小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

赤坂・スーパーAZUMAの朝市

2009-10-11 14:17:15 | Weblog
今日、朝起きてパソコンを開いたら、横浜に住む友だちから
「大量のスコットランド人がキルト姿でシンヨコに発生」
というメールが届いてました。
何でも新横浜にあるエビスのパブでは、外にまでテーブルを出して騒いでいたとのこと。
間違いない、連中だ!
負け試合のウサを晴らしていたんでしょうが、
どーせ勝っても負けても飲むんですから同じことですかね。
本日は抜けるようなピーカン照り。
スコットランドの人たちは、サッカーでは負けたとはいえ
地元では滅多にない青空を楽しんでいることでしょう。

さて、こちらはさすがにまだお尻に火のついた状態ではなく、
いつまで続くかわからない青空を堪能しようと、朝はスーパーAZUMA朝市に出かけます。
第2、第4日曜日に行われる、この朝市。
生野菜は食べないけど、温野菜は大量に食するわが家にとっては貴重です。
AZUMAは店長の趣味なのか、夕方あたりには演歌や歌謡曲がかかっている
とても都心にあるとは思えないスーパーですが、
置いてある野菜はけっこう安くて良いものがあったりします。
プレッセにくらべ(品は確かですが)、AZUMAの野菜はその半額くらいの感じかな。

たぶん、野菜の流通で良い取引先があるのでしょう。
特にサツマイモやゴーヤーといった南国野菜はオススメです。
ただしエノキやシメジ(もどき)は、朝市で売ってるのは2束100円でもヘタレなので買いません。
白菜まるごとで200円、大根1本100円、キャベツ1コ100円、タマネギ大玉3コ100円、
ニラ2束100円、ニンジン大3本100円、サンマ1尾100円、鶏ムネ肉100g49円。
いや~、これで儲けが出るんだろうか。
出ないから、あんまり宣伝しないんでしょうかね~。

ただね、AZUMAはいいところもいっぱいあるスーパーなんだけど、
プレッセみたいに買い物する楽しみが味わえる店じゃないんだよね。
特に総菜は買う気がしない。どこで作っているんだろう?
アズマ関係の人、このブログを見たら少し改善してくださいませ。

そういえば以前、AZUMAのチラシの地図に「シチリア大使館」と書いてあったことがあり、
(シチリアはイタリアにある島のひとつ。特別州であり国ではありません)
いったい何だろうと思っていたのですが、あとで「シリア大使館」となっておりました。
AZUMAはそんな私たちの地元のスーパーです。

写真は赤坂サカスから見たビッグハットです。
赤坂マルシェは品揃えが似たり寄ったり。
イマイチ企画力不足だなあ。
コメント (6)
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朝の占い選手権

2009-10-10 08:04:17 | Weblog
最近、ブログを書いていて”イヤだなあ”と思うこと。
それはgoogleのトップページ左上の一番目立つところに、
必要もしない情報が載っていて、カーソルを置くと勝手に大きくなることです。

「ようこそ マスオさん。
 山羊座の総合運 12位
 バイオリズム」

うーん。こんな情報、かえって困るんだけどな~。
占いによって過去は推測できるけど、未来は当てられないというのが、私の持論です。
星座占いにしても、たしかに天体の動きが人間の運勢と無関係ではないとは思う。
でも私たちの運命は、あまりに遠い星々にくらべ、
地上の煩雑なエネルギーにより左右される、と思うのです。

まあ、ようするに占いに対して立場が中途半端なんですな。
物理学者だった私の父なら占いなんか「くだらん」のひとことで済ませてしまうけど、
私の場合、そこまで徹底していません。
だからといって、一日の行動を”朝の星座占い”や”血液型選手権”で決めるほどでもない。

そこでついつい「山羊座の総合運」をクリック。
総合運 ☆
恋愛運 ☆☆☆
金運  ☆
仕事運 ☆
(星は全部で5つ)

なんだ、女房がいるのに恋愛運だけ良くっても仕方ないじゃないか。
なになに、1日のアドバイス・・・今日は一日運気の落ちる日です。
なじみのない場所、はじめて会う人には要注意・・・?

