ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

若い人に力を貰います。

2015年08月25日 00時56分28秒 | 日記
昨日一昨日と大阪での(一社)日本ソムリエ協会の呼称資格認定試験の「大阪」での会場を視察させていただきました。

今年からの一般呼称、シニア呼称の同時開催で、さらには二日間にわたる開催は担当役員の方々には大きな負担だったと思いますが、皆さんいいお仕事をされていました。


私も刺激を受けまして、新たに「掻き立てられ」、今日明日の仕事を「楽に済ませまい」と誓ったり・・・・・


ザッと試験問題に目を通しましたが、例年のごとく「きっちりやっていれば出来る」、シニアの関しては「一般呼称を通った人がさらに興味を持ってステップアップすれば難しくない」範囲です。


受験者の事情で勉強できない人もいるかも、ですが・・・・

試験とはそういうものですね。



ちなみにお手伝いの後は近所のソムリエ仲間と晩御飯を兼ねて一杯飲み、その後は若きイタリアンのシェフともう一杯。

いい気持で先ほど帰ってきました。

若い人から力を貰って、今日も頑張ります!!!!



                樋口誠

腹が減っては・・・

2015年08月24日 01時00分18秒 | ちょっと休憩
とは言うものの、試験などの前は「食べてすぐ」はお勧めできませんね。


昨日は(一社)日本ソムリエ協会の呼称試験認定試験のワインアドバイザー、ワインエキスパートの一次試験。

皆さん、頑張っておられました。

そして今日はソムリエ呼称の一次試験です。



おそらく受験者の皆さんも学生時代の入試などで御苦労をされたものと思います。

で、満腹状態は脳に血液がいかない、などと言い合ったのではないかな、と・・・・・


少なくても私はそうです。

試験の開始は14時40分。

つまり昼食後すぐ、なんです。


ソムリエ受験者は朝が襲い方が多いはず。

ということは、おのずと食事は直前になるのだろうと思います。


眠たいのは判りますが、少し早めに起きて朝食兼昼食にしてみてください。

「そんなことなら食べないでいい」と言われる方もいらっしゃるかもしれませんが、エネルギーなしではねえ・・・


早めに食べて、早めにトイレも済ませる。


今からできる「試験対策」はそれくらいしかありませんよね!!!



ソムリエ受験者の皆さま。

健闘をお祈りいたします。



               樋口誠

世代の楽しみ・・・

2015年08月23日 03時36分45秒 | 日記
同じ人間でも世代や時代によって楽しみは違います。


少年時代は「大人には判るまい」と独りよがりかもしれませんが「大人びたこと」を探して楽しみ

青年期は同世代の「アレコレ」に左右されながら、まさに右往左往して楽しみ

中年期の最初の頃は「自分の世代の老け方」で遊び・・・・・

です。


昨日は高校の10年後輩という夫婦が来られ、その時は「世代を超えた喜び」を感じ

近くの席に中学校時代の大の仲良しが奥さんと娘さんを伴って来られ、同級生本人もさることながら娘さんの成長に頼もしさをおぼえて楽しみ、です。

多分、ちょっと前なら娘さんより同級生であったお父さんとの会話に楽しさを求めたかもしれません。

私が独身で子供がいない、というのもありますが(泣)少しずつ楽しみ方が変わっていくのも良いものです。

あ、楽しむのはお客様であって私ではいけないんですけどね・・・・・



さて、今日23日(日)と明日24日(月)は連休を頂きます。

昨日書いたように(一社)日本ソムリエ協会の呼称資格認定試験のお手伝いです。

どうぞご容赦くださいますように!!!


明後日25日以降にお待ちしています。



                  樋口誠

明日と明後日は・・・・・

2015年08月22日 02時21分27秒 | スケジュール
23日(日)と翌24日(月)

(一社)日本ソムリエ協会の呼称資格認定試験の一次試験日です。


今年から一般呼称とシニア呼称の試験日を合わせての開催です。


一般呼称受験者の場合、初めての受験者が多いと思いますが「他人様にワインを啓蒙できる下地を積む」ようにマメな勉強をされてきたと思います。


私もそうでしたが合格したところで何一つ役に立っていなかったと思います。

そこから何年か仕事と勉強を重ねて「どうにかこうにか」お役に立てるようになったのかなあ・・・・という程度です。



ゴールではない。

よく言われるセリフですね。



で、シニア試験はというと、一般呼称に合格した人がそのまま邁進して「もっと役に立てるように」と勉強していれば難しいこともこなせるだろう、という試験です。


「受かると終わり」という人には難しいはずです。



先程から「勉強」という言葉が何度も出てきますが、机に向かう勉強のことではありません。

いや、あるにせよ「それ以外」こそ勉強です。


ソムリエなら日々扱うワインをその都度復習する。

お客様の発する言葉を理解するために自分の店で「使っていないワイン」を調べる。

テイスティングの精度を上げる。

ヴィンテージの差を身体に覚えこませる。

などなど・・・・・



車の免許も同じですね。
「取った」時点で「若葉マーク」です。



私も何処かの会場で皆さまと運営に携わるソムリエ達を見守ります。


どうぞ、最後の一日二日を「あがいてください」

もちろん、仕事に穴を空けずにですよ!!!


