goo blog サービス終了のお知らせ 

ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
 06‐4963‐3098 
 樋口誠

ラベル

2019年12月13日 02時14分18秒 | ワインの事
ワインの場合、ラベルと言わず「エチケットと言え」なんて言われますが、ま、ラベルでいいですよね(笑)

そのラベルも何万、何十万でも数えきれない数のワインで各々のワインを彩っています。

私の歴史の中で思い出しても本当に驚くほどのバラエティです。

というか、ラベルが無くて瓶に直接プリントされていたり、瓶の内側にデザインがされていたり・・・

クラシックなデザインであったり、奇抜なデザイン、色使いであったり・・・

最近、多くなったのは「手書きの絵」や「走り書き」的な文字であったりです。


「ラベルに造り手の想いが映し出される」などと言いますが、多分そうなんだろうと思います。

しかし、こういっちゃなんですが私はそれを敢えて考えない様にしています。

「想いに絆(ほだ)される」と色々雑念が入る気がするのです。

勿論、中には無茶苦茶入り込むこともあるんですが・・・・


私がラベルに望むことは消費者に判りやすいことです。

ごく少量生産で一般に出回らないものは別にして、商業ベースに乗っているものは、ラベルを見て(ある程度)味わいの想像が出来ないと一般消費者は困ります。

ソムリエや店の人が説明できる場所で消費されるものは「伝える」ことが出来ますが、酒屋やスーパーなどの棚の前で「これ、どんなんやろ?」と思っても「聞けないっ」って人は少なくないですし、沢山のワインを置いていても店員さんも知らないことが多いんです。

細かな味の説明をラベルに書くと煩くなってしまいますが、せめて産地が読み易いとか葡萄品種が判るとかは欲しいなと感じています。


な~~んて言いながらラベルのバラエティがあることは私も楽しく感じて仕事をしています。

先述の「想い」は勿論、「時代」とか「コスト」とか色々思い浮かべながら(笑)


皆さんも「ラベル」を少し眺めてみてください。


      樋口誠