昨日はNHK「大相撲どすこい研」を初めて見ました。
テーマは「はたき込み」。
一般的には、やるとブーイングが出る技でしたが、力士の方は色々考えているんですね。目から鱗の話が満載で面白かったです。
かく言う私もはたき込みを見ると、ブーイングをする方です。
なぜかといえば、特に木戸銭払って見に行って、あっけなく決まってしまうと損した気分になるからですね。特に立合いから変化のはたき込みは、お客さんが一番喜ばない相撲に違いありません。
ただ、力士側から見た「はたき込み」の意見は、かなり違うものがあって面白かったかな。はたき込みの名手と言われた親方3人、元安美錦、若荒雄、豪風がさまざまに意見を言うのですが…安美錦、若荒雄は「はたき込みOK派」。豪風は「やると罪悪感がある派」。
特に元若荒雄は「なんで、はたき込みをやっちゃいけないんですか? 誰に理由を聞いても明確な答えが返ってきたことがない」という派。
歴代のはたき込み名人の中で意外だったのが、あの大横綱大鵬です。
でも、大鵬のはたき込みは違う技でした。
当然、立合いの変化をするわけではなく、相撲の流れの中で相手にスキができた時のするはたき込みですね。
たとえば柔道で同じ内股に見えても、運足のステップなどでまったく違う技になるのと同じことでしょうか。
それにしても元稀勢の里・荒磯親方の口のなめらかなこと!
こういう明るいキャラだったから、現役時代も人気があったのね。
白鵬が「立合いスローモーションになる」と、昔の巨人軍、川上哲治みたいなことを言っていて、「荒磯親方はどうでした?」と振られると「いや、僕はまったくそんなことはありませんでした」と正直な切り返し。
この人が親方になってよかったなあ♪
でも、あの髪型はなんとかならないか。 気になって仕方なかったですが、話の内容が面白かったので、何を言っていたのかはよくわかりました(笑)。