」(これ以上の数字はない)を成し遂げたいと考えている。


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47-45

2024-09-13 22:01:40 | 日記

今週は土曜当番ではないので勤務は今日で終わりである。

仕事はいつもながら文字通りのマイペースで進められるので、たとえ仕事量が多くても気分的にはラクだ。

わずかなエリアとはいえ自分の裁量で管理をしながら仕事ができる今は来た当初とは違って充実している。

たかだか一年前に来た人間が仮にもひとつのエリアを管理するなど自分もそうだが他の誰が想像したろう。

管理はほとんどできないクセに自分を「指揮命令系統側」の人間だと勘違いしている一部のメンバーには入った当初それはそれはひどい扱いを受けたが、今に至ってひどい扱いをしていた方が実はポンコツだとバレてしまった。

私が在籍し続ける限り毎日が生き恥という状態に果たしてどこまで耐えられるものか。

 

休みが土曜完全休でないこともあって職場で過ごす時間はどうしても長くなるが、我が現場は人間の集団としてはかなり幼稚な部類に入る。

仮にも組織のトップが仕事中はヘルメットをしろと言ってもガン無視してしまう一方、コロナ患者が出た途端に急に換気やマスクをし始めたのは滑稽と言うしかない。

職場はあくまで仕事をしに来ているという割り切りを持たないことにはこんな集団のよからぬ雰囲気にいつの間にか染まってしまう。

仲間なのだから仲良くしなければならないとは決して思わない。

関心事は自分たちの身の回りと食い物くらいで世の中の様々な事柄を話題にすることができない集団に無理に溶け込もうとしたところで得られるものなど何もない。

 

さて、そんな体内磁石を狂わせるような環境のことはひとまず忘れて明日から久方ぶりの遠出をする。

ドジャース大谷選手の「50-50」が成るかが話題だが、今回の旅で私は「47-45」となる。

47が何かと言えば都道府県、45は都道府県庁所在都市、となる。

47都道府県には2016年に大分県を最後に全て足を入れることができたが、まだ行っていない県庁所在都市が3つあって今回その1つを消化する。

こういうコレクション旅は足を入れることが目的だから、〇〇に行けなかったとか△△が食べられなかったなどの減点要素が全くない。

当日の気分や天気などで現地での予定がたとえ変わってしまっても「とにかくその土地に行けばよい」旅なのだから、観光やグルメはそのままプラス要素にしかならない。

 

まだまだここ北陸でも残暑厳しい中、旅行先も決して涼しいところではないので暑さ対策はしっかりしたい。

せっかくの旅行中に体を崩してしまっては台無しである。

若い頃のような移動移動の無理やりな旅はもうできない。

目的地では時間に余裕を持ってじっくりと味わうような流れになればいいと思う。

今回は小型のPCを持っていく予定なので、旅行先からも本欄の更新ができたらいいなとも思っている。


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楽しいこと、ありますか?

2024-09-04 19:12:07 | 日記

昼休憩が終わったら缶コーヒーを一本グイっと飲み干して午後の仕事に向かうのがルーティンである。

財布をのぞくと小銭は新500円貨しかなくいまだに我が社の自販機は非対応のため使えない。

仕方なく1000円札を入れたら反応せず戻っても来ない。

入れるときに端が少し折れ曲がっていたから詰まってしまったようだ。

困ったなと思って事務所を通じて業者に電話をしてもらうかもらわないかのタイミングでなんと業者さんが現れた。

業者さんは補充とゴミの回収が目的で毎日訪れるわけではないのに何という幸運、詰まった1000円札も無事に戻ってきたので重々お礼を申し上げて午後の仕事に向かった。

 

さて、毎日同じ場所でかれこれ一年以上働いているというのに、いまだに仕事を離れた時の姿がサッパリ想像できない人がいる。

なぜできないかと言えば、休憩時間に周囲と決して交わらないからである。

我が社には冷房も効いてテレビも見られる休憩室がちゃんとあるからそこで休めばいいと思うし現場ではできない話も当然ながら出るから休憩室は一定のコミュニケーションの場として立派に成り立っている。