いやはや、ネットで見る無料の占いはホント大したことが書いてない。
あああ。またこんなことで時間をムダにしてしまったわい!
せっかく早起きしても、こんなことでなかなか仕事にとりかかれない毎日です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

昨日の午前中は健康診断。
血液検査に心電図、胃ガン、肺ガン、大腸ガンなどを済ませます。
最初にバリウムを飲んだ時は、飲む時も出す時もびっくり。
はじめに白い便が出た時は、しげしげと眺めたもので、
流れにくいのにも驚きましたが、何でも慣れてしまうものですわ。

写真はモティ・赤坂見附駅前店のランチセット。
タージが火事で店を閉めてから、赤坂見附界隈のインド料理はここくらいのものかな。
老舗の名店で、一時味が落ちたのですが、先日行った時はその時より格段に良くなっていました。
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仕事にならない一日(続き)

2009-10-09 07:37:09 | Weblog
昨日からの続き。
仕事にならない時は、思い切ってまったくやらないという考え方がありますが、
昨日は夕食を食べたあとに切り替えて、個展の作品を描きはじめました。
はじめたらけっこうノリ出して、珍しく夜型の仕事モードに切り替わってしまった。
遅くまで起きての仕事というは、最近では珍しいパターンです。

展覧会に出す作品というのは、売れないと当然ながら何の足しにもなりません。
芸術は本来そんなものだと言えばそれまでですが、
プロである以上は結果を出さないといけません。
でも、私が売るための絵を描いているかといえば、そんなことはなく、
どちらかと言えば「何を言いたいのか、よくわからない」とか「オレにも描けそう」
なんて意見を言われることもあります。
母からも「もっと売れるような(普通の)絵を描きなさい」と言われるしね。

でも芸術で一番大切なもののひとつはオリジナリティなので、
あまり誰でも描いてるような作品を作っても仕方ありません。
私の場合も、自分のスタイルで発表して長い。
普通の絵が描けないことはないけど、そういう作品は反対にあまり人気がありません。
特に今回は人の心に響く作品を目指したい。
でも売るのは二の次ではありません。
やっぱりキッチリ結果は出していきたい。

ところで今朝、出勤する家内から
「アジア会館の前でスコットランド人たちを目撃。
 うち2人はインディアン風ファッション」とメールあり。
間違いない、連中だ! 
彼らは昨日、日本のビールを堪能したのでしょうか。

写真は作品の一部に登場するパンダ運転手。
原画は小さいです。


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仕事にならない一日

2009-10-08 16:34:08 | Weblog
台風一過。
天気が良くなってきたので部屋の整理を済ませ、さて仕事にとろかかろうと思ったところ、
母から「これから行ってもいいかしら?」と、電話がかかってきました。
8月に扉を付け替えたのを、まだ母に見せてないので「いいよ」と返事。
時計を見ればちょうど昼時で、天気も良くなってきたし、
ううう、何だか今日は仕事にならない予感が・・・。

ほどなく母が、かの有名な麻布十番・浪花屋総本店のたい焼きを携えてやってきます。
行列必至の人気店ですが、聞けば台風で客がおらず、すぐに買えたんだとか。
家内もそうなんだけど、女の人って食事の前に平気で甘いものを食べるんだよね。
飯食う前に甘いもの食べたら、肝心のおかずが入らないじゃないかと思うんだけどな。

浪花屋総本店のたい焼きは上質のつぶあんが尾っぽまで入っていましたが、
私の好みからすると、やや皮がかた過ぎるかな。
買ってから30分、たい焼きはまだ温かかったので、出来立てでもけっこうかたいはず。
並んで買うほどでもないかもね。

たい焼きのあとに食事を済ませたら、ほどなく今週はじめての晴れ間が見えてきました。
せっかくなので、今週済ませてなかった買い物をしに赤坂見附方面へ出かけ、
セブンイレブンに届いた本を取りに行ったり、肉のハナマサで空芯菜やニラを買ったりと、
こまごました買い物を済ませます。
母のせいじゃないけど、こりゃあ思った通り”仕事にならないパターン”だな・・・。

