小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

10年目の自閉っ子講座

2014-06-08 10:52:58 | Weblog
昨日は横浜大倉山の港北公会堂で、花風社主催の「10年目の自閉っ子講座」(正式名称は違ったかも)に参加いたしました。

予定より参加人数が多くなったようで、会場は予備のテーブルを出さないといけない盛況で、相変わらず和やかな客筋の良い雰囲気の中、会は進行しました。



思えば10年前、この赤い本が出たときは、ニキさんも藤家さんも奇妙な自閉っ子の別世界に住む宇宙人のようでした。

あれから10年、もちろん2人の持つ自閉症という機能障害がなくなったわけではありません。
しかし「発達障害者は発達する」という神田橋先生の言葉の通り、この10年で2人は見違えるような進化を遂げて、ささやかながら幸せな日々を送りつつあるのです。

その歴史と花風社の出版と歩みを、あ@花さん自らの口から語られた実に有意義な集まりでした。



ただ、発達して幸せになるのは良いことなのに、全部が全部、そういう人ばかりでないですが、それを喜ばない人たちもいます。

それは製薬会社がきちんと治る風邪薬や胃薬をあえて出さないようなものかもしれません。

患者がいなくなると薬屋さんも商売になりませんからね。
イタリアの諺「トマトが赤くなると、医者が青くなる」みたいなもんか。あ、もっともこの諺はトマトの効能を謳ったものですが。

そんな意味で、神田橋先生がなぜ1度や2度、診ただけで患者を治せるのか。
私も大切な友だちを治してもらった者のひとりとして申し上げますが、そんなややこしい話ではありません。

先生は診れば病根がわかるのです。
逆に言うと、統合失調症などで30年も治らない、ずっと薬を飲み続けている、などというのは診立てが正しくないのだと思います。

特に心の病というのは、そうですね。
病根がわかった患者は自分で自分を、どう良くするか考えます。

姿勢を直したり、踵の位置を治したりするといった、医療のうちに入らないことも、それは立派に本人にとっては治療になるのですね。



なんて、昨日の講座で聞いた話は全然UPしませんでしたけど、知りたい方は本を買うか、実際に花風社さんの講座にご出席くださいませ。

わたくしは客筋が良くて居心地は良いのに加え、みなさん、ダジャレに素直に笑ってくださるので、すっかり居着いてしまってます♪

あ、ダジャレを言うのはダレジャ・・・なんて、ウフッ♪
コメント
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