それを決してそこには来ないでわざわざ自分のクルマに戻ってエアコンをかけて過ごし無用なガソリンをばらまいて仕事に戻る。

休憩室の利用は必須とはなっていないのでどこで休憩しようと自由は自由だ。

しかし、皆が集まる場であえて休憩しないのは一言「できない」からである。

 

休憩室に来ないで休憩するのは確認する限りでは単独ではなく二人ほどいる。

そのどちらもが今どきで言うところのパワハラ気質で弱い立場や事情が分からない者に対しては滅法強い。

ちょっとしたことですぐにガナり立てる性格はとっくにバレていて周囲から敬遠されているのは当人たちも分かっている。

自分たちを嫌っている人間が集まっていると分かって休憩室に行くなど当人たちにとっては怖くてとてもできないというのが本当のところなのだろう。

 

この両名は特に管理的な仕事をするわけではないのになぜかけっこう威張っている。

現場の管理全般は社長から指名された若きリーダー氏がその責を担っているから当人たちが何と言おうと実質はリーダー氏の指示を聞いて動いているだけである。

だからかどうか知らないが、両名の表情はいつもとても暗く退屈そうで不満もにじむ。

若い社員にあらかたを仕切られるという、よほどのことがなければ変えられない現状が本音では不満で仕方がないが残念ながらリーダー氏を上回るような能力もなければアイデアもない。

積もり積もってしかしどこにも持っていきようのない感情が時に弱い者に対して向けられる、と考えれば一連のパワハラまがいの言動も納得がいく。

 

この両名のような、ひとりの人間としての生きる楽しみはすでにどこかに置いてきてしまいもはや弱い者イジメが人生の楽しみになっているようにすら見える人間にはお気の毒以外の言葉が見つからない。

楽しいこと、ありますか?と面と向かって聞かれたところできっとすぐには言葉は出てこない。

堂々と胸を張って「楽しみは弱い者イジメです」とはさすがに言えないから黙り込むしかないわけである。

 

人生を楽しくするためには、明るく生きる、たったこれだけで足りる。

しかし、いつまで経ってもジメジメネチネチ暗くて湿っぽい心持ちのままでは毎日が楽しくなるはずもなく、楽しく生きている人間がうらやましいだけになり、こうなるともう悪循環そのものである。

こちらとしてはそういう負のオーラに引きずり込まれることのないように、明るく楽しく日々を過ごしていきたいと思う。


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外の人から見れば

2024-09-03 21:26:37 | 日記

9月に入り我が現場もようやく落ち着きを取り戻しつつある。

少なくとも無理やり感の強い嵐のような日々は過ぎた。

今日は人によっては定時上がりとなり、私もごく短時間の残業で済んだ。

8月は日によっては20時台でも宴たけなわという日があった。

疲れは各人それぞれたまっている。

帰れる日には早く帰るのが賢明だ。

 

さて、現場はいろんな都合や病欠者のために人手は足りていない。

募集をかけているかどうかは知らないが現場に人が入ってくる気配はない。

代わりと言っては何だが事務方はけっこう人が入れ替わっている。

つい先日自己紹介をした人が数週間後には姿が見えなくなり新しい人が次々とやってくる。

メンバーが全く入れ替わらず在籍が長くなりすぎて伏魔殿化するのも困るが、こう頻繁だと何が悪いのか心配になる。

 

新しく入ってくる人の中には、我が業界が初めてとかずっと違う業種にいたという人もちらほらいる。

「外の人」と言うと語弊があるが、そういう人は第三者的に物事が見えるから自分たちでは気づかないことにも気づいたりするので発言や行動は無視できない。

我が社我が現場の常識が人によっては奇異に映ることだってある。

今朝は「現場ではヘルメットはかぶるように」という発言があった。

とりあえず暑い季節のうちは未着用でも黙認されてきていて、誰もそれに疑問をはさむことはなく、はさめる雰囲気でもない中であえてこういう発言が出るのはやはり我が現場の光景が奇異に思えたからだろう。

