ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

ワインの世界に足を踏み入れて・・・

2015年08月03日 02時28分32秒 | ワインの事
少し覚えると「難しいこと」を言いたくなるものです。

ひょっとして私もこれだけ長い間やっていても「こむつかしい」ことを言っているかも知れません。


「誰それの造った何年のものはどうたらこうたら・・・」

「セパージュ=葡萄品種はどういう構成」とか・・・・



しかし長い間にそれはこなれてきて「難しい事」を言わなくなります。



だいたい「そういう時期」の方はお客様でも飲食業の人でも「他の人の飲むワイン」を許容しない傾向があるのですね。

また「点数」を付けたがったり、優劣をつけたり・・・・


しかし、そういう人に限ってブラインドテイスティングをすると間違えます。

いやブラインドなんて簡単なことじゃないので「間違えてしかるべし」なんですが、私にとっては「だますこと」も簡単な人達でもあります。

何故なら「食わず嫌い」で同じタイプの小さな池の中でワインを飲む時期が「味覚の幅をせまくする」のですね。



そむりえ亭ではお客様が選んだ料理にワインをグラスで合わせますので「そういう人」も初めてのワインに出会う事が多くなります。

で、「こんなワイン初めてや!!きっと珍しいワインやなあ」とうのですが、いやいや普通なんですね。


ワインは「自慢の道具」ではなく、どんなワインでも人を幸せにする素質があります。

勿論、ダメなワインが無いとは言いません。(痛んでいるとか、劣化した、とか)



昨日のブログではシンクロの日本チームの話を書きましたが、ジャンプやリフトに向いている人、柔軟性で見せる人、同調性を造る人等々色んな人がいて「素晴らしいチーム」です。


そむりえ亭では「歳のいった私」が「難しい事を言う人」を封じ込めます。

どうぞお気楽に「チーム」をお楽しみ頂ければ、と思います。



                樋口誠