昨日はイタリアからのお客さまを築地に案内しました。
案内と言っても、私が築地に詳しいわけでも全然なく、7時に場内前に着いたところ、警備員から9時以降でないと入れないと言われました。
そんなことも知らずに、魚河岸案内とは片腹痛いですが、いつの間に入場が厳しいくなったのね。まあ、外国人観光客の多さは魚河岸で働く人にとってジャマでしかありません。
ターレットと呼ばれる運搬車でツーリストを蹴散らす魚河岸の人もいれば、愛想良く迎えてくれる人もいる。
個人的には意外と観光客を大事にしようという人も多かったようです。
ターレットと呼ばれる運搬車でツーリストを蹴散らす魚河岸の人もいれば、愛想良く迎えてくれる人もいる。
個人的には意外と観光客を大事にしようという人も多かったようです。
魚河岸は拙著「さかな通」を出した時に取材で行ったのが最後、およそ場内に入るのは10年ぶりくらいでしょうか。
その頃は9時以降でないと入れないということはなかったような・・・。
一時は問題視されていたツーリストのマナーも、あらかじめ注意されて入るようで、さほど悪いという風景は見当たりませんでした。
まあ、そもそもの観光客の数が多いので、いるだけでジャマって言えば、ジャマなんですが、完全に閉め出してしまっては(実際、一時閉め出したようですが)、魚河岸自体の活性化がいかなくなるのでしょう。
場内、場外もある中で、観光客の数が減れば、それだけ収益にも影響しますしね。
ともかくもイタリアのお客さまには満足してもらったようです。
ツーリストには遠慮しないで場内を走るターレットですが、珍しく止まってくれた人がいる。
すると後ろからゴマ塩頭のおじさんの声。
「なんだ、オメエ。女にゃ、ずいぶんやさしいじゃねえかよ」
映画「ブラックレイン」の中のように、外国映画を見た時に感じる日本語を感じましたが、これがホントのネイティブの日本語というやつですね。
言われた2人は上機嫌で、お土産いっぱい買ってくれた上、日本がさらに好きになってくれたようで何よりでした♪