高所にも製品その他が積み上がっている現場にいるのに暑いからと言ってノーヘルでいていいわけはないが、我が現場のメンバーは8割方日頃からかぶる習慣がなく、今日もお達しがあった直後だけかぶって数時間後にはノーヘルで作業するツワモノがいたから発言の主もアタマを抱えたに違いない。

 

休日にひとたび公道を走れば、草刈りであろうが工事であろうが旗振りの警備員さんであろうが現場と呼ばれるところでヘルメットなしで作業している場面にはまず出会わない。

現場では当たり前の装備であるヘルメットが我が現場では常識ではないこと自体が第三者から見ればおかしく見えてそれこそ当たり前であって、長年の雰囲気に染まりきってしまうと非常識が常識としてまかり通る悲しい現実がある。

もし我が社にとってVIPクラスの方が来訪し「現場を見学したい」と言ってきたらどうするのか。

今は折りたたみ式の簡易なヘルメットもあるからそういうものを着けていただけばよいと思うが、もしノーヘルで見学させて近くの作業者が手順を誤って何かが落ちたとしたらどうなるか、会社の落ち度でVIP(もちろんVIPでなくてもだ)に万一の事態が起きたらどうなるか、の想像力もないとしたら我が社は少なくとも安全第一の世界にはおらず、売上なのか利益なのかは知らないが安全とは違う何かが第一になっていると考えてよい。

 

目の前の売上、目の前の利益に拘泥しすぎて誰かが傷ついたり果ては命を落としたりしてからでは遅い。

会社としての管理体制が大きく問われれば皆で懸命に積み上げた利益など一瞬で吹っ飛びなおマイナスになるかもしれない。

ただでさえ現場は疲弊している。

せめて各人の身の安全に最大限配慮した運営にはならないものか。

健康管理は各人の責任だが、現場の安全は会社の責任だ。

常識のある職場と言われるため、まずはテーマを絞って、それこそこの機会に各人のヘルメット着用徹底から始めてみてはどうかと思うのである。


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8月を振り返って

2024-08-31 08:40:39 | 月末振り返り

毎月最終日はその月を振り返る。

長い盆休みもあったし、それ以外があまりにバタバタと過ぎたこともあってアッという間に終わっていく印象である。

せっかくのパリ五輪もじっくりとは見ることができず気が付いたころには閉会式となっていた。

 

我が現場は全員集合してようやく普通に回る感じだが病欠者がいるためそれは当面かないそうにないし、1名は実質別現場の担当になっていて本現場の人数として計算できない。

加えて最近復帰した某ベテラン氏はフルタイムからパートタイムに変わってしまったから戦力としてはやや落ちる。

さらに私の担当は日中は他から切り離されていて助けにはとてもではないが入れないし、夕方以降が手すきになる日もマチマチでやはり本現場の入出荷担当としては計算されない。

となると日中の入出荷に対応するのは以前との比較で「全員から3.5名くらいを引いた人数」となり、そのわずかなアタマカズで少なくとも私が来てからは最大量の出荷をこなす日々が8月はずっと続いたのである。

全員そろっても10名にならない現場でマイナス3.5は大きすぎる上に、日々の段取りや収納場所のやり繰りは若きリーダー氏が一手に引き受けていて、他のメンバーは指示に従うだけでリーダー氏を補佐するまでのレベルにないためリーダー氏がつぶれてしまわないか心配になるほどである。

もはや壊れている機械を壊れていると知りつつ無理やり動かしながら仕事をしているような状態で、これでは組織としていずれ破綻する。

人員の補充などなど経営サイドで考えていることももちろんあるだろう。

私は自分の担当がもちろん優先で入出荷には時間があれば手伝いに入る程度しかできない立場だから、月が変わって物量が落ち着いてくれることを祈るのみである。

 

