小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

五輪落選に思うこと

2009-10-05 11:22:06 | Weblog
五輪招致、知っての通りの結果でした。
私は「開催されたら、見に行ってもいいな」程度の思い入れだったせいか、
あの結果は比較的冷静に受け入れられました。
というか、「ああ、リオね」という程度。
ただね~、関係者の落胆の気持ちは痛いほどわかるんだよね~。

規模は比較にならないけど、
私の場合、著書や作品が売れなかった時は、同じようにズズンと落ち込みます。
相当の労力、時間、お金をかけて作り、ささやかな期待を込めて世に出した自分の作品。
ダメな時はイヤなものです。
でも本は出せば、出版社がリスク背負ってくれる。
だから初版分の印税や原稿料は入ってくるけど、
五輪のケースはお金が入らないどころか、借金になりますからね~。
(だから、あんまり感情移入すると辛くなるんで、
 そこそこ引いて見ていたという感じでしょうか)。

五輪ではないけど、同じ意味で政治家もタフでないとできない商売ですね。
それこそ、猿は木から落ちても猿だけど、議員さんが選挙に落ちたらただの人。
落ちたらゼロ、どころか借金になる恐ろしい世界です。
今日亡くなられた中川さんも、体のどこかが悪かったんだろうけど、
ストレスがすごかったんだろうね。
政治家のストレス、マイケル・ジャクソンのストレス、イチローのストレス。
一度くらい経験してみたいもんだけど、私なんかあっという間に死んでしまうかもしれません。

ところで、石原知事の敗戦の弁
「誰が見ても東京のプレゼンテーションが最高だった。
 目に見えない歴然とした政治的なものが絶対にある」と言ったの如何なものか。
当たり前じゃん、そんなこと。
アンタ、政治家のくせに何を言ってるんだよって感じかな。
IOC元会長のサマランチなんて、昔スペインはフランコ独裁時代に
スポーツ長官をやっていた人物ですからね。
目に見えない力学が跋扈してるのが当たり前の世界でしょう。
まあ、そんなこと石原知事がわからぬはずもなし。
よほど悔しかったんでしょうな。
お気持ちはよくわかりますが、それは言わぬが花だと思いました。

写真は中国は広州で見たハーゲンダッツの月餅。
残念ながらこれはサンプルで、実際は食べられませんでした。
日本でも発売してくれないかな。
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