3時をまわってマンションに戻ると、
駐輪場の前で、アジア会館に泊まっている、
デブの白人たちに囲まれ、「どこぞにビールの旨い店はないか?」と聞かれます。
日の高いうちからお前らな~、なんて思いましたが、
西洋人はそんな感覚を持ち合わせていないみたい。

聞けば、スコットランドからサッカー観戦に来た人たちで、
見るからにビールが好きでたまらないといったご様子。
私の顔をのぞき込み「ビール! ビール!」と幸せそうに叫んでいます。
よっぽどビールが飲みたいのね、キミたち。

これは同じ酒飲みとして、冷たくするわけにもいきません。
つまみは何でもかまわないみたいで、日本のビールが飲めればそれでいいみたい。
ええい、仕方ない。
のんべえ同士のよしみで、青山一丁目駅地下にある
ブラッスリー銀座ライオン・青山一丁目店まで連れていったところ、
一緒に飲まないかとしつこく誘われます。
普段ならフラフラついて行ってしまうところですが、仕事もあることで、ここは何とかお断り。

でもね~。
こんなブログ書いたりして、まだ仕事がまったく手がついてないんだよな~。
ああ、こんなことなら、連中についていってビール飲んでた方が楽しかったかな~。
昨日「なにくそっ!」と書きながら、全然なってない私ですねえ。

写真は、動物本の挿し絵イラストです。
昨日はいっぱい仕事が進んだんだけどな。
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なにくそっ!

2009-10-07 08:59:49 | Weblog
昨日は火曜会、柔道の稽古。
下手の横好きで経験だけは長いのが取り柄です。
昨日は20代前半、最近まで現役バリバリでやっていた人が3人参加して活気づききました。
まともにやってはケガをするので、
まあ適当に手心を加えてもらいながら乱取りまでこなしましたが、
やはり稽古のあとは気持ち良いものです。
若手が相手だとなおさらです。

たった今BSで、柔道の創設者・嘉納治五郎の番組をやっていましたが、
(先日、地上波で放送されたもの)
柔道には体を鍛える以外に、心を整える不思議な作用があります。
これはどの武道にもそなわっている力なのですが、
柔道は特にその精神面を大切にするのが素晴らしい。

また番組で面白かったのは、教育者だった嘉納先生が学生たちに説いた言葉、
「なにくそっ!」です。
嘉納先生の言葉には「精力善用、自他協栄」や
「術の小乗を経て、道の大乗に至る」など、さまざまありますが、
「なにくそっ!」はダイレクトでわかりやすくって、良いですね。
そう。最近の私には、この「なにくそっ!」の精神が欠けていた!

なにくそっ!
なにくそっ! 
なにくそっ! 

写真は稽古のあとの定宿、北品川のおもやで、
出港のセレモニー「スタンバイ」をする友人たち(私ではありませんよ!)
おもやの2階はいつも貸し切り状態なんで、こんなことができるんですね~。
火曜会の中心メンバーは水産大学(現・海洋大学)出身者で多数占められているのですが、
このセレモニーが今の学生の間ですたれてしまい、復活させようと盛り上げっています。
昔のマンガ「花の応援団」をおもわせるアナクロニズムの極致みたいな儀式ですが、
こういうものはなくさずに続けた方が良いですね~。
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五輪落選に思うこと

2009-10-05 11:22:06 | Weblog
五輪招致、知っての通りの結果でした。
私は「開催されたら、見に行ってもいいな」程度の思い入れだったせいか、
あの結果は比較的冷静に受け入れられました。
というか、「ああ、リオね」という程度。
ただね~、関係者の落胆の気持ちは痛いほどわかるんだよね~。

規模は比較にならないけど、
私の場合、著書や作品が売れなかった時は、同じようにズズンと落ち込みます。
相当の労力、時間、お金をかけて作り、ささやかな期待を込めて世に出した自分の作品。
ダメな時はイヤなものです。
でも本は出せば、出版社がリスク背負ってくれる。
だから初版分の印税や原稿料は入ってくるけど、
五輪のケースはお金が入らないどころか、借金になりますからね~。
(だから、あんまり感情移入すると辛くなるんで、
 そこそこ引いて見ていたという感じでしょうか)。