個人的には久しぶりにお酒を飲む機会があった。

お盆前には会社の面々と魚津で、お盆中には単独で富山市内に出てそれぞれ楽しんだ。

それぞれの機会で収穫はあったのでそれを糧にお盆明けから日常の仕事に取り組むことができた。

家でひとり飲みをしたところで眠くなるだけで楽しくない。

お酒そのものが好きというより「お酒の場」とでも言うのか周りの雰囲気があって飲むタイプなので毎日飲酒することはない。

たまにガツンと飲んで体がびっくりしないかとも思うがそうならないのでつくづく便利な体になっているものだ。

全く飲めない家系なのに私だけなぜか飲める体に産んでくれた両親には感謝したい。(?)

 

8月は3か月ごとの定期検診があって、お休みをいただいて行ってきた。

数値的なものはずっと安定していて既に病気と言えるレベルにはないがなぜか通院をやめろとは言われないので3か月後にはまた病院に行くことになる。

それでも一時は命の危険すらあった私を助けてくれた担当医は文字通りの命の恩人なので文句を言うことなく付いていきたい。

 

体の好調さは、今の担当が以前よりかなりストレスが少ないのが大きい。

他とはほぼ隔絶されて自分のペースで進められるし休憩や昼食のタイミングも自分で決められる。

以前は休憩や昼食のタイミングはリーダー氏の指示を受けていたがそれがなくなったのは大きい。

8月中に今の現場での一周年を迎えて、これから長く続けていけそうな環境が整ってきた。

幸い親しく話せる人も増えてきたことだし、体が続く限りは日々ベストを尽くして担当を全うしていきたいと思う。


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なんだったんだろ

2024-08-25 10:36:12 | 休日

長い盆休みも明け日常が戻った。

それにしても盆を境にしてのこの忙しさは一体なんなのか。

現場も事務方も圧倒的な物量を前に目の前でいっぱい、商売には付き物とはいえ変更や追加の嵐、加えて絶対に書けないレベルでの「2024年問題」の象徴的な出現など、バタバタという言葉ひとつで片付けるには組織自体が間に合っていない印象すら受けた。

 

自分の仕事は周囲の流れとは少々離れた位置にあり極端に仕事量が上振れした感じはないが、自分のことが終わったから帰っていいという雰囲気では毛頭なく、16時半に自分の仕事を終えても帰るのは20時を過ぎることもあった。

一日のうちのかなりの割合が他の手伝いというのは自分だけのことを言えば正直おもしろくない。

しかしそういう曇った気持ちでやっていると不思議と自分のこともうまく回らなくなって焦る。

本来我々の仕事には関係ないドライバーさんも総掛かりになっている状況でひとりだけスカしているわけにはいかない。

 

今週は土曜当番だったが、自分の担当業務は金曜のうちに終わっていて朝の段階ではすることが決まっていなかった。

ただ他の担当では週明けに向けてまだまだやることがたまっていたようで、結局私自身は今の担当になる前にやっていた仕事を中心に一日を過ごすことになった。

久々にやって失敗しないか心配ではあったが、一年近く引き受けていた仕事は幸い体にしみついていて、何事もなく所定の数量を終えることができた。

本来月金でもつらいところ月土でほぼほぼフル稼働はさすがに体にこたえる。

貴重な日曜は、今本欄を更新してその後はどうしようかという状態だ。

昼寝も含め思い切り休むのが常道だろうが、ごみ捨てや買い物などしたいこともないではない。

早いうちに雑事は済ませて、引き続き忙しい予定の週明けに備えるのがいいだろう。

 

なんだったんだろといえば、ちょうど2週前に会社の面々と飲む機会があった。

その時はその時で楽しかったしその席に呼んでもらえたことにも感謝している。

しかし盆休みが明け全員が集合しても誰もその会のことを話題にしない。

朝一番には幹事役の先輩に「お疲れ様でした」と声をかけたが、返ってきた言葉は「オレ何も覚えとらん」という素っ気ないものだった。

お酒が進み日付が変わったような段階でそれ以降の記憶がないのは分かるが、一次会が終わった21時半くらいのことまで記憶にないとはさすがに思えないし、お疲れ様でしたに対する返答としては何だか不自然にも思えた。