ご検討をお祈りいたします。


                 樋口誠

テレビをつけたら・・・・・

2015年08月21日 02時19分25秒 | ちょっと休憩
先ほど雨降る中を帰ってきて「いつものように」テレビをつけました。


NHKです。


「女たちの太平洋戦争=従軍看護婦・激戦地の記録」というものです。

私が帰ったのが深夜2時ですが、丁度その時に流れていたのはビルマでの記録でした。

父が終戦を迎えたところ。


大変な戦地で懸命に看護をする、いや、したいものの戦況はそうはさせません。

彼女たちはフィリピンに逃げるように渡ったそうです。

その悲惨さは何十人という看護婦(今では「看護師」なんでしょうが・・・)のインタビューで明らかにされます。

80代後半から90代前半の女性たちです。

まさに両親の世代。

子供のころ両親から聞かされていたことです。


その彼女たちは口を揃えて「あってはならない戦争」「誰かが止めていれば起らなかったろう戦争」「人が人でなくなる戦争」と・・・・

その悲惨さはああいう経験をされた方でしか伝えられないかもしれません。

私がココで書いたとしても伝わらないのでしょう。


しかし、やっぱり書きたくなりますね。今年は・・・・・


攻めて殺すも、守るために殺すも、国のためと言って餓死するも、何一つ良いことはないのです。

それを先の大戦が教えてくれています。


ワインの店のブログなのに、今月はこういう投稿が多くなっていることご容赦頂ければと思います。


                 樋口誠

1,000円ワイン

2015年08月20日 02時23分35秒 | ワインの事
そむりえ亭で使ってるワインは市販価格ベースで安くて2,000円程度、多くは4,000円、5,000円以上のものも数点。

日本のワイン流通を考えると高めのものが多いということになります。


ですから時折「樋口は安いコンビニやスーパーのワインなんか飲まんやろ!!」と言われたりします。


ハハハ、でも結構お世話になっています。


プロの中には、そういうワインを馬鹿にする人がいますがイケテルワインは少なくありません。

タイプによっては、ですが・・・


2,000円以上するワインに引けをとらない「ボルドー系品種」の1,000円以下のもの。

「ほほう」と言ってしまうスパークリングが1,000円くらい。

原産地のそのブドウとは違うけれどお料理に合わせると「充分楽しめる」600円ワイン。


特にそのチェーンの直輸入のものは恐るべし、というものもあるもんです。


ま、考えてみれば中間マージンなしで大量に買い込むのですから安くて当然です。



保存はどうかというと心配な部分はありますが、回転のいい商品は問題なしですね!!





いやあ、店では使いません。

だって、そういうところは「業務用卸し」はしていませんですし、価格は上回っても「それなりの」高級感で勝負できるもので商売しないと従業員の給料が払えません(汗)


しかし、家飲みワインにするには遜色なしです。



ワインの消費はたかが知れています。

そんな中でスーパーやコンビニのワインを馬鹿にせず「お気楽に」「スクリューキャップ」で「簡単に」飲んで、たま~~の機会にそむりえ亭を含む「ソムリエの店」で背伸びをする、ってのが文化のピラミッドの底上げかな、と思っています。


           樋口誠

珍しい休日?でした(笑)

