38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

冬の葱の種を播く。

2007年03月22日 | 農と暮らしの日記
食卓に、久しぶりの天ぷら。
渚が見つけてきてくれた蕗のとう、うちの相変わらずの人参、うちのじゃない蓮根、うちの残り少ないサツマイモ。

朝から午前中はいつもどおりの出荷、収穫、また出荷。
野菜セットに入れるものがますます乏しくなり、今日は「割り干し大根」が入った。大根そのものもまだ大丈夫なものもあるのだけれど、まあ、もうぼちぼちおしまいである。



この数日か、先週くらいからだろうか。
毎日の作業の比重も季節の変わりめを迎えたことに気づく。冬のあいだ、とにかく「収穫、出荷」に追われる日々だったのが、このところ、それよりも温室内で育っている苗の管理とか、畑に播いた種や植えた苗の水やり、収穫が終わった畑の耕耘などに費やす時間が増え、それは単に時間が増えただけではなく、明らかに頭の中での優先順位が切り替わったように思える。



夕方、葱の種を播く。
今日は秋冬どりの太葱で、4月まで何度か播いて苗として育て、6~7月に植え替えるという段取り。去年は育苗の段階で草にかなり負けて(苗が負けたというより、僕が負けた感じ)、植え替えできたのは計画の何分の一かにとどまった。研修先の相原農場の葱がとてもおいしく、収穫してきたときのなんともいえない匂いを冬の楽しみにしていたのだが。

だから今日は、再起を期しての種播きなのである。
みなさん、5月ごろ覚えていたら、「葱の草とってるか~?」とひと声かけてください。「葱の草とらないと、野菜セット買わないぞ~」と脅してください。

あすは雨の前の貴重な一日。
雨のあとの種播きのために、さてどこまで準備ができるか。
コメント (4)
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