五輪ではないけど、同じ意味で政治家もタフでないとできない商売ですね。
それこそ、猿は木から落ちても猿だけど、議員さんが選挙に落ちたらただの人。
落ちたらゼロ、どころか借金になる恐ろしい世界です。
今日亡くなられた中川さんも、体のどこかが悪かったんだろうけど、
ストレスがすごかったんだろうね。
政治家のストレス、マイケル・ジャクソンのストレス、イチローのストレス。
一度くらい経験してみたいもんだけど、私なんかあっという間に死んでしまうかもしれません。

ところで、石原知事の敗戦の弁
「誰が見ても東京のプレゼンテーションが最高だった。
 目に見えない歴然とした政治的なものが絶対にある」と言ったの如何なものか。
当たり前じゃん、そんなこと。
アンタ、政治家のくせに何を言ってるんだよって感じかな。
IOC元会長のサマランチなんて、昔スペインはフランコ独裁時代に
スポーツ長官をやっていた人物ですからね。
目に見えない力学が跋扈してるのが当たり前の世界でしょう。
まあ、そんなこと石原知事がわからぬはずもなし。
よほど悔しかったんでしょうな。
お気持ちはよくわかりますが、それは言わぬが花だと思いました。

写真は中国は広州で見たハーゲンダッツの月餅。
残念ながらこれはサンプルで、実際は食べられませんでした。
日本でも発売してくれないかな。
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個展のテーマ~果物籠いっぱいの幸せ

2009-10-04 07:44:05 | Weblog
ブログには、自分の仕事や生活にあったことを世間に発信する役割がありますが、
それだけでなく、たとえば2009年のこの頃はいったい自分が何をしていたのか、
何を考えていたのか、自分のために記録として残しておく意味もあります。
今週はすべて海南島&広州レポートだったので、
普段の生活にあったことが書けませんでしたので、
今日はこの週にあったこと、考えたことを書いておきます。

今週はイラストや個展の制作だけでなく、人に会うことの多い週でした。
出版社さんの担当と会ってお土産を渡したり、企画の話をしたり、
画廊の担当者と食事をしたりと忙しい週でした。
(あ、これ自分のための記録ね。読者のみなさんにはあまり関係ありませんな)。

そんな中、画廊の人から案内状に入れる個展のタイトルを決めてくれと言われたのですが、
なぜか思いつきで「幸福」という言葉が、口から出てしまいました。
もっとも正直言って、今の私はそんな幸せでもありません(まあ、すごく不幸でもないけれど)。
世間の例にもれず不況で収入は大幅に減ったし、思うように売れてるわけでもないし、
折り返し地点をとっくに過ぎた自分の人生をかえりみて、後悔することもいっぱい、
なんて、これでもウジウジと色々考えることが多い日々です。
でも、その方がかえって幸福というものが表現できるような気がします。
それもあまり大仰な幸せではなく、ささやかというか、ケチな幸せというか、
そんなものを絵画の中で表現できればいいな、ということですね。

最近、私は仕事をしながらベートーベンの後期弦楽四重奏を聴いているのですが、
これが実に不思議な幸福感を持っているのです。
曲想は決して明るくないし、「第五交響曲」や「英雄」のような
明確にビルドアップされた音楽でもない。
若い頃のベートーベンと違って、音楽がゆらゆら、あちらに行ったりこちらに揺れたり、
たまに立ち止まったりと、曲がとっても複雑な動きをするのです。
岐路も見えない、未来も読めない。
過去を振り返って、本当にこれで良かったのかもわからない。
そんな人生の複雑さ、過去も先も読めない様子が、なぜか音楽からうかがえる。
なのに、そこには何かを超越した奇妙な幸福感に溢れているのです。

まあ私ごときがベートーベンでもありませんが、
そんな意味で、今回の展覧会のテーマは「果物籠いっぱいの幸せ」、
あるいは「フルーツバスケットいっぱいの幸せ」としました。
どちらも同じ意味ですが、そんな言葉にしようと思ってます。
ネタバレですが、これはピンク・フロイド初期のアルバム「神秘」の原題、
A Saucerful Of Secretsによるもの。
みなさまは果物籠とフルーツバスケット、どちらが良いと思いますか。

