今も昔もワインの澱、つまり沈殿物は初めて見る人には厄介なものです。
長く寝かせた赤ワインに澱があることは知っている人も少なくないかな、と思いますが、白ワインにもガラス片の様な酒石があったりします。
古いワインの場合、我々ソムリエは予測が簡単ですしデキャンタすればよい事です。
が、若いワインの場合は予測できずに澱ごと注いでしまう事もあり得ます。
実際のところ毒ではないのですから気にしないでいいものです。
でも・・・・・気になるものですね。
また、ボルドー等の澱は沈殿しやすく除去も簡単ですが、ブルゴーニュの場合は浮遊しやすく混じりやすい。
いずれにせよ、多くの方は澱は苦手なわけです。
多少なりとも回避した方がいいですよね。
古いワインの様にもともと澱が沢山あるものは別として、若干ですが回避する方法としては
冷蔵庫に長くいれない。に尽きます。
冷却による沈殿が起こりやすくなるのです。
特に赤ワインを「温すぎるから」と長期間に亘り冷蔵庫にいれないことですね。
また酸化しての褐変も早くなるようです。
な~~んて言っていると、わざと濁りを残して旨味や風味を楽しんで頂くようにしているメーカーもあります。答えは一様ではないんです。
ただ「ジャリッ」と感じるような澱は不快でしかありませんから、上手にワインと付き合ってくださいネ。
そんな時はデキャンタ=澱の無い上澄みを別の器に移してください。
デキャンタの方法に関しては、そむりえ亭で実践してお見せいたしますのでご参考にして頂ければと思います。
あ、ボトルで頼まなくても大丈夫ですよ!!
という事で今日6日(火)は定休日にてお休みを頂きます。
明日以降にお会い致しましょう。
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