スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

生存権の範囲&解除

2021-08-17 19:21:50 | 哲学
 僕が生存権というのも,一般的な権利jusの概念notioとしていうならそのようにいわれるという意味なのであって,自然権jus naturaeに属する哲学的概念のひとつとして考えています。この点には注意を払っておいてください。
                                   
 現実的には複数の人間が同時に存在するので,人間は自身の自然権の一部を譲渡したり放棄したりすることによって,かえって自然権の拡張という事態が生じ得るのは事実です。このために人間は積極的に自然権を放棄したり譲渡したりするということがあります。ところが一部の自然権については,それを譲渡したり放棄したりすることはできないのです。よってこうした自然権は,人間がひとりで暮らそうとも集団の一員として暮らそうとも,同じようにその人間の権利すなわちpotentia,なし得ることという意味での力に属するのです。ここではまず個人の自然権について考えていくのですから,こうした自然権,僕が生存権といった自然権の一部に属する自然権が,どの程度の広がりをもっているのかということを考えなければなりません。
 第三部定理七でいわれていることが,そうした自然権の一部をなさなければならないということは,すでに指摘した通りです。しかしこのことは,必ずしもコナトゥスconatusと関連した事柄だけを含むというわけではありません。第三部定理九に示されているように,コナトゥスは僕たちが十全な観念idea adaequataを有していても混乱した観念idea inadaequataを有していても,いい換えれば僕たちの精神mensが働いている場合にも働きを受けている場合にも成立します。むしろ僕たちはそうした認識cognitioとともにコナトゥスを意識するようになるのですから,ある種の認識は生存権の一部,譲渡したり放棄したりすることができない生存権の一部を構成していると僕は考えます。
 たとえば第二部定理一七は,現実的に存在する人間の身体humanum corpusが外部の物体corpusの本性naturaを含む刺激を受けるafficiと,その人間の精神mens humanaはその物体が現実的に存在すると知覚するpercipereといっています。この知覚perceptioは人間の精神のうちに必然的にnecessario生じる知覚であって,かつ知覚というのは人間がなし得ることにほかなりませんから自然権の一部を構成します。さらにこの自然権は放棄したり譲渡することができない自然権ですから,生存権の一部を構成することになるのです。
 一般的にはこの種の認識を生存権といういい方はしないと思います。ですが僕はこれも生存権の範囲に含まれなければならないと考えるのです。

 3月17日,水曜日。お寺の奥さんからメールがありました。13日に振り込んだ維持費の入金を確認することができたという旨でした。
 3月18日,木曜日。妹を迎えに行きました。この日は出勤日でしたから,通所施設への迎えでした。
 3月19日,金曜日。妹の本牧脳神経外科への通院でした。この通院の予定があったので,この週は木曜日に妹を迎えに行っておいたのです。この日は診察をしただけでした。
 3月20日,土曜日。お寺で彼岸会がありました。依頼しておいた塔婆を受け取り,この日のうちに会堂の納骨堂に立ててから帰りました。
 3月22日,月曜日。妹を通所施設に送りました。この時点で,神奈川県内の緊急事態宣言は解除され,蔓延防止措置に移行していました。移行後の動向については何も連絡がありませんでしたので,この日に送ったときに,通所施設の妹の担当者に確認をしました。緊急事態宣言が解除されたので,在宅日はなく,毎日が出勤になるとのことでした。確認をしておいたのは,次の迎えが金曜日になっていて,金曜日は基本的に在宅となっていましたので,その場合はグループホームに迎えに行かなければなりません。ですが出勤となりましたので,迎えも通所施設でよいということになりました。
 3月26日,金曜日。この日に妹を迎えに行きました。22日に確認していた通り,通所施設に迎えに行きました。
 3月29日,月曜日。妹を通所施設に送りました。この日は午後から通院だったので,電車を使って帰りましたが,帰宅後の午前11時55分に,退職したファイナンシャルプランナーの後任になった新しいファイナンシャルプランナーからの電話がありました。この日は着任したという挨拶があっただけです。
 前述したように,午後からは内分泌科の通院がありました。
 この日は病院に到着したのが午後2時半と,いつもより少し遅くなってしまいました。中央検査室では採血を待っている患者がいませんでしたので,すぐに採血をすることができました。その後に採尿を済ませ,最後に使用済みの注射針の処理をしました。
 診察が開始になったのは午後3時半でした。
コメント
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