二次会では誰がどう見てもいちばんハジケていたのは自分だったので、好意的にとらえてくれる方がいた一方で、当方が「幹事を立てていない」などと不快に思った方もいるかもしれない。

気の張らないメンバーの集まりといっても振る舞いとして全員を納得させることはほぼ無理である。

 

私自身、仕事の時は仕事のことしか考えないしいつも難しい顔をしている。

フキハラ(不機嫌ハラスメント)と言われるのは不本意だが、他人の危険な行動には声を上げるし身勝手な行動にはイライラもする。

だからといって私自身は日々仕事でいっぱいいっぱいで趣味ひとつない無味乾燥な人間ではない。

今の現場で宴会に出るのは初めてだったにしろ、私の場合は普段仕事では見せない姿をかなり強烈に体現したものだから今は周囲がどう接していいか分からなくなっているのかもしれない。

楽しい宴会の後で互いの親睦が深まったかと思えば、私にとってはどうやら遠心力のようなものが働いてしまったようである。

もとより「読まれやすい」人間ではいたくなく、そういう人間は何かと他人に付け込まれるのは自身の体験でよく知っている。

仕事も目一杯、遊びも目一杯やった結果が「遠心力」ということであれば、心持ち的にはほとんど「無敵」であると言えるので、他人をバカにしない範囲で自信を持って日々を過ごしていっていいのだと思う。


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自由の使い方

2024-08-18 21:40:50 | 休日

長いお盆休みも今日で終わり、また明日から日常が戻る。

明日の準備は休み前に整えているから心配はないし、お盆期間は総じて休息にあてる時間が長く肉体的な疲れは取れた。

それでも休み明けというのは何かとスンナリとはいかないことも多い。

まずは忘れ物などしないでしっかりと準備して出ていくことが必要だ。

 

さて、表立って外出というと金曜日に富山市内のお仲間に久々に会いに行ったくらいである。

今年前半は遠出や飲みはセーブしてお金回りに余裕を持たせることにこだわってきたが、目標に近いところまでようやく来たのでお盆に一度だけと決めて出ていった。

自分を支えてくれている体にいつも簡単な食事ばかりでは申し訳なくたまにはいいものを入れてあげたい。

お店のマスターとも歓談しながら楽しく食事をすることができた。

食事が終わればいつものコース、中心街に流れて目一杯楽しんできた。

ひとたび目一杯行ってしまうと次の日はもう一日グッタリとなり、このあたりは若い頃とはやはり変わってしまったようだから、今後は要所は押さえつつ回数は控え目になっていくだろう。

昨年末から今年のお盆まで約8ヶ月しっかりガマンがきいたのだから、一度禁を解いたからと言って毎週通い詰めに戻るなどということはない。

 

通い慣れたお店でおしなべて楽しく過ごすことはできたが今回は意外な展開となった。

カラオケもあって基本的に何を歌おうと自由、周りのお客さんも思い思いにマイクを取って好きな歌を歌って楽しんでおり、私もその中のひとりとしていた。

するとママさんから、とあるバンドのずいぶんと古い、しかもシングル曲でもなく間違っても有名ではない曲のリクエストをもらった。

私自身はその曲はそれこそ腐るほど聴いてアタマには入っていて、人前では初めてながら何とか外さないで歌い切ることができた。

いかに国民的とも言われるバンドの曲でもなかなか知られていないし歌ってくれる人がいなかったというからこれはこれで一つの貢献はできた。

 

それはそれでひとつ良かったことと言えばそうだが、わざわざお店まで来てマイクを取るからにはあわよくば周りの人も巻き込んで盛り上がりたいという欲が私にはある。

それを実現するには自分が歌いたい歌ばかりではダメだし、まして他人様のリクエストも本来は良くない。

自分が歌って楽しく、かつ誰にでも分かる歌も少しは混ぜたいと思う。

スナックにはもはや若い世代は来ないご時世、80年代アイドルの某曲でいったら案の定周りがついてきた。

ママのリクエストにこたえられたことは楽しかったというよりホッとした感覚、しかし自ら選んで盛り上げに行って盛り上がったこの場面はその夜でいちばん楽しかった。

 

