こちらは外国人の友だちに頼まれてデザインしたタトゥーの下絵ですが、本人の体調がイマイチなので、とりあえず断念したとのこと。
正直、ほっとしています。
私が行っている六本木のジムは、場所柄外国人の登録が6割にのぼるそうです。
見た感じ、外国人の割合は3割から4割くらいですが、実際のところ、見た目以上に登録者数が多いわけです。
こうなると、タトゥーの比率が多い外国人のこと、刺青があるからと入会を断っては商売になりません。
ただ、プールでは刺青のある部分は絆創膏を貼ったり、男性でも上半身を隠す水着を着用する。スタジオでも同様に刺青部分を露出させないなど、スタッフ側も刺青のある外国人客に、そのようなお願いをしているようです。
絆創膏を貼ったりと、露出をしない配慮をしている外国人には、まあ目をつぶるとしましょう。
しかし先日、ハリウッド映画のマフィアがしてそうなタトゥーを上半身いっぱいに彫り込んだ男性が2名、大声でロッカールームで話をしていました。
たぶん、他言語とはいえ大声でしゃべるくらいだから、人に聞かれて困るような話ではないのでしょう。
しかし筋骨隆々、180cm、100kgもありそうな刺青男が2人、なじみのない言語で大声でしゃべっている様は気持ちの良いものではありません。
これを差別というなら、それでも構わないですが、そのことはフロントに申し上げました(フロント側は、くれぐれも本人に直接言わず、こちらを通してくれとのこと。当たり前です、誰が直接言いますか(笑)。
刺青はいったん彫り込むと、消すのにもお金と手間がかかるものなので、彫ったもの仕方ありません。
ただ、わが国においては刺青を彫り込んだ人は、公共の場では、それなりに配慮してほしいということですね。
たとえばヤクザがモンモンを彫るというのは威嚇の役割があるわけで、日本で一般的に刺青が嫌われるというのも、反社会的な人間がするものという意味合いが含まれています。
刺青を受け入れる=偏見のないリベラルな私
みたいな図式は如何なものかねえ。
一方で、龍や般若のような刺青の図柄というのは、ちょっと描いてみたい気持ちもあるのですが(しませんけど)。
きらいなのに、人間って矛盾していますね。