写真は昨日、お土産を渡す時に食べた実家での昼食。
家族で食べる食事は美味しいものですが、見ると青みが足りませんな。

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広州・利苑酒家

2009-10-03 07:57:09 | Weblog
先日、このブログにも投稿されていましたが、
私たちが海南島に行ってる間に台風16号が発生し、
フィリピンから中国南部、ベトナム、カンボジア、ラオスへと猛威をふるっていたそうです。
台風はしばしば大地震のトリガー(引き金)になるそうですが、
今回、サモアとスマトラ島沖で再び起きた大地震は、そんな気象の変化に関係あるのでしょうか。
気象と地震は意外に密接な関係にあるといいますが、
今回被災された方の無事と、亡くなられた方の冥福を心よりお祈りいたします。

台風の影響か、今回の旅では海南島より広州の方が天気が良く暑かったです。
日差しはほとんど熱帯でしたが、一日中外歩き。
広州は北京や上海に比べて、意外に古い建物が多く残されています。
まあ、古いといっても百年千年というケタではなく、
せいぜい20世紀初頭の西洋風建築というレベルなのですが、
この建物に今でも人が住み、商店を開いているというのが面白いところ。
こちらは後日に写真をアップしますが、
11月27日から開催する個展、発表する作品に今から生かせるかもしれません。
お楽しみに!

写真はANAのフライト・アテンダントが勧めていたというお店利苑で食べた料理の数々。
ここは広州料理の店ながら、名物は北京ダック。
それこそ北京の名店以上の味わいです。
ほかにも金華ハムやホタテ貝柱とアスパラガスの炒め物、青菜のピリ辛炒めなど、何を食べても旨い。
上品な広東料理のイメージそのままです。
さすがはフライト・アテンダントが勧める店にハズレは少ない。
あの人たちって、旨いものをよく知ってます。
写真一番下は店に飾られていた中国風の油彩画。
なかなかの味わいで、インテリアのワンポイントになっておりました。
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広州賓館~茶色く薄べったいお客さま

2009-10-02 08:57:02 | Weblog
広州の食事は言うことありませんでしたが、ひどかったのはホテルです。
泊まったところは広州賓館という三つ星ホテル。
ネットの写真で見るときれいに撮れてますが、予算を絞ったせいか、これで三つ星かと思うようなサービスでした。
(海珠公園という市の中心地近くにあるホテルで、ロケーションは良いのですが・・・)。
まあ、海南島でも外資系の四つ星でありながら、枕が臭かったり、
電話の受話器が口臭臭かったり(臨場感タップリ!)でしたから、推して知るべしなんですが。

薄汚れたバスルームは、チャバネくんが毎夜のごとく出没。
部屋の中に食べるものはないのに、それがバスルームに出没するというのは、
掃除が徹底されてない証拠です(ゴ○キブリは人間の垢が好物)。
ベッドメーキングはしてくれるものの(当然だが)、床の掃除をしないのか、
靴について振り落とした海南島の砂が、初日からチェックアウトの日までそのままになっている。
それをフロントに注意してもカエルの面に水で、「私に関係ないわよ」という顔です。
もしかして通じてないのかと、HISの中国人にあらためて通訳してもらったら、
今度はふてくされたような顔をして、スミマセンの一言もなし。
面子を潰されたと思ったのか、謝るってことは非を認めることになるので何も言わなかったのか、
中国におけるサービスの向上は、まだまだ遠い道のりという印象でした。
1泊1000円くらいのホテルだったら仕方ないけど、三つ星でこれではね~。

そういえば、知り合いの食品会社さんが、意欲のないひとりの現地従業員に注意をしたら、
「南京大虐殺! 南京大虐殺!」と叫びはじめたと聞きました。
南京大虐殺の有無については別の議論になりますが、
この強引で脈絡のないすりかえは呆れるを通りこして、お見事というほかはありません。