基本的には自由に振る舞っていいとされる場所であっても、その自由の使い方はやはり考える。

自由のコマを10与えられたら10使い切らないと気がすまないと言うなら自分はわざわざアカの他人がいるお店には足を運ばない。

不特定多数の他人がいる場所に行くという時点で使える自由はもはや10ではなくある程度は制約される。

どうせやや限られた自由になるのだからそれをどう使うか、どう使えばたまたま出会っているに過ぎない周りの方々も楽しくなれるかが自分の中では優先となる。

その結果が80年代男性アイドルの某曲ということであった。

 

ひとくちに自由と言うが、自由が保障された中でどう振る舞うかが人の中身を決めると言ってもいい。

ダメだと決まっていないから、ダメだとどこにも書いていないから「いい」と考えるのは本来の自由ではない。

不文律という言葉があるように、いちいち決めごとにしなくても、いちいち張り紙などしなくてもいい事柄はたくさんあって、大方はそれに従って暮らしている。

どれだけ年齢を重ねようとそこが分からない人間は永遠に子供のままであり、子供のままこの世を去ることになる。

せめて年齢相応と言われたいのであれば、自由の使い方について日に5分でもいいから考えたほうがいいのではないかと思う。


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お盆の過ごし方

2024-08-15 17:17:01 | 休日

せっかくの長い長いお盆休みももう半分を過ぎ、残りは3日あまりとなった。

この間特に遠出をしたわけでもなく特別なことをしたわけでもない。

休みに入る前日に会社の面々と大騒ぎしてその翌日はグッタリだったのは仕方がないとして、12日から15日までの4日間は至っておとなしく過ぎている。

したことと言えば、7月のうちから徐々に進めてきたダンシャリ(ただ捨てるのではなく売ってお金に替えることも含め)の最終便を片付けたくらいである。

興味本位で取り寄せたはいいもののロクに使いもしなかった変なガラケーやら、Windowsを動かすにはややキツくなったPCやらを片付けたら、一部は本当にいいのかと思うような値段が付いた。

このひと月でいろいろなものを入れ替えたが、売却分の代金を差し引くとそれほど大きな出費はしないでこれまでよりもいい機種に入れ替わったのだから万々歳だろう。

 

お盆期間はまだまだ平地は暑い時期で、毎年のように一日は避暑に出かけていた。

富山県内なら立山山麓か有峰湖あたり、県外なら栂池高原か八方尾根あたりに足を伸ばして、平地より10度前後は低い快適な世界を味わってまた平地に戻る。

残念ながら今年はお盆前があまりにバタバタとして日々をこなすのに精一杯、お盆期間は何をしようかという計画を立てる暇もなかったため、外出は近場を場当たり的に回るだけで、ほとんどは休息と体のケアになっている。

自宅に近いスーパー銭湯に行って久々に足を伸ばして入浴して、低周波(電気)風呂で酷使した体をほぐしてもらうと心なしかたまった疲れが抜けたように感じられる。

 

思い返せば昨年の今頃は、現在の現場に行くことは決まっていたが正式に出ていくのはお盆明けで、約4ヶ月にもなったブランクからようやく脱しようというところだった。

人間とはゲンキンなもので、仕事についたらついたでいろんなものと戦わなくてはいけないしそれまでの経験から???となるようなことにも数多く出会うことになって、それはそれでストレスや不満不安は感じないと言えばウソになる。

ただ、仕事がない状態の不安より、体は疲れているがとりあえず今は盆明けに行くべき現場があるので精神的にはずいぶんマシである。

今年の前半は遊びや遠出をセーブして「力をつけ直す」ことにこだわった結果、ずいぶんと心配の少ない状態に戻ってきた。

しばらくご無沙汰していた富山市内のお仲間にもこのお盆中には一度だけだが会いに行ける。

楽しむ時には思い切り楽しんで、週明け以降の糧としたい。

 

