毎年毎年、著名人などの訃報は常に聞こえてきます。
生まれれば死を待つのみですので止むを得ません。
中には「自分より若いのに理不尽な・・・」という事もありますが、このひと月余りは「順番に従って」と言う感じの方が多かったように思います。
私にとっては水島新司先生やストロング小林さんが想い出に残っています。
水島先生は「ドカベン」や「あぶさん」で取り上げられますが、私は「男どあほう甲子園」が思い出されます。
いずれにせよ関西系の描写が多いので親しみを感じたものです。
ストロング小林さんは私が小学生の頃に「怪力豊登」さんと組んで戦っていた姿、そして実家近くの体育館での国際プロレス興行時に実物を見て「こわ~~~っ」と思ったのが懐かしい。
そして昨日飛び込んできた石原慎太郎さんの訃報。
政治信条や思想は真逆の人でしたが、ホテル時代にサービスしたことがあります。
人懐こさと「大仰に人を引き連れない」感じ、そして「俺はなぁ、高いワインは苦手なんだ。やっすい呑みやすい白が良い」というオーダーは好感が持てました。
そういう職の方の中には「高いワイン自慢」の方が多いのに、彼は違ったんですね。
どの方も沢山の方に惜しまれてのご逝去ですが、少なくても「ご両親より後に逝った」のでしょうから、孝行したと言ってよいのでしょうね。
中にはそうはいかないケースもある事は承知していますが、親御さんより早くあの世に行くことのないように、多少心配をかけるくらいのつもりで孝行して欲しいと思います。
樋口誠