写真上4枚は陶陶居の看板と飲茶。
看板の揮毫は清代の書家・政治家だった、康有為(こう ゆうい、中国の読みはカン ヨウウェイ)によるもの。
写真下4枚はホテル近くにある評判のレストラン、鴻星海鮮酒家。
海南島もそうでしたが、広州のレストランは大きな水槽を置いてあるところが多く、
好きなサカナを調理してもらうことができます。
私たちはストーンクラブの一種であるカニを、タップリのニンニクで焼いてもらいました。
普段、カニには冷淡なんですが、勧められるままに注文。
いや、栗のようにホコホコして濃厚な味わいで堪能いたしました。
ホテル近くの店は良かったんだけどね~。

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広州・薬膳スープの食療居~陶陶居の月餅は如何?

2009-10-01 10:03:44 | Weblog
昨日も書いたけど、今回の旅で最大の収穫だったもののひとつが、
広州は長寿西路にある食療居の薬膳スープです。
薬膳と言うと、普通は文字通り薬くさくて不味いという印象があるけど、
ここのスープは薬膳の香りはするものの、たいへん美味しく仕上がっているのが特徴です。
一口、口に含むと「ああ、こりゃ体に良いもんだな」というのがピンとくる。
なんせ隣に併設されている漢方医院と経営が一緒なんだから、心強い話です。
レイシや朝鮮人参、冬虫夏草のような漢方の材料を使っている一方、
鶏肉や鴨肉、レバー、乾燥キノコ、貝柱といった食材を組み合わせているのが旨さの秘訣なんでしょう。

漢方の材料はいずれも日本で手に入れようとすると、けっこうなお値段がかかりますが、
ここの店のスープは1杯10元から20元(140~280円)くらいのもの。
広州に住んでいたら、毎日でも通ってしまいそうです。
(私たちは短い滞在期間に2回通いました)。
ただし、店主のオヤジさんを見る限り、さしもの漢方もハゲには効き目がない模様。
写真上は食堂正面とメニュー、漢方医院の正面です。

広州でもうひとつの楽しみが、この時期限定の月餅でした。
中国では旧暦の8月15日に、みんなで月餅を食べる習慣があります。
日本では中秋の名月、お団子をいただくのと同じですね。
月餅は4コ~6コ入りで80~120元(1120~1480円)くらいしますから、
こちらの物価としてはかなり割高です。
それでも人気店の前には月餅をもとめて黒山の人だかりです。
タクシーもつかまらないし、広州は景気が良いんですね。

月餅の餡は小豆や蓮の実、ココナッツ、松の実、クルミといった食材を、
アヒルの卵黄やラード、豚の背脂などで練ったもので出来ていて、
それを小麦粉と脂で練った生地にくるんで焼き上げます。
大きいものですと、1コがカツ丼1杯と同じくらいのカロリーになるそうですから、
ダイエットにとっては大敵です。
まったく中国という国は、薬膳というものがある一方、
こんな高カロリーのものをお菓子としていただくのですから、
ワケがわからんというか、フトコロが深いというか・・・。
それでも、甘党の方にとって月餅はたまらないお菓子に違いありません。

私たち夫婦が選んだのは、第十南路にある陶陶居で売っている月餅です。
甘党のお土産に何箱か購入。
パッケージも美しく、人にあげるのにも気持ちがワクワクします。
陶陶居は20数年前、赤坂の月世界ビルに支店がありましたが、ここはその本店。
赤坂支店はとっくに撤退しましたが、当時、映画館に行くと予告の前に陶陶居のコマーシャルがよく流れていたものです。
チャイナ服を着たアニメの女性が「トートーキョーのヤムチャは如何?」という、
妙に耳につくテーマ曲とともに、台車をガラガラ押して売り歩くCMでした。
(大阪には支店があるらしい?)
食べてみると、濃厚で絹のような餡がたまらない!
日本ではナッツやクルミなど、木の実がそのまま入ってることが多いのに、
広州のものは、どうやらなめらかな漉し餡が主流のようです。
写真下は中国国慶節60周年の飾り物と、陶陶居の月餅です。
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