お盆休みが明ければ今の現場でようやく一年を迎えることになる。

入った当初は執拗なイジメにも遭ったし、まる3ヶ月くらいの時がいちばん苦しかったのを覚えているが、今はほんの小さなエリアながら在庫の管理を任されるところまで来た。

どうやっても、何をしてでも私を排除したい勢力がいまだうごめいていることは知っているが、一度の宴会を通じて孤立してはいないことは確認できたし、盆明け以降そういった連中には毎日見たくない現実を見せつけ大いに恥をかいてもらって、結果的に永久凍土の中に眠らせておくことができれば最高だ。


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印象が変わった、らしい

2024-08-13 19:53:22 | 休日

我が社、と言うよりは我が事業所と言った方がいいが、大お取引先様の日程に合わせる形で11日から18日まで長いお盆休みにあずかることになった。

この休みに入る前はまさに「2024年問題」が象徴的に出現した時期として記憶されるだろう。

出したい製品、運びたい荷物があっても何せクルマが決まらないので日々の仕事が遅れに遅れる。

おまけと言っては何だが我が事業所のドライバーさんの絶対数も足りているとは言い難くルーティンワークにも大きく影響するありさまで、特に8月に入ってからは仕事が終わって自宅に着いたら食べてすぐに寝るだけという日々が続いた。

 

そんな最近の動きもあって、休み前の10日には有志で慰労のための会を持つことになっていた。

幹事役は私が属する倉庫のメンバーで、倉庫からは幹事以外は私だけ、後はドライバーさんという中身であった。

隣の芝生は何とやらという話かもしれないが、せっかくの集まりに倉庫のメンバーが異常に少ないのは幹事がドライバーさんたちのカラッとした雰囲気の方を好んだからだろうと思う。

そんな中に呼んでもらってありがたい限りだし、上役や本拠地の偉い人がいるようなメンバーではなく至って気の張らない集まりということで楽しみにしていた。

 

時間通りに始まった会は思った通り和やかに進んで、程なく二次会に流れることになった。

カラオケ付きのスナックともなれば私にとっては慣れた舞台、いつものごとく何の遠慮もなく普段通りに振る舞った。

すると年代はずいぶん違うが音楽的な趣味が一致する方がいて、大半はその方と話や時間や歌をともにすることになった。

当人曰く「(私に対する)印象がずいぶん変わった」という。

何でも同じドライバー仲間(宴会には呼ばれていない)からかなり悪い話を聞かされていたという。

それは無理のない話で、そのお仲間さんは仕事の説明をしてもロクに聞かないで勝手に物事を進めてしまうので私はその人はかなり適当に扱っている。

言っては何だが見るからに清潔感に乏しい歩く生活習慣病といった風情で、話も自分中心で言いたいことしか言わないからドライバーさんの間でも決して好かれてはいないようである。

 

こういうある意味とんでもない種類の人というのは自分に自信がなく仕事でもミスが多いため、私のような昨日今日来た人間が分かったようなことを言うのを大変イヤがる。

自分に自信がなく仕事のスキルに乏しいかスキルを発揮する体力にも疑問が残るタイプほど、私が本欄でよく書くところの「脳内設定」に問題がある。

自分より後に入った人間は永久に自分より劣っていなければならないという設定は、人間はいつかは仕事に慣れて時には成長するという前提を真っ向から否定するものでハナから話にならない。

二言目にはオマエと違ってオレは何もかも分かっているというようなことを言うわりには、ある日にはトラック一台分の荷物を丸ごと破壊してしまったのだから、どうヒイキ目に見ても何もかもを分かっている人とは言えないだろう。

 