2015年08月19日 02時12分23秒 | 日記
とは言え、昼から夕方までは某企業の製品とワイン20種くらいを合わせてみる、という体に負担の副業。


食材とワインを合わせるのは勉強になりますが「しんどい作業」です。


で、それが終わってから久しぶりの散髪です。

気持ちよく「さっぱり」


その次は友人とバーで待ち合わせ。

残念ながら男の同級生ですが、そこで軽く飲んで食事。

食事先は美味しいフレンチを「気軽に提供」するご夫婦の店。

ついでにもう一軒はワインバー。



昼から続けざまにスケジュールをこなすのは珍しい私です


何しろ「稀代のぐうたら」な私。


こんなに詰め詰めなスケジュールは珍しいことです。


ま、充実した一日でしたから嬉しいものです。


今日はよく眠れそうです。


              樋口誠

さてさて・・・・・

2015年08月18日 03時45分02秒 | ちょっと休憩
8月も後半に入りました。

昨日はこれまでの感じから少し落ち着いた=簡単に言うと「暇」な営業でした。

これから月末までは満席の予約はありませんので、皆さま宜しくお願いいたします。


などと言いながら8月4日にお休みを頂いて今日18日はお休みです

そむりえ亭は月5日のお休みを頂きますので今日の他に23日(日)、24日(月)、30日(日)と休みます。

つまり8月は後半に休みが集中しているわけです。


「前半に頑張ったんだな」とご理解いただきご容赦頂ければ幸いです。


今日は私樋口は昼から半日は「某食品メーカー」と実験的試食と試飲などのお仕事です。

散髪に行きたいんですが時間があるかなあ....,


   樋口誠



おまけで貰うワイングラス

2015年08月17日 02時29分37秒 | サービス
ワインを買うと貰える「おまけ」のグラスがあります。


大体はそのメーカーや、そこが作る有名なワインのロゴがプリントされています。

メーカー曰く「美味しく飲んでもらえるように造った」などと言います。


しかし、残念ながらそうでもないことが多いのです。


明らかに「安いグラス」であったり「カッコはいいが・・・・」というものが多くて「ワインの品質を考慮して」というものは中々見当たりません。


生産者は「自分の製品は美味い」と信じていますし、生産地では意外とぞんざいに扱っていたりするのですね。

ま、日本人のお茶の扱いにも似ています。

焼酎などもそうですね。

少し前に「ぞんざいにあり合わせの湯飲みで飲む」風潮に業を煮やした有田焼の有志が「香酒杯」なるものを造りました。

これは私「ちちんぷいぷい」という番組の中でテイスティングコメントを求められ、いくつかの焼酎で試したことがあります。


少なくても芋を湯割りしたときに素晴らしい効能があったことを明確に覚えています。

焼酎の生産者じゃないからこその功績です。

中にはリーデル社のボルドータイプやブルゴーニュタイプにロゴを入れているものもありますが、シャンパンメーカーの配布するものの多くは「むしろ魅力を削っている」というものが多かったりします。(そうでない素晴らしいものもありますよ!!)

そう、リーデル社も生産地と離れているのです。

ということで「おまけ」のグラスは気を付けないと「ロゴでメーカーの片棒を担いでいる」だけで、正しくグラスを選択している店に後れをとっていることにも繋がります。


使う店への注意喚起より輸入元さんへの苦言です。


「ただでグラスが貰えるなら」という心理を利用していてはワインの消費はビールなどに勝てません。


ビールに勝つなど必要もありませんし、グラスを気にしないワインもあります。


しかし「貰ったグラスで価値を下げる」のは勿体ないですね。

それが「高額だからこそ」です。

気になる方は是非そむりえ亭で実験してみてくださいネ。(暇な時間に限ります・・・)



           樋口誠
              

シャンパンの温度

2015年08月16日 02時16分49秒 | ワインの事
大抵の場合、シャンパンは最初の一杯で召し上がっていただきます。

何しろ「最初」ですから喉も乾いています。

冷たいのがいいですね。


シャンパンはガスの爽やかさや北の産地の豊富な酸があって、冷たくても美味しく頂けますから乾杯に向いていますもんね!!

更にガスが食欲を刺激してくれます。


が、他のワインと違うところは「2度の発酵」をすることと「瓶の中に酵母=イーストを閉じ込めて熟成」するという複雑さのお陰で飲用機会は様々で面白いのです。

旨みが濃いので後半での飲用にも耐えますし、酵母の香ばしさは温度が上昇してからのほうが感じやすかったり・・・・

これには伏線があって「殆どの」シャンパンはぬるめの温度で美味しく感じる乳酸や、それでも豊富な酸を緩和する残糖がまろやかに感じさせるからなんですね。

ですので、そむりえ亭では後半にシャンパンをお勧めするときは10度以上で口のすぼんだ大き目のグラスでサーブします。

可能なら15度位まで上げても大丈夫なんです。

もし御家庭でシャンパンを一本開けたなら
1:序盤は細いフルートグラスで冷たくして、
2:後半はテーブル上で温度を上げ赤ワインのピノノワール用のグラスで召し上がる
と「シャンパンのすべての要素」を堪能できます。

ただし「シャンパンはどんな料理にも合う」ということには賛同できません。

というか難しいものもありますので、その辺はそむりえ亭で聞いてください!!


シャンパンは高価ですから、より美味しく頂きたいですもんね!!


            樋口誠