日本語には同じものでも色々な表現があって「日本語っていいなあ」なんてことを言いますね。
しかし、ワインに関してはフランス語の表現に分があるかも知れません。
例えばワインの分類です。
日本語では「赤ワイン」「白ワイン」「ロゼワイン」「発泡性ワイン」「酒精強化ワイン」位ではないでしょうか?
フランス語では赤、白、ロゼなどの泡の無いワインに「ヴァントランキーユ」という言い方があります。鎮静剤をトランキライザーなどといいますが、まさに「落ち着いたワイン」という事です。
或いはロゼに関しては「ロゼ」の他「グリ」=灰色(と言っても中間色のニュアンスです)、「ウイル.ド.ぺルドリ」=ウズラの目の色などの言い方、薄い色の赤には「クレーレ」、泡ものでも「クレマン」=クリームの様に柔らかい泡、「ぺルル」=真珠の様に優しい泡、等々・・・・・
あ、フランス語だけでなくイタリアやスペイン、ポルトガルなどワインの歴史のある国では沢山の表現があるんですね。
ポルトガルのヴィーニョヴェルデ=緑のワインなども、そうです。
日本語は素晴らしいけれど、こういう表現を知ると更にワインが愛おしくなります。
ヴァントランキーユ(落ち着いたワイン)と思いながら泡のない白でも赤でも頂くと、また違った味わいを感じる事が出来るかも知れません。
なんでもかんでも横文字が良い訳では無いと思いますが、柔道の用語が日本語であるようにワイン用語はヨーロッパの言葉で感じるのもいいものですね!!
って、言っている私は外国語音痴です。
間違った言葉を使っていたらゴメンなさい!!