ワインボトルの口元を覆うホイルのようなものを「キャップシール」と呼んでいます。
その材料は様々で鉛(今では使われていないはず)、錫、アルミ、セルロイドやプラスティック様のもの、或いは蝋封も・・・
スクリューキャップのものはちょっと横に置いといて、その材料は様々です。
すこし前に書きましたが、ウクライナ以降アルミの品不足や高騰によってキャップシールを蝋封(それも僅かな量の)に替えたワイナリーもあります。
最近でもコルク上の僅か直径1センチ少々の部分だけに蝋を被せたものも出ています。(昔カリフォルニア等であった【フランジボトル】も同様)
それどころか「一切キャップシール無し」の潔いワイナリーもあります。
今日現在そういうワインを使っていますので気になる方はご覧になってください。
衛生面や偽造防止にキャップシールは「必要と言えば必要」なのかもしれません。
しかし、我々のような店=「責任を持つべきソムリエがいる店」に「正しい輸入元」から「信頼できる酒販店」を通して納入されるものはキャップシールなど無くても安全にサーブされなければなりません。
その方が余計な経費も削れますし、何よりサーブも速くなります。
サステイナブルを謳う昨今、かねてより訴えている「ボトル形状」「重量」「過剰な包装」「ケースの素材」などに加え、「キャップシール」も多くのワイナリーに検討いただきたい大事な要素と思うのですが、皆様はいかがお感じでしょうか?
切替えるチャンスは「今」だと思うのですが・・・
さて今日は土曜日ですが、まだまだ空いています。
皆様のお越しをお待ちしています。
樋口誠
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