今回の会を通じて、今後も毎日のように関わるだろう人の中で、仕事以外の話もできて私に対する印象も良くなった人に出会えたのは幸運であり素直にうれしい。

対して、お酒も入った場で自分をさらけ出すだけさらけ出した結果、ついていけないとか言って私から離れるとか近寄れないとかいう人が出てくるとすればその人は残念ながらそこまでの人であって、私としても文字通り適当に扱っていくしかない。

どれだけ言葉を尽くしたところでくだらないプライドを抱える人間ほど意地でも変わらないので、そういう向きは放っておくしかないのである。


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7月を振り返ってPlus

2024-08-02 23:42:35 | 月末振り返り

毎月最終日はその月を振り返る、と言って今日はすでに8月2日である。

そこでと言っては何だが、今回は7月を振り返ってPlusというスマホのような名前のエントリーとする。
 
7月はアタマから酷暑になり体力的にもつらい中で事故や間違いや手抜きが多発したのは残念だがそれでも仕事が減ることはなくお盆前ということで現場が多忙になっているのはありがたい。
 
私自身は日常の担当が変わるなどこれまでとは違う経験が多かった。
新しい担当にはすっかり慣れた。
前の担当者はようやくカラダも癒えて戻って来たが、今は働く時間が少し短い契約となったようだ。
このあたりは本人と会社とのことで何とも言いようがないが、今は以前私がやっていた仕事を中心に毎日元気にやっておられるので何よりである。
 
7月はいつもとは違う現場も多く経験させてもらった。
普段いる本現場がいかに恵まれているかが分かったし、違う現場での仕事の楽しさ難しさも学んだ。
あまり心の準備がないままの状態ではあったが、いわゆる対応力を試されたのだと思って、アタマを絞りつつ何とか事故もなく済ませられてよかった。
 
さて、夏のお楽しみといえばボーナスの支給であった。
ここしばらくはボーナスなど最初からない立場にいたが、ちょうど1年前に今の会社に正社員で拾ってもらってボーナスがもらえる立場に復帰できた。
 
ただ今回は「もしかしたらないかも」と思っていた。
月の初め頃に大きめの破損事故をやってしまったので半分はあきらめていた。
フタを開けてみれば多くはないがゼロではない金額をいただけた。
最近のいろいろに前向きに対応してきたこと、所用以外ではほとんど休まず会社に出てきたこと、また大きな事故を何度も繰り返したわけではないことで何とかゼロは回避できた。
 
事故間違いが極端に多い、勤務態度が今ひとつなどいろいろな理由でゼロの人も実際にいるためか、全体の場ではボーナスの話は出ないし現場でも話題にならない。
それほど余裕しゃくしゃくでもなさそうな業況ではボーナスも生活給などという労組的な発想は通用せず信賞必罰的なものになるのは仕方がない。
次回の冬もしっかりいただけるように事故やつまらないミスをしないようにしたい。
 
手抜きは論外だが仕事をしていればミスは出るし危ない場面もある。
しかし仕事の場にいなければミスのしようがないので、多少のことは「仕事をしている証拠」と言える。
スポーツの試合でも自らのミスが原因で負けてしまって時に涙する選手がいるが、そもそも試合に出ていなければエラーもできない。
 
スポーツなら試合に出る、職業人の世界なら仕事場に行くことが何より大切である。
前日にやらかしても次の日も胸を張って職場に行く、特別な事情以外はとにかく職場に顔を出し続けることで最低限の評価は得られるだろう。
どれだけ能力があっても休みがちのイメージを持たれては人員として計算してもらえないし評価も当然高くはならない。
 
今年のこれだけの気候では体調管理は難しいから、ひと口に出続けると言っても簡単ではない。
そんな中でも出続けていればいわゆる存在感が出てくる。
タマにいないとアレッ?と思われるくらいになればしめたものだ。
私あたりは常々うるさいから相当嫌われているとは思うが嫌われるのも存在感のひとつなのでどうということはない。
 
8月もまだまだ厳しい気候が続くと思われるが、とにかく休まないことを目標に日々を悔いなく過ごしていきたい。
 

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