スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

蓋然性&家屋の基礎部分

2021-08-08 19:01:04 | 将棋トピック
 人間は著しく非合理的なことはしない,とか,人間はきわめて非合理的であると知っている事柄はなさない,といった言明は,真verumではなく偽falsitasです。ただし,この言明が偽である蓋然性というのは事象によって異なります。ですから個別の事案に関してこうしたテーゼとの関連を吟味する場合には,一律にこういった命題が真ではないということだけを援用することは無意味であって,それが偽になり得る蓋然性の大きさがどの程度であるのかということを見極めなければなりません。三浦九段にとって,対局にあたってコンピューターに指し手の援助を受けることは著しくリスクが高い行為であるということについて吟味する場合にも,まずはこのことを考えておく必要があります。
 たとえば,三浦九段が自身の棋力の衰退を強く感じていたなら,上述の命題が偽となる蓋然性はそれだけ高くなります。逆に,三浦九段がそうしたことについて何も不安metusを感じていなかったら,これらの命題が偽となる蓋然性はきわめて低くなるでしょう。もっともこうしたことは三浦九段本人でなければ分からないことですから,僕が処分に関して第三種の認識cognitio tertii generisで認識した事柄を吟味するにあたって,役立つような情報ではありません。ただ,三浦九段がリスクの高いきわめて非合理的な行動をする場合があり得るということについて,それはあり得るといっても,あり得る度合いには差異があるということは重要ですから,ここではこの観点についても言及しておきました。
 さらにこの事案の場合には,別の要素が作用します。そもそも三浦九段が自身の棋力について不安を感じているか感じていないかに関わらず,さらにいえば,そうした行為がリスクの高い行為であるか否かということとも関係なく,自身の棋力,あるいは棋力に限らず広く自身の力potentiaといってもいいですが,自身の力以外の力を用いることによって一局の将棋を指すということは,それ自体が卑怯であるとか,それ自体が倫理にもとるというような思惟作用が三浦九段の知性intellectusのうちに生じ得るからです。こうした思惟作用が強く生じる場合は,そもそもコンピューターから援助を受けようという発想すら発生し得ないという場合があるのであって,こうした事象も勘案するなら,この事案に関しては,三浦九段がきわめて非合理的なことでもそれをなすという蓋然性も,きわめて低下することになるのです。
 よってこの事案について吟味するためには,元来から三浦九段がそれをなす蓋然性が低いということを,まず前提しておかなければならないでしょう。

 午後8時前に,ピアノの先生に電話をしました。翌週にピアノのレッスンが予定されていたのですが,それを中止にしてもらう要請です。緊急事態宣言が発出され,妹の移動についてはなるべく控えてほしいと求められていました。この週は眼科の通院がありましたから迎えに行ったので,翌週の迎えについては控えることに決定していたのです。妹が帰宅できなければ当然ながらレッスンはすることができません。よって1月のレッスンは中止ということになりました。最初の緊急事態宣言が発出されたときにも,同じような事情からレッスンが中止になったケースがありましたので,詳しい事情については先生に話すまでもありませんでした。
 1月18日,月曜日。妹を通所施設に送りました。
 1月20日,水曜日。歯科検診でした。午前10時の予約。この日もクリーニングをしただけです。大抵の場合,クリーニングは歯科技師が行います。ですがこの日は医師の手によるものでした。おそらく緊急事態宣言が発出されていたので,出勤する歯科技師の人数も減っていたためだと思われます。
 帰宅後,正午過ぎにお寺の奥さんから電話がありました。これはお寺の維持費に関連するものです。11月の電話で奥さんが退院してすぐであったということは伝えられていましたが,その後は連絡がなかったので,今年の維持費に関してはまだ渡していませんでした。緊急事態宣言が発出されたこともあり,僕の家に来るのは難しそうなので,2020年の収支の報告書と,2021年分の振込用紙を送付するとのことでした。このうち,報告書はすぐに送られてきたのですが,その郵便物に振込用紙は入っていなかったので,今年分の支払いはまだ先のことになりました。
 1月21日,木曜日。2月からの妹の受給者証が役所から送付されてきました。
 1月22日,金曜日。14日に電話があった建築会社のハウスドクターに外壁の点検をしてもらいました。外壁の塗装に関しては現時点でも問題はないとのことでしたが,家屋の基礎部分が全体的に弱化して,ひびが入っている部分もあるので,補強した方がよいのではないかという